研究会案内・報告

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告

2016, 3/27(日)(poleによる散乱波の付加による音像の明確化)、2016, 4/24(上下方向の背面散乱波を水平方向にした効果1)2016, 5/22(上下方向の背面散乱波を水平方向にした効果2)、2016, 7/8 (SACD,ハイレゾの音質評価)を行った。

★散乱波の効果は、アンプに高品質のコンデンサーや、トランジスターを使ったときに得られる効果ほどもある。黒檀、紫檀などのしっかりした木材で良い結果がえられる。

★有名なオーケストラの交響曲演奏では、深々と響く低音の重心の低さの基礎の上に音楽が展開していることで感動する。他の多くの研究者も、ほとんど同意見で、「深々と実在感をもって響く、ホールの空気感があってこそ、胸に染む音も再現される。」であった。それは、「有名ホールの深々とした重厚な響き」というような評価があることからもわかる。そのためには、“低音の重心の低さ”が出ることが不可欠の要求がある。ところが、SACD, ハイレゾはその再現れが悪い。音の重心に低さが出ないので、従来CDとの比較評価で、-2(悪い)~ -3(非常い悪い)と評価された。 

一方、その響きが余りわからないか、重要と感じないリスナーは、その欠点をマイナスとしないので、信号解像度が上がった分良い評価をする。 

筆者は後者を知って愕然とした。それでは「ホ-ルの響きとかの銘ホールは意味がないではないか? 視覚的とか世間の評価を聴いて”よいホール”としているのだろうか? 音楽の聴き方について、更なる丁寧な議論が必要である。議論しても、個々は自分でそう感じているのだから、理解や、説得で聴き方が変わるのではないが、丁寧な議論を続ける。(文責:宮原)

 

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告 共催:芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ。日時;2016, 2/28(日), 14:00~16:30場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。参加者;9名。

新・電気音響の、“深く感動する音”の再現は、「時間変化、波面の精細な再生」によることが基礎である。最近の、更なる発見は、「スピーカー本体の放射音に加えて、従来避けるべきものとされてきた“散乱波”が 重要!である。

散乱波の効果の実験&ディスカッション;

1、Extra System M ver.1 (シングルコーンスピーカー)の周囲poleを立て、再生音の音像、音場の違いを、聴覚実験した。 参加者全員が、明確にその効果を確認した。

2、poleなしの時に、すでにできている歌手の音像の左右位置に、poleを置いた場合の新しい音像が左右同位置になるようにすると、音像が明確になる。

3、上記1,2、に関して、奥行き方向の音像については、散乱棒は音像を前に出し明確にする効果がある。あまり前に出すと、音場は不安定になり、NGである。

4、L,R スピーカーの外側に置くと、音場が広がる。

5、音の、”凄み、怖さ”に関しては、散乱棒はその再現性をやや損ねるようだ。

(散乱棒は、音楽性を向上させるものではなくステレオ的効果のように思える)

6、視覚的効果(スポットライト)は、あまり感じない人が多いようだ。

7、散乱波による音場の発見者の亀山直樹氏に、多くの説明をいただいた。

8、低音空気感付加装置の音場広がり効果は、散乱棒をはるかに超える。(7段階評価の、+2~3)。

9、AC100V電源極性があっていないと、散乱棒による音場の改善効果は、ほとんどわからなくなる。

ver I 2016 2 up

次回には、上記、4,5、6、について、スピーカーも変えて実験する予定である。

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)

担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

 

 

共催:芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ。日時;2016, 1/24(日), 14:00~16:30  参加者熟練者5名(7名の予定が風邪で減)場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

新・電気音響の、“深く感動する音”を求める研究は、深い感動が、「時間変化、波面の精細な再生」によることを発見した。

新発見は、「スピーカー本体の放射音に加えて、従来避けるべきものとされてきた“散乱波”が 実は重要!である。

評価実験;従来、スピーカーBOX の角を丸るのが良いされてきて、HMラボでは、苦労して丸め加工したのであるが、「実在感、スケール感が悪くなった」と感じる。

そこで、再度、切り取った角をBOX のもとにあった位置に取り付け、角丸めた場合との音の違いを、聴き方が違う人も含めて評価実験した。(下の4枚の説明写真参照)

結果;1、スケール感、実在感、が重要な演奏音の再生(鬼太鼓、hotel California:Eagles、カウントベーシーJAZZ、サンサーンスオルガン協奏曲:サンフランシスコフィル)では、

評価者(熟練者)全員、BOX角付き、のほうが、決定的な優位:7段階比較価の非常に良い(+3) となった。

2、一方、女性歌手がしっとり歌っている場合(アンマレー)は、逆にBOX角付きの再生音は 0~-1 の評価になる。これは、散乱波は自然な音場に輪郭付けして、音場を前に引き出すような効果があり、自然さを壊すからである。この音色変化は、声にハリが出るように聴こえ、これを良しと評価する人は、+2の評価をした。

検討;1、上の結果は、1970年頃までの名機と言われてきたスピーカーBOXの形状の音がケール感があったことの実証である。

以下に写真付きで示すが、スケール感の良さに関して、Tannoy製品で言えば、GRFオートグラフ、スーパーレッドモニター、アーデンがそうであり、これらはしっとりしたニュアンスの独唱には向かないことがわかる。スケール感に加え、ソロの再生音も考慮したのが、その後発売された、RHR、カンタベリー、と観察される。

 

2、名機RCA LC-1A をかなり深く実験研究したことがあったが、RCAが推薦していた、”角を取ったBOX”では、音の迫力が減ってしまったことを、今納得できた。下の写真の右側のオリジナルのほうが、オーケストラなどの再現に迫力がある。

3、開発後期の最近のスピーカーのような、スピーカーBOXの幅が小では、散乱波の効果はあまりなく、角を丸めてあることもあり、スケール感、実在感はの再現はなさそうである。B&W ノーチラス、スキャンダイナの丸っこいスピーカーはその例である。

結論;使用時に、演奏音によってBOXの角形状を変えるか、オーバーオールで、両者を妥協した形にするかは、音楽に対する設計者の美感覚に依存するだろう。

強調!TANNOYの初期のスピーカーのようなBOXでないと、散乱波の、スケール感、実在感の効果は、あまり得られなそうである。ちなみにExtra HI System M ver.IIIのBOXは、宮原が1966年秋葉原で購入したBOXである。(バッフル面と後面は改良、内部は鉄骨補強、2液ボンド流し込。)

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)

担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

 

2013年11月1日~2015年10月31日 の研究会全報告

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告共催:芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ。日時;2015, 12/20(日), 14:00~16:30 (今回に限り、第3日曜日!) 参加者:10名。場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。新・電気音響の、“深く感動する音”を求める研究は、深い感動が、「時間変化、波面の精細な再生」によることを発見した。更には、「スピーカー本体の放射音に加えて、従来避けるべきものとされてきた“散乱波”が重要!」の発見とその適切な応用」、にまで至った。

今回は、クリスマスソングの独唱(*)を中心に、客観評価として確認された「散乱波による音像、実在感の明確化」が、主観評価としても感動が深まるのかを、評価実験した。

結果;

1、山口百恵の”秋桜は、CDよりLPが、はるかに”こころ”を感じるので、LPを使った。散乱波が付いた場合の音が、7段階評価の(+2:”良い”、+3:”非常に良い”)であった。ただし、音場を重要視する人は、 ”+1”(やや良い)であった。

2、散乱波付きの音像は、顔の大きさが約20㎝φとできる。口蓋の動きもわかる。この音像を好む人は、最大評価(+3:”非常に良い”)をする。

3、”胸に染みいる”、などの表現が目的でない、いわゆる普通の歌い方、すなわち、「上手、きれいに」歌っている内容では、当然ながら評価できないことがわかり、プライアー、オズボーンは除去した。その代わりに、CD:”カンターテドミノ”より ”No.9: Oh holy   night” を加えた。

4、一方、キャスリンバトルのフォーレのレクイエムは、音場再生がを重要視されるようで、散乱波は、音場をやや壊すせいか、少数であるが、(-1:やや悪い、-2:悪い)と評した。

5、外部から供給される電源AC100V電源の”極性”が変わって、音像、音場再現が悪くなった場合は、本テーマのような評価実験はできないほどの、「鳴っているだけ」の評価に近い、劣化した音質となる。対応が必要と、痛感した。

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)

担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。 日時;2015, 11/22(日), 14:00~17:00 参加者:9名。場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。新・電気音響の具体を、デモ付きで分かりやすく、初心者にデモした。放送大学文京(茗荷谷)での、感性音響論受講者も友達を連れて参加され、実際に、飛びかかってくる音、リアルな実在感、胸に染む感動の音を聴いて確認した。PRになった。

お子さんも参加された。

楽器もやっている子は興味示すが、一方、興味ない子には無理である。お土産をあげて、悪い思い出が残らないように留意した。

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)

 

担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。 日時;2015, 10/25(日), 14:00~16:30 参加者:9名(小学生2名、9名に含まず)場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。発見;中央で歌っている歌手の音像のリアルな実在感について、BOXが鋭い稜を持ち、スピーカーから出た音を散乱させる方が、リアルな実在感のある音像が得られた。また、スピーカーのスケールの大きさを変える音の変化が得られた。今回は、スピーカーフレームからの音が、音にどう影響しているか実験する。フレームからの音の放射を遮ってみること。取り付けネジの振動の効果も実験してみた。

結果;

1、フレームからの音の放射を遮ってみると、おとなしい虚像の様な音像イメージになる。それはそれで美しいが、“胸に沁み込む”とか“ぞくっとする”感覚は、皆無となり、ながら仕事のバックで鳴っているには良いが、“つまらない”の評価が多い。

2、取り付けネジの振動によって 胸に沁み込む音、漂う空気感、そして、音場、スケール感が、著しく、変わることが分かった。取り付けボルトの頭の振動が役に立っている。

検討; 1,2、より、スピーカーフレームは強固で振動しないように設計製作されたはずだが、違う。この振動も含めて調整されている。また固定させているネジは縦方向に振動しているせいか音質への影響は非常に大きい。フレーム、および取り付けネジの振動は、単なる音質の変化のみでなく、音場再現への大きな影響がある。それどころではなく、音場スケール感というべき、スピーカーBOX のサイズが変ったものに聴こえる。 これはBOX量の散乱波の影響と同様にとらえられる。

この事実は、小型スピーカーでスケールの大きな音を出すのに応用できる。有効に使うべきである。

結論;フレーム、および取り付けネジの振動の音への影響は、軽微なものと考えられてきたようで、過去、適当にノウハウで対応されてきた。我々は、ノウハウではなく、胸に沁み込む音、漂う空気感の評価を入り口として、評価研究して、音への影響の大きさを発見した。この問題はあまりにも大きいので、この先、この難しい問題をどう叩いて行くか、熟慮、研究する。

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)

担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告

芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。 日時;2015, 10/25(日), 14:00~16:30  参加者:6名

場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

 

発見;中央で歌っている歌手の音像のリアルな実在感について、BOXが鋭い稜を持ち、スピーカーから出た音を散乱させる方が、リアルな実在感のある音像が得られた。また、スピーカーのスケールの大きさを変える音の変化が得られた。

今回は、スピーカーフレームからの音が、音にどう影響しているか実験する。フレームからの音の放射を遮ってみること。取り付けネジの振動の効果も実験してみた。

結果;

1、フレームからの音の放射を遮ってみると、おとなしい虚像の様な音像イメージになる。それはそれで美しいが、“胸に沁み込む”とか“ぞくっとする”感覚は、皆無となり、ながら仕事のバックで鳴っているには良いが、“つまらない”の評価が多い。

2、取り付けネジの振動によって 胸に沁み込む音、漂う空気感、そして、音場、スケール感が、著しく、変わることが分かった。取り付けボルトの頭の振動が役に立っている。

検討; 1,2、より、スピーカーフレームは強固で振動しないように設計製作されたはずだが、違う。この振動も含めて調整されている。また固定させているネジは縦方向に振動しているせいか音質への影響は非常に大きい。フレーム、および取り付けネジの振動は、単なる音質の変化のみでなく、音場再現への大きな影響がある。それどころではなく、音場スケール感というべき、スピーカーBOX のサイズが変ったものに聴こえる。 これはBOX量の散乱波の影響と同様にとらえられる。

この事実は、小型スピーカーでスケールの大きな音を出すのに応用できる。有効に使うべきである。

結論;フレーム、および取り付けネジの振動の音への影響は、軽微なものと考えられてきたようで、過去、適当にノウハウで対応されてきた。我々は、ノウハウではなく、胸に沁み込む音、漂う空気感の評価を入り口として、評価研究して、音への影響の大きさを発見した。この問題はあまりにも大きいので、この先、この難しい問題をどう叩いて行くか、熟慮、研究する。

 

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)

担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

 

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告

芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。 日時;2015, 9/27(日), 14:00~16:30  参加者:11名

場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

 

従来オーディオでは、スピーカーBOXは音が散乱しない様に、“球に近い形状が良し”とされ、鋭い稜はNGとされてきた。それは“周波数特性が平坦になるから”の要求である。

感性オーディオの立場で、聴覚上のテストをしたら、BOXが鋭い稜を持ち、スピーカーから出た音を散乱させる方が、リアルな実在感のある音像が得られると分かった。確認実験する;

実験;HMラボにある、Extra HI System M ver.III のスピーカーボックスの内側縦稜は鋭い。そのままの場合と、鋭い稜に隙間テープを貼って散乱を減じた場合との “音像の変化”を評価実験した。

結果; 鋭い稜のままの方が、

+2~+3(7段階比較評価の良い~非常に良い)が5名。

+1 やや良いが1名、

0 同じ が4名。

評価者によって評価が違う。なお、装置のAC100V電源極性が合ってない時はこの実験は、できないほど影響があった。

考察;

1、音像のみを評価したかったが、結果には総合評価的な評価が混ざっている。

2、それは、散乱がある方が、a:全体の音場がやや悪くなること、b:強調されたリアルな音像は前方に出る傾向があり、又c:細かい情報が減じるように聴こえるためである。

まとめ;

散乱波が多い場合は、リアル実在感が得られると言う、決定的利点があるので、“悪い”と言う評価ではなかったのはGOであるが、散乱がある場合のリアルな実在感の音像を得て、同時に散乱がない時の音像とうまく融合させることが求められる。

演奏会で、或いはステレオで音を聴く時に、目をつむって聴く人、また別の聴き方をする人は約半数いる。音像のクリアーさに関してはあまり興味がないようで、音場の姿を聴くようだ。しかし、半数以上の人が「これこそが新しいオーディオの目玉だ」と言う程の長所故、そう感じない人が“音が悪くなったと評価しない状況”を狙う。

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)

担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

 

2015、8月は休会。2年間で一回のみ。

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告

芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。 日時;2015, 7/26(日), 14:00~16:30  参加者:11名

場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

 

“感じる音”に関しての研究進展状況;

聴者の過去の学習等により得た知識に基づく“認識”が関係することが発見されている。「低音域の音の低さ」の認識がそれである。

もう一つの新発見のテーマ;「実在感のあるリアルな音像」が無ければ新しいオーディオはいらない」程の、音に関する大きなテーマを発見した。「実在感のあるリアルな音像」の、聴者による感じ方の違いを評価実験した。

実験と結果;

実験(1);スピーカーBOXの縦稜の鋭さを変えた時の“凄み”の音質の変化;図1

Extra HI System M ver. IV の矩形スピーカーBOXの音は、「スケール感を含め、床を這うような低音の低さ、凄み、場合に依っては、怖いような音」が出た。この調整が無い場合に比して、最も感じる人は、7段階比較評価の+3:非常に良いである。

実験(2);スピーカーBOXの縦稜の鋭さを変えた時の“凄み”の音質の変化;図2

BOX の稜に、断面が3mmx6mm、長さ 50cmの隙間テープを貼る前に出ている音は、「7段階比較評価の、“非常に良い:+3”である。最も感じる人は、明白、愕然とする違いと評した。

★実験(3)HMラボ研究で、いつもテストしてもらう人の評価(筆者も同)が上記であるが、演奏会で、或いはステレオで音を聴く時に、目をつむって聴く人は、なんと、良さについて、上記と逆の評価結果となった。

まとめ;

初心者、一般人は、効果を大きく評価するする、実験1、実験2、の結果に同じである。こういう評価をする人が、ほぼ80%位である。(更に評価実験する。)

あらためて“聴者が音を聴く”における経験、学習が関係する“認識”レベルの、高度な聴覚・知覚が関係することを、確認した。

なお、オーディオマニア、音楽現場技術者は、比較評価して差があまりない。その人達特有の美感覚ができているようである。

 

次回、上記現象を説明する理論「3次元拡散波モワレ認識」(仮説)の提唱者に出席してもらい、機器の精密セットをし、ポイントを絞って、再実験、確認する。

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)

担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

図1  Extra HI System M ver. IVの切り取った縦稜エッジ(L,R 共外側)を、再取り付け

 

図2

(縦稜に僅かなテープを張り、散乱波を減じた変化を評価する実験)

 

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告

芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。 日時;2015, 6/28(日), 14:00~16:30  参加者6名

場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

研究進展状況;再生音を聴者が聴いている空間で、自分がその空間のどこにいて聴いているかの“室内存在感”ができて安心するのは、暗騒音の波形(波面)が正しく再現され、それを聴取認識したせいと考察される。前回、小型装置Extra HI System M ver.1に波面も再源できるようにセットをしたサブウーファー追加で、それが可能となることを実験した。

暗騒音(散乱波)による“室内存在感”に関連し、 “本人がいる聴取室(リスニング室)内の干渉波の効果”の大発見があった。それは、「再生時のスピーカーBOXの稜で発生する散乱波の干渉波パターンの認識により、リアルな実在感ができる」とする、亀山直昭氏の仮説である。

結果;

仮説を出した亀山直昭氏に出席いただき、「新・電気音響では、2chステレオ再生時に、矩形スピーカーの稜で発生する散乱波の干渉パターンによって、実在感があり、はっとする、凄みのある、音像、音場が作られている」仮説を確かめた。→SP BOXの稜に僅かなテープを張り、散乱波を減じると、実在感:“歌手がそこにいる”はほとんどなくなってしまうことを確認した。(7段階評価で言えば:非常に悪い“-3”)。(添付写真)

 

新・電気音響は、従来オーディオ理論の再現の、きれいではあるが、虚像のような、ぼんやりした音像、音場とは全く別物のリアルな実在感のある音像音場を再現する。

考察;「球形スピーカーではこの実在感:“歌手がそこにいる”は全く再現できない。」ことを確かめてある。従来オーディオは「BOXで散乱波は出してはダメ、スピーカーBOXの角を丸めるのが良い」であり、最近ノーチラス社がそのような形状のスピーカーを発売している。

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)

担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

 

2015,5/26(日) 深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告   芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。 日時;2015, 5/26(日), 14:00~16:30  参加者:7名。 場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

研究進展状況; レコーデッドカセットテープは、新・電気音響が期待する緊張感、空気感等の深いものは?のようだ、一方個人録音のテープにはあるようなので探している。(継続)

今回のテーマ; 「従来オーディオの、小型スピーカーにサブウーファー追加」の音質は悪く、使われていない。他方、新・電気音響では、再現音の波面再現を必須条件にしている。そのためのサブウーファーを開発し、メイン装置との時間遅れ:前後距離、クロスオーバー周波数、信号レベル、を詳細に調整し波面再現を実現した。デモ、ディスカッションした。

1、        新・電気音響は最前提として、“低周波域の音の低さ”が最前提、重要であるが、その設定は、ウーファー前後位置、カットオフ周波数、信号レベル、が詳細にセットされなければ得られない事実(波面再現と考えられる)をデモ、納得した。

2、        約100Hz以下の音波の再現なら、サブウーファーは1ch(L+R)で良いのか、L,R各々必要なのか、評価実験した。

(1) いずれも特長があり、どちらもありうる。

(2) L,R各々の場合は、空間的広がり、スケール感が大きく良い。

(3) ピアノソロ、その他、“まとまり”が欲しい演奏音では、1ch(L+R)の方が良いことがある。(ホールの状況、録音の条件、リスニングロームの条件によると思われる。)

3、        新・電気音響に於いて、“襲ってくる音の再現”求められ、重要視されるが、その理論は近似平面波によると言う観察はかなりあった。研究を続ける。

★添付あり。

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

(添付) Extra HI System M ver.1に、サブウーファー追加の、望外の効果

新・電気音響論の、深い感動を得るための必要条件は、

1、「実在感、深々さ、ホログラフィックな音場感(低音域の音の低さ)」の再現が不可欠、

2、次に、“緊張感(胸に沁み込む、凄み)”と“(漂う)空気感”を要求する。

3、最後に、“のり”が、再現されるのが望ましい。

Ver.1は、それだけでも、これまで高い評価を得てきたが、不満がある。それは、上記2、3を満足しているように聴こえる;「秀才が必死に演奏しているとか、演奏に聴き耳を立てて聴いているとか、その音がどこにあるのか脳をフルに使って音を探っている」と言うような状態だった。

この不満は、「小型スピーカー故に音場感が再現されていないから」と考え、従来サブウーファーは、基本が違うので改造しても使えない故に、特殊なサブウーファーを探し改造した。新・電気音響に基本;波面の再現のセッティングをした;サブウーファーの音の本体装置の音との(遅れ時間、レベル、クロスオーバー周波数)を精細に調整した。

実験装置説明;中央のBOXサイドが傾斜のスピーカーのみ使用。L,R両サイドの筒型サブウーファーをミリ精度の設置で取り付けた。

結果;

「演奏会場の中に自分が居て、その場の空気(全ての音)が目の前にあるとか、全方位から音楽に包まれ満たされる感とか、体が音楽に浸かってそのまま音を聴いていればよい。」と評される状態になった。それは、『上記1、「実在感、深々さ、ホログラフィックな音場感(低音域の音の低さ)の再現が不可欠』が満足されたからと考えられる。

参加者コメント;「従来、サブウーファーは再現音の品位を下げ、使いものにならなかった。しかし、これは違う!大発見と言える、新しい芽になるかもしれない!」

Kさんのコメント;

『・サブフーファー有りの場合は、スタジオの中又は会場の中に自分が居てその場の空気(全ての音)が目の前にあるように聞こえた。聴くのに一生懸命になる必要が無い、全てが満たされているか?
・サブウーファーなしの場合は、素晴らしい楽器の音はしているのだがなぜか聞き耳を立てて聴いている自分が居る。 もう少し『何か』を聴きたい、もっと何かを欲しがっている自分、聴くのに一生懸命になっている。その『何か』を再生してくれたのがサブウーファーの効能、力かなと思う』

考察;サブウーファーの、あの僅かな信号(帯域:中低音以下):波面の場の情報が著しく効果的であることを知った。録音時の場の情報は、CDに記録されているようだ。「ver.1 :

10cmφスピーカーに、高度な音質的に、この20㎝φサブウーファーが合ったから」ともと言える。(より大型のサブウーファーは、高度な音質的に、合わなかったから)

(評価は、敬称略で失礼します;イニシャルで、K1、k2、A、Wさんです。) 以上。(宮原)

 

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告

芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。 日時;2015, 4/26(日), 14:00~16:30 参加者;7名

場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

テーマ; 前回の続きで、より突っ込んで、ベ二―グッドマンのSING SING SING演奏に感じるSwing Jazzのウキウキ感について、デモ、ディスカッションした。試聴はExtra HI System M ver.3を用いた。試聴の順序は以下である。

1、1938 1/16カーネギーホール名演奏Columbia盤 (original)

2、19381/16 カーネギーホール名演奏SONY盤(Originalを軟らかく聴きやすく処理)

3、1938カーネギーホール名演奏の1950に発見された別原盤から作った前回聴いた、CBS SONY LPと同じ内容のCD.(originalに高度の処理を加えたと書いてある)

4、Benny Goodman Special (映画:ベニ―グッドマン物語、の音が悪いのでBenny

Goodmanが命じて作り直したと言う、緑色盤(普及品)の借用高級盤(演奏者

も演奏も違う)からのプロ用の高品質CDR CDR-80SPMPTにコピー)

5、再度、上記1、を聴く。

最終結果; 身体がウキウキする気持ちを喚起してくれたのは結局、上記1、であった。録音したシェラック盤の、ノイズがあっても、力強く、あまくなく、しっかりと音楽のこころを伝えてくれた。ウキウキして体が動く。音楽と関係のないノイズは、聴いているうちに気にならなくなってくる。

前回、最高とした、4、のBenny Goodman Special盤でも、1、に比して演奏、音共にあまいと感じられた。

特にジーンクルーパ―のドラムが力強く、しっかりして素晴らしい。これを聴くと、Benny Goodman Special盤のスネアドラム演奏は、彼にはとてもかなわないと感じた。

1、SONY盤                    2、最もも良かったColumbia盤

4、Benny Goodman Special(普及品)3、1950に作り直したLPと同じ内容のCD

美空ひばりの代表的な、「みだれ髪」、「悲しい酒」、「愛燦々と」等の、CDとCassette ]比較試聴実験には、時間が不足で、至らなかった。

以上。

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

 

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告

芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。 日時;2015, 3/22(日), 14:00~16:30 参加者;8名。

場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

テーマ;

ベン―グッドマンの1938 New Yorkカーネギーホールの歴史的名演の録音だが、CBS盤と、「音を良くした」として、私には「演奏者に失礼ではないか?」と思うほど音を変えてしまったSONY盤がある。

研究会のために乞うて出席いただいた年ベテランのドラマーの方はじめ皆さんのコメントをうかがった。「ソニー盤は音が濁る。SONY盤の音質NG」の評であった。

分析的に聴く私には、ボクシングに例えるとColumbia盤はボデ―ブローで倒れるかもしれない丹田に来るしっかりした音だ。一方、ソニー盤の音は、胃の上位に音の重心を感じ、しかも緩いので倒れないだろう。

考察⇒SONY盤は、電子回路的にSlew Rate(信号の立ち上がり特性)を下げて、Columbia盤で聴こえる耳に痛いほど“パチン”ノイズの振幅を抑制しているようだ。この信号修正がこのノイズ発生時のみでなく、全体に行われているようで、一聴して軟らかい音で聴きやすい。一般―ディオ用に聴きやすくしているのであろうが、高度な聴き方をする聴者には、音楽の芯を壊してしまっているとさえ感じる。過去の経験から、この、盤の見かけが半分白と黒の盤は、どのCD盤でも音の傾向が同じである。以上。

SONY版  (予告にあるので省略)         Columbia盤(予告にあるので省略)

その後で、S氏に、お持ちいただいた1938カーネギーホール名演奏のCBS SONY LPは(オリジナルテープは同じようだ)、音質がよく素晴らしかったのでSING SING SING 全曲はこれを聴いた。後程、発見されたソフトから作り直したらしい。

 

 

←ウキウキする演奏だった

最後に、Benny Goodman special を聴いた。1938カーネギーホール名演奏盤と、演奏者、録音も違い、音質も良い。 身体がウキウキする気持ちを喚起してくれ、楽しかった。筆者が最高の音質と思っていた“Benny Goodman Best 20”は、身体がウキウキする気持ちを喚起してくれなかった。M氏も同様に感じた。

★考察;

1、Columbia 盤であっても、あまりにも音質が悪く、「ウキウキする「と言うような、音質が良い場合に言えると考えられる表現はない。(演奏が持っている深いモノの表現は記録されているように感じるが)。

2、一方、音質の良い、Benny Goodman specialとBenny Goodman Best 20は、曲名の順序が全く同じなのだ。音質上、ほとんど同じ時期の録音あり、オリジナルが同じでコピー技術が違うのか、録音が入れ替えてあるのかわからないが、聴いてみて、あきらかに両者とも音質は良いのだが、「ウキウキするかしないか」程の違いがある。JAZZでは重要な要因である。

3、この問題は、restoration の研究に入っている我々には重要である。次回、この問題を、もう一例を用いて、心理物理的にディスカッションする。それは、美空ひばりの代表的な、「みだれ髪」、「悲しい酒」、「愛燦々と」は、CDでは彼女らしさを感じるが、カセットでは彼女の良さが感じられなくなるようだからである。マイルスデビスの’Round Midnightの表現が、CDとカセットでは逆だったのと対照的だからである。

追記;

上記とは別に、S氏が持ってきてくれた、この同じカーネギーホール演奏の、後での発見録音(オリジナルは同じ録音テープと思われる)があり、この音質が良く、上記Columbia盤よりはるかに聴きやすく、音楽性も損なわれていないので、これを全曲聴いた。(その後同一レーベルのCDを発見し入手した。次回研究会で、上記考察との関連も兼ねて聴きます。)

以上。

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

 

 

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)予告

芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。 日時;2015, 3/22(日), 14:00~16:30 場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

新展開;研究方針を、”新・電気音響の究極:“高度な雰囲気の再現”(気配、熱気、引き締まった緊張感、ホール感)が感じられる方向” に変えた第8回。胸に沁み込む音には“突発的瞬時信号”、漂う空気感再現の実現には、風圧的空気変化(波面)再現が重要とわかった。更なる要因の発見

テーマ;

“マイクの前にあった音の忠実再現”について、広くディスカッションする。

ベン―グッドマンの1938 New Yorkカーネギーホールの歴史的名演の録音だが、CBS盤と、「音を良くした」として演奏者に失礼ではないか?と言うほど変えてしまったSONY盤である。

 

JAZZ演奏をしている人にも参加してもらい、両者を聴いて、フリーディスカッションする。“忠実”の定義を超えて、ディスカッションすることになろう。  以上。

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

 

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告

2015, 2/22(日), 14:00~16:30  参加者:6名

芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。

場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

新展開;研究方針を、前向きの”新・電気音響論の究極:“次元的高度な雰囲気の再現”(歌手の気配、熱気、引き締まった緊張感、ホール感)が感じられる方向” に変えた第7回。胸に沁み込む音、漂う空気感再現の実現に、波面再現、“瞬時信号”再現が重要とわかった。特に、“突発的瞬時信号”は、“次元的高度な雰囲気の再現”をもたらす。更なる要因の発見。“忠実”の定義。

テーマ;

1、波面再現、“突発的瞬時信号”の精密な再現が、“次元的高度な雰囲気の再現”をもたらす。その実現の同軸構造のスーパーツイター付スピーカーを開発。

2、漂う空気感再現のため、“音の低さ”が再現できるサブウーファーを開発。

その効果評価結果;皆さん同意故、参加者のメールで報告する;

上記、1、2について;『ver.1 SP は一皮むけて別物になった。音が詰まった感じがなく、場の空気感の再現がすばらしくなった。サブウーファーもこもった感じの音が気にするほどではなく、こんなにうまく常用スピーカーとつながったものは聴いたことがない。

製作者の返事;サブウーファーは、内部電源回路改造、ホーンの一部切り取り、ニス塗り、ボンドで振動止め、等の改造を施した。★★新・電気音響の基本である、波面を常用スピーカーとぴったり合わせると、材質の違いの影響はなくなり音のつながりは良い。ちなみに1mm精度の前後位置で波面を合わせた。参考;従来オーディオでは「部屋の適当な位置に置く」で良しとしているが、これは波面考慮がない、音の周波数特性として低域のパワーのみの追加で良しとしているからで、新・電気音響とは次元が違う。

まとめ;新・電気音響の特長の波面再生がスーパーツイター、サブウーファーの効果を絶大なものにした。次元的に改良されたと言ってよい。
その他;

1、      マルチビットDACの音の品位の良さを再確認した。迫力が少ないように感じるので、更に改善していく。

2、      カセットテープの「音楽の本質を失わない良さ」を再確認した。一方、カセットテープはslew rateが悪く、瞬時変化信号を再現できないので、胸に沁み込む音は再現できず、また超低周波の再現もできないので、漂う空気感も無理である。

カセットテープが、CD再生に比して良い点は音楽の本質を失わないことである。「これが何か」を知ることは同時にCDの欠点を知ることである。CDの、「音楽の本質を失わない良さ」の改善に向けて、方法を研究していく。周波数特性ではないことは明らかであるから、ハイレゾの方向ではない。

3、      Sさんが、[’Round Midnight] について調べてくれた。この曲の作曲者のセロニアス・モンクと、演奏者のマイルス・デビスは仲が悪かったそうだ。作曲者の意図どおりに演奏してないからかも知れない。我々のrestorationは、マイクの前の音の忠実な再現であるが、作曲者や演奏者の意図迄は踏み込んでいない。楽曲の“内容”に立ち入ることで、ディスカッションが深い。

→次回研究会で、その他のソフトも含め、“マイクの前にあった音の忠実再現”について、周辺状況も含めディスカッションする。「音を良くした」として演奏者に失礼ではないか?と言うほど変えてしまったソフトもある故。

以上。

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

 

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告

芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。 日時;2015, 1/25(日), 14:00~16:30     参加者:7名

場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

新展開;研究方針を前向きの、”新・電気音響論の究極:“次元的高度な雰囲気の再現”(歌手の気配、熱気、引き締まった緊張感、ホール感)が感じられる方向” に変えた第6回である。心理物理的実験研究を続けて、胸に沁み込む音、漂う空気感再現を保証された装置で、更なる“突発的瞬時信号”の精密な再現が、“次元的高度な雰囲気の再現”をもたらすようだとわかってきた。“瞬時情報を精密に再現”の効果を更に研究する。(回路的、機構的、スーパーツイーター追加などの効果)。マイクの前にあった音のrestoration研究は、関連するようなので平行して進める。

結果;

1、精密な波面再生の効果を“super tweeter追加”で、聴覚・知覚実験した。

新・電気音響が要求する、「波面を歪なく再現する;スピーカーの場合は、スーパーツイーターとフルレンジスピーカーとの相対的前後位置の微細な調整(遅れ時間をゼロにする)」の効果は絶大であった。胸に沁み込む音、漂う空気感、総合評価共に、

(同一バッフル面にツイーターを取り付けてあるパワー的に周波数特性がフラットのみで)遅れ時間合わせしてない従来オーディオに比して、7段階評価  (同じ:0, やや良い:+1, 2:良い, 非常に良い:+3)での結果は⇒ 7名中、研究テーマの音質が良く分からない人を除いた5名で、+2~+3であった。

特に総合評価は、「次元が違うほどの空間感が大きくなったと+3」の評であった。(一名のみ+2)。これは、特筆すべき新・電気音響の特長である。

この結果は、ハイレゾが瞬時情報を精密に再現しているとすれば、新・電気音響に使って、特長を発揮しそうである。(ハイレゾの欠点の、音の腰の弱さは改善されないだろうが)

2、アナログ録音のカセットテープの音をCDと比較試聴した。

マイルスデビスの‘Round about Midnight 聴いた。深夜の、暗い沈んだ、怖いような雰囲気については、CDでは音が明るく軽くなってしまってNGなのとは対照的に、なんと、周波数特性、S/Nでは、はるかに劣るカセットでは再現された。

演奏の、“深い味わい”は、CDより優れていた。アナログLPに通じるものある。一方、一般的な音として、安定、明瞭さが必要な時はCDの方が良いと言う評であった。

これはCDの開発目的通りで、当然であろう。

この結果は、新展開の第一の目的:高品位な表現に不可欠、重要なものの核心に迫る。すなわち、夜中の、暗い沈んだ、怖いような高度の雰囲気は、現在は、ノウハウとして、匠がやっと再現できる、再現が非常に困難なものである。CDとLPの比較で、周波数特性は関係ないようだと分かった。

今後、このような高度の雰囲気がどの特性に依存するのかの研究に重要なヒントを与えたと捉える。研究を続ける。

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

 

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告、 2014, 12/21(日)(今月のみ第3週の日曜日), 14:00~16:30  参加者:14名

芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。

場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402HMラボ 参加費;無料

新展開;研究方針の重心を、”新・電気音響論の究極:気配、熱気、引き締まった緊張感、が感じられる方向” に変えて第5回目。心理物理的実験研究で発見された“瞬時情報”を精密に再現のための(回路的、機構的、スーパーツイーター追加などの効果)実験研究をしてきた。特に、スーパー ツイータの追加は、「高域スペクトルが加わっただけ」の従来オーディオでは効果は限定的だが、新・電気音響では、劇的に「スケール、実在感が向上」、「ウキウキする音になった」評がある。

内容;

究極を求めるべく一桁精度を詰めたExtra HI System M ver.IIIで、クリスマス故、“第九”中心に、デモ、評価した。

準備;

1、小学生もいたので、「ベートーベン交響曲第9番が、他の人も含め交響曲の集大成であること、特に第4楽章は自分のみの救いを求めていたのに対して全人類の救い、歓喜のものであり“欧州の歌”と言われている」ことを説明した。

2、宮原はじめ多くの人が、ディジタルコピーして、いわゆる、「音が良くなった」と感じても、「音楽的に演奏のこころが薄くなった」と判断する、貴重な評価者:尚美大女学生Mがいる。彼女を中心に、第九の冒頭を聴いてどのCDで全曲を聴くか、判定した。

1、      バイロイト音楽祭の「第九」名演:同じオリジナルテープからコピーの、3枚のCD.(添付写真)

2、      カラヤン1962(添付写真:左下)、1982の演奏。

3、      その他、クリスマス系音楽。

結果;1、同じ演奏なのに、電気的コピー技術の差で、こころに伝わるものまで変わってしまう。いかに新・電気音響の研究が大切かを確認した。(写真左上Delta DCCA-0029で)

2、音楽性を中心に順次聴いて、勝ち残りの2枚は写真左側上下2枚となった。最終的に1962カラヤン(Deutshegrammophon POCG-5035)となった。

この盤は、カラヤンをフルトベングラ―が評価しなかった故に、カラヤンはベルリンフィルのフルトベングラ―色を排除したく、トスカニーニに近い演奏をした(参加者Sさんの説明)と聞き、納得した。カラヤンそのものの1982盤ディジタル録音(写真なし)は、音も薄く平板で悪評であった。(この盤が世界に出回っている)

3、小学生(2人)は、音の違いは全く分からなかった。

結果、考察;

1、“第九”1962カラヤン、ベルリンフィル全曲を鑑賞した。1982年の晩年の演奏のような、カラヤンが嫌いな人にも、熱気があるとか、好評であった。

2、しばらくおいでにならなかったMさんが、「スーパーツイーターなどの瞬時情報忠実再現等についての、改善前との改善が非常に大きい」と評価した。

そこから考えたが、“ハイレゾ”は、新・電気音響でこそ効果を発揮するのかもしれない

以上。

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

 

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告

芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。   日時;2014, 11/23(日), 14:00~16:30     参加者:6名

場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。http://www1.cts.ne.jp/~hmlabc

研究方針の重心を、”新・電気音響論の究極:歌手の気配、熱気、引き締まった緊張感、が感じられる方向” に変えた。第1回は発見続出!第2回はスーパーツイーターの効果でした。スーパーツイーター設定をいろいろ改善しましたので、第3回は、その効果を種々の名演名録音を聴いて確かめるリスニングします。楽しいでしょうから初めての方もどうぞ。

 

独, LP, ORFEO, Beethoven Nr.4: クライバー バイエルン

BMI ブラームス 交響曲1番 ミュンシュ パリ管

CBS-SONY 鳥の歌 カザルス、

Eagles Hotel California  等々。

★出席者は、ご連絡お願いします。→hmlabgm@gmail.com 宮原

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

深い感性のテクノロジ研究会(2014,10/26 )報告

新・電気音響におけるスーパーツイーターの効果は凄い!

深い感性を喚起するには、胸に沁み込む音、漂う空気感を感じることが重要であり、そのためには、物理要因としてtransient の再生、小澤征爾さんは言われる“子音の再生”が重要であると、追い詰めてきた。それでsuper tweeterの効果を評価実験した。

(10,000Hz 以上の、super tweeter に耳をつけても、私には何も聴こえない(若い人は音が出ていることが少しわかる程度)のに、super tweeterありなしで、音楽全体の姿まで大きく変わる。(7段階評価で言えば+3)すなわち、super tweeter追加の効果は、線型システムではない。その調整の精度の要求は、woofer, squawker に対する前後位置:0.1mm、ATTつまみは回転したかしないかわからないほどの精度を要求される。すなわち波面を調整していると考えられる)

1、      掌を合わせて、“一拍”を1秒間隔で40回繰り返す Shefield test CD No.4 “Claphand”を再生し、マイクでスピーカー出力の波形:”p-p値”の測定と、”耳にバチンと感じる耳の痛さ”の関係を調べた。

Parameter:tweeterの音圧level、wooferとの相対前後位置、supportの仕方.

予備実験;40回のclap hand録音は、掌の当たり方で、パチンの場合と、こもる場合、その中間とがある。毎回波形が異なる。Parameterを変えると、 tweeterから発する10,000Hz以上の音の、時刻の進み、遅れが変化するので、同じ“一拍”でも、パチンと聴ける場合と、こもる場合が変わるかもしれない。それを事前実験したところ、tweeter の前後位置、レベル調整を変えてみても、最適位置は同じだった。(“一拍”の無いところで、暗騒音が聴こえるが、暗騒音がこもらず“すかっと抜けて“聴こえる場合が最適だったので、上記懸念はなかった)

実験結果;明白に両者は比例した;耳が痛く聴ける時が、最もppレベルが大きかった。時間歪なしに、波面が再現(生成)された時が良いと言える。(耳で感じる客観的強さ(物理特性)とオッシロスコ-プで測った波高値の一致をみた決定的事実である。心理物理と言う高度なレベルでない。だからシンクロスコープがない時、耳で聴いてパチンと最も痛いポイントとして、最適調整ができる)

2、Beethoven Nr.4 バイエルン・クライバー評価を、player: CDR-HD1300改、緊張感の音質で、評価の良いMade in Japan 盤で行った。

FOSRTEX TA-500II(Pure MagnesiumとYAMAHA JA0506(硬質ジュラルミン箔)のどちらが優れているかを、7段階比較評価で、評価する。一方を他に比較して評価です。0:同じ、+1やや良い、+2:良い、+3:非常に良い。(マイナスは“悪い”です。) 絶対評価(100点満点で)

評価者|優れているtweeter|胸に沁み込む|漂う空気感|総合評価||    |   |

————————————————————————————————————————-
Y          |TA-500II                     |   +2      |    +1   |  +1    ||        |      |

*Fostexの方が音に厚み(あるいは奥行き)が感じられることで、先生のご指摘の「静かになる」「暗騒音の消失」をまったく意識させられませんでした。

————————————————————————————————————————-

W         |JA0506                      |   +0      |  +2     |   +1   ||        |      |

*T500AⅡのほうが奥行き感、抜けが良くてさらに遠方が見えるようでしたが緊張感が無い、過剰に静かになりすぎてライブのはずなのに観客がいなくなる。 (宮原:同じ)
————————————————————————————————————————-

N         |JA0506                       |   +1      |  +2     |   +1   ||        |      |

漂う空気感がYAMAHAに比べてFOSTEXの方が薄い(悪い)。またFOSTEXは減衰が早い(余韻が出にくい:悪い)

————————————————————————————————————————-

A          | JA0506                     |   +2      |  +1     |   +1  ||        |      |

*JA0506の方が、最初のひんやりした緊張感が出ている。TA-500IIは、それが全く無い。演奏が始まってからの差異は、もう少し聞かないとコメント出来ません。

————————————————————————————————————————

Y2        |xxxxxx                      |   xx      |  xx     |   xx   ||        |      |

————————————————————————————————————————

K           | JA0506                    |    +1     |  +2   |   xx   ||        |      |

もしかすると、「ジャックリーヌの涙」だとフォステクスの方が、評価が高くなるのではないかと思われました。

————————————————————————————————————————-

宮原のまとめ;

(評価者は測定器として、見ていますから、ご気分を損ねないようにお願いします。)

1、FOSTEX TA-500II は、Yさんを除いて評価が悪い。追加の実験を書きます;胸に沁み込む感が、明るくなってしまって、深く深刻な方向の表現に行かない。

そこで、ツイーターの、支持を工夫、上に油粘土など乗せるなど、制振すると、ぐっと、胸に沁み込むようになる。Wさん、Nさん、Aさんは、その欠点を見抜いていた。ですから、Kさんのジャックリーヌの—の推測は逆でした。

2、YAMAHA 0506も同様に制振したら、ぐっと深く、胸に沁み込むようになりました。こういう砲弾型のくりぬきツイーターでも振動しているんですね! 制振で双方良くなった後は、動でしょう次研究会で聴いて下さい。(他のツイーターも制振すると胸に沁み込み感が改善されます)

3、Yさんが指摘された、“音の厚み”に関しては、ダイナミック特性が良いからかと思われます。(宮原の独断と偏見の“Y測定器”の考察→岸洋子、美空ひばりの恋の歌とかこころの表現は、日本人的な、悲しみ、哀愁、切なさと言うより、それを客観的にみた、抒情 と見えます。べたべたしてないのです。すかっとして、Y先生の明解なご説明とお会いした時に感じる雰囲気と似て。だから、“胸に沁み込む”として、宮原が要求しているものとちょっと違う評価なのではないかと思います。これに関し、後日、y先生からのメールあり、『ご指摘のとおりで、私の音の聴き方の癖がよくわかりました。<沁み込む>という点より先に、自分の音の好みを優先したご返事をしたようです。』) Yさんは、別の見方をしてくれる大切な測定器です。

★工学的に言えば、波形歪として、波形モニターで見て、無視できるレベルの微分信号のような波形であり、周波数領域で測定しても、高次の僅かな高調波スペクトルとしか見えない。しかし、
★音楽として見れば、“胸に沁み込む”、“漂う空気感”が、7段階評価の“+3”(非常に良い、悪い)も違う、劇的な音質の違い(改善)である。

結論;この事実は、従来の工学の信号観察、測定法が、音楽としての良さについて無力であることを端的に示している。
よって、今は、客観官能評価の、“胸に沁み込む”、“漂う空気感”を、使って研究を進めるしかない。同時に、今の科学工学で言えば、小さな微分信号の形をした、無視できるレベルのカスのような信号を、人が感じる量に比例するような、“別の観測法”で、明確に見えるような方法を工夫しなければならない。 』

その他のコメント;

K2さんより; 西独盤は埃っぽく客席での場の再現に近いと感じました。最近の私の好みはmade in Japanです。ほとんどの録音(特にライブもの)は、指揮者上位置での録音でありそのように再現されるのが正解だと思います。実際、オーケストラ録音でも眼前の場の展開のほうが、指揮者や奏者の意図が良く解り、気持ちいいです。(宮原も同様に感じました。)

Wさんより; 今回のHD1300改は、made in Japan使用時において、間違いなくB/O CD-Xを超えました。機種別の評価ではCD-Xのほうがよりドイツ盤の良さが生きるように思いました。ただしCD-XはどちらのCDを使っても導入部のピッチカートが丸いのが気になった。(宮原も同様に感じました。)

追加情報;

(1)後日、Player: YAMAHA CDR-HD 1300, 1500 のHard Discを交換して実験しました。驚くべき音質の違いです! これまでのSeagate社製が、良くも悪くも“ディジタルの音”でしたが、IBM、 HITACHIのDisc Star は、真空管アンプのような、あったかい音です。W君が探してくれたweb評に、「IBMはギターの“とろみ”が出る」とありました。良く分かります。無理に欠点を探すと、Seagate の良さ:暗部まで聴こえる良さは、減。Western Digital製品は、新・電気音響の音として、もんやりして問題外でした(1新品チェッくのみで。2014,10/26に聴いてもらったの、プレーヤー改造してない時の音です。)

(2)新・電気音響展開のため、改造して譲渡しているHMラボ製のプレーヤーは、中国製小型DVDを大苦労改造して、壊れるのを心配しながら使ってもらっている。同じ苦労なら、サイズがでかいけど、YAMAHA CDR-HD 1300, 1500改造して、ハードコピーもできるし、CDR作りもできるので、これを主力にしようかと思っています。PR下さい。

以上。(2014,11/2 宮原)

 

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告

芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。   日時;2014, 10/26(日), 14:00~16:30     参加者:6名

場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

研究方針の重心を、”新・電気音響論の究極:歌手の気配、熱気、引き締まった緊張感、が感じられる方向” に変えた。第1回は、発見続出!でした。

その第2回;

super Tweeterの効果を実験した。

1、独, LP, ORFEO, Beethoven Nr.4: 指揮者クライバーCD JAPAN printで、再生音が緩まず、緊張感、深さ再現されるかを中心に評価; 10,000Hz以上の再生のスーパーツイータの発する音(ほとんど聴こえない)が、Woofer, Squawkerの発する音と一体となって、ぴったり合った時と合わない時で、官能評価:“胸に沁み込む感”が7段階評価の+3となる。

測定;自然音インパルス:クラップハンドを再生し、客観官能評価“耳が痛く感じる”と、波形高は比例する。–ところまでは測定できた。

考察;

1、波高値がぎりぎりで測れたこと、

2、ツイータの支持がフェルトを介するとNG、設置前後位置は0.1mmの精度、レベル調整がATTは回したか否かわからないくらいの調整必要。

は、

★工学的に言えば、波形歪として、カスのような、波形モニターで見て、無視できるレベルの微分信号のような波形であり、周波数領域で測定しても、高次の僅かな高調波スペクトルとしか見えない。しかし、

★音楽として見れば、“胸に沁み込む”、“漂う空気感”が7段階評価の“+3”(非常に良い、悪い)も違う、劇的な音質の違い(改善)である。

結論;この事実は、従来の工学の信号観察、測定法が、音楽としての良さについて無力であることを端的に示している。

よって、客観官能評価“胸に沁み込む”、“漂う空気感”を、使って研究を進めるしかない。同時に、今の科学工学で言えば、微分信号の形をした、無視できるレベルのカスのような信号を、人が感じる量に比例するような、“別の観測法”で、明確に見えるような方法を工夫しなければならない。

 

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

大改造の様子

 

2014, 9/28(日)の深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告

芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。   日時; 14:00~16:30     参加者:7名

場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

研究方針の重心を、世間へ展開型から、研究として前向きの、”新・電気音響論の究極:歌手の気配、熱気も感じるものが伝達できる方向” に変えた、第1回である。

独, LP, ORFEO, Beethoven Nr.4: 指揮者クライバーの—タクトが上がり、演奏者、聴衆が全員、そーっと息を吸い込んで、—タクトが静かに降りてきて、演奏者、聴衆が全員、息をそーっと吐き終わって—-緊張の極限に、ピアニッシモで演奏が始まる。

背中が、身体が、ぞくっと締まる緊張感;宮原が、40年前に経験した音場の再現を、LP,CDmade in Japan、CDmade in West Germanyで、比較して聴いた。

今回の実験では、そこまでの凄みは得られなかった。

1、Over all で、音質の順は、LP>CDmade in West Germany>CDmade in Japan

2、緊張感での、音質の順は、LP>CDmade in Japan>CDmade in West Germany

であった。

この、演奏は、私も納得しているが、音楽の友社の解説によれば、「緊張感、演奏が灼熱している」が、特徴でありが、新たな研究方向に対して、選んだのであるが、あまりそれを強く感じなかった。装置がその目的に優れていないかと思われた。

その改善のため、研究会後、宮原がこれまでに得ているノウハウで改良実験してみると、

3、再生に用いたExtra HI System M ver.III のスーパーツイーター(10000Hz~ 耳をつけても何も聴こえない) の交換、設置の改良により凄み、怖さが大きく改善される。

4、  再生のプレーヤーの、YAMAHA CDR-HD 1300(大改造)の、電源回路の改良により、

Over all の音の改善が発見された。

⇒上記の、3、4、を詰めれば、音の大改良と、音質の違いが出そうであり、同時に、いかなる要因、特性が、歌手の気配、熱気、凄み、怖さ、に大きく関係するかも分かると期待する。具体的には、“胸に沁み込む”ようにまず改造調整し、その上で“漂う空気感”を再現できるようにする。その結果の 1,2、共に優れているように改造した装置は包含的性能を持つ。

宮原

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

 

★ 以下は、研究方針を変更するにあたって、皆様のご意見をうかがい、決定したものです。少々長いですが、重要故、記録として残します。

新・電気音響展開 再考→ 新しい 聴覚知覚モデルを得て、前に進む

“新・電気音響”は、“深い感性のテクノロジー”の“音”編 です。

1、状況確認;“新・ 電気音響”は、「深い感動は体感を伴ってこそ得られる。そのためには、時間、特に瞬時時間変化を波面として身体が受け取った時にもたらされる感覚が重要で ある。」としています。従来オーディオの“周波数領域”の、音の強度のみによる音受信に比して、時間変化も含めた次元的に進歩したものですが、必ずしも理 解されず、「・多くあるオーディオの一つにすぎない、のに自分のオーディオばかりを良しとする、・体感が無い人に不快な気持を与える」の指摘がありまし た。

反省するに、新・電気音響の成果の一般への展開に目が行き過ぎて、しつこく感じられたかもしれない。また、新・電気音響研究の仲間から「もっと先の夢のある方向に行こう、停滞している」の指摘あります。

今度の研究の進め方は以下です。同時にそれに至ったディスカッション過程をご本人の了解を得て掲載します。

2、新発展方向;

確認;音 を体感で受け取って深い感動を得ている人は、「かもしれない」ではなくて、“明白な事実”と観察しています。→ “音の体感”は、IQが関係しない、直感的、原始的な世界で、人類に言葉が発生する前からあるもので、若い人がその感動を表わすのに、「言葉が見つからな い」、「“凄い”しかないんじゃないか」と言っている“本質の基礎”です。こころの奥の癒しを求めて、もっと深い方向へ、前向きに研究を進めましょう。

3、新「聴覚知覚モデル(仮説)」

反省は、新・ 電気音響の聴覚モデルが、「鼓膜に並んだ共振器出力と言う周波数領域での従来モデル」に“時間領域の聴覚”を含めた、次元を高めたモデルであることを明確 に書いてこなかったからです。それを明確にします。なお、分かろうとする気のない人に一所懸命の説明は逆効果の様なのでやめます。

★ 新「聴覚知覚モデル(仮説)」

-“瞬時時間”変化波面の(基底膜直接伝達+身体)と、それに続く連続波の鼓膜の解析的出力、の総和-

深 い感動に注目すると、鼓膜で感じる音の高さの高低を感じる以前に、殆どの評価者が、音が出た瞬間に耳で感じる、本能的な“ふっ”と感じる空気の動きのよう な感覚、加えて“身体で感じる感動”が、深い感動に強く関係することを明確に指摘します。すなわち、時間的に瞬時の、2種の体感があります。瞬時変化に続 く連続波への反応は従来理論での鼓膜-有毛細胞出力です。よって、

新「聴覚知覚モデル(仮説)」”は、経過時刻的に

1:「基底膜直撃の、空気の動き、音場の情報は、反射神経か、旧脳に送られて直感的に感じる」。

2:「皮膚直撃や身体の丹田に響いた“体感感覚”がある」。その後、

3:時間的に遅れて、鼓膜―有毛細胞で解析された、音の高さ情報が加わる、と考えています。

4、説明;

1、の感覚は、音が出て、音と認識する前の本能的感覚で、生まれつきのもの故、おおかれ少なかれ誰もが持ち、2、の感覚は音が出てから身体に響いて感じられる感覚で、学習性があるようで、体感経験がある人、ない人で違います。3、は、従来理論の中心で、鼓膜からの音の高さ解析情報です。

この3種の総合として脳が知覚するとしていますので“聴覚知覚”としました。

図 有毛細胞、基底膜(省略)

従 来聴覚モデルは、鼓膜にタッチしている有毛細胞と言う共振器の出力の総和と言う、いわば“音の解析的モデル”です。このモデルは共振器の強度出力ですか ら、位相はなく、また、“時間”がありません。“時間”がない従来聴覚モデルの知識が身についた人が、“音による深い感動”を理解できないでしょう。

新・電気音響論では、深い感動に対して“時間 ”考慮が不可欠であるとしており、従来の、「鼓膜で周波数の合成として聴くモデル」とは、全く異なるもの故、上記赤字のように、新「聴覚知覚モデル(仮説)」に、説明的副題をつけて

:新「聴覚知覚モデル(仮説)」

-“瞬時時間”変化波面の(基底膜直接伝達+身体)と、それに続く連続波の鼓膜の解析的出力、の総和- とします。

5、ディスカッション;

亀山直昭さん(オーディオマニア) ( )は宮原註. 以下同。

1、聴者が周囲の音場を感じているところに新たに音が発生するので、その音場の乱れとして潜在意識的に感じると主張している。私は原始的な感覚故、潜在意識と言う高次脳はまでは考慮せず、原始脳までのモデルとしたい。

鼓膜で感じた音や皮膚で感じた振動」に、頭(意識)が反応する前に、体(潜在意識が反応する。
その証拠として、新・電気音響的な良い音とは、音が出た瞬間に判別できる。頭で考えて判断する音ではない。それは、生存にかかわる情報だからだ。(意識できるより早く反応できないと、危険だったり、獲物を逃してしまう)
これが意識下に働きかける情報である以上、それを音として意識するのは難しいことを意味する。

(宮原註;亀山さんの この新しい観察は重要です。

★故 松本元先生も言われたように、「人は経験がないことは理解できない」のだから、体感をあまり感じない人に、説明しても理解は無理(Mさんも同意見)。誠意の説明は、しつこく感じられるかもしれないので、かえって危険である(Sさんも同意見)。

赤堀肇さんは、巷にいっぱいあるオーディオ機器は「嘘っぽい音」と評します。それは忠実ではなく、好みの音:パイプや箱を鳴らす重低音を得たり、ヒートシンクを振動させてメリハリの音を作っているからで、入力とは違う音を出しているからでしょう。

新・ 電気音響は、演奏のこころを忠実に伝達すべく、艱難辛苦、全形容詞を解析してたどり着いた、“胸に沁み込む”、“漂う空気感”、の客観的官能評価を得て、 それを実現する物理要因を発見し、従来のスカラーではなく、ベクトルで音像音場実現したのですから、「一次元上」と言ったのですが、「自分のみが正しくて 他をけなす」とは、説明の反省もしなければと思うと共に悲しい。無理な一般展開はやめようと思います。)

2、「発生学的に、魚類においてすでに有毛細胞が存在し、平衡感覚や音を感じているようです。水のわずかな圧力変化を感じる側線が、鼓膜の元との説もあるくらいです。魚たちの外敵に対する驚異的な反応の速さを見ても、生き物のこのての感覚は、意識のはるか以前の機能であることが想像できます。
以上のことからも、生存情報の中の重要な部分は、場の情報の割合が高いと考えます。
自分がどのような空間にいて、その中のどの位置にいるのか。
敵や得物の位置、またその状態を得るための情報。つまり、3次元の空間を感じとり、対象物の位置や動きや緊張状態を捕らえる。これを再現するには、正確な波面の状態を得ることが極めて重要であるからです。」

3、これらは大きくは同じ種類の分類を指していると思われます。
作用している脳の部位も大脳、小脳、脳幹等、違うのでしょう。
ここで面白いのは、その情報処理内容と反応時間に大きな違いがあることです。
仮に情報の元(センサーからの信号)が同じだとしても、それぞれの情報処理の内容と
処理時間がまったく違うということです。聴覚、視覚ともほぼ同じです。

潜在意識                顕在意識

生命維持のための最低限の情報処理    思考を伴う高度な情報処理
音(画像)としての認識無し       音(画像)として認識有
場の認識 気配の認識          音(画像)の意味 言葉
瞬時処理判断              処理時間 少し時間がかかる
記憶時間瞬時(どんどん上書き処理)   記憶時間少し長い
体の反応 強制的            体の反応 コントロール可能

ここで、顕在意識上で音が認識されたときには、すでに潜在意識において気配が認識されているため、音が出る前に何かを感じていてもおかしくないことになります。
実際生活している中で、外界からの情報を認識する前に体がそれを感じていたり、体が動いていたりすることはたくさんあります。特にスポーツやゲームにおいては、顕著です。
試合のときに、雑念を排除して、自分の潜在意識を信じてそれに従うのが良いのは、そのためでしょう。
潜在意識の情報処理と体への出力がすごく速いので、顕在意識から見ると、まるで ”体は知っている。” 様に見えるのです。

(以上の考察は、宮原はこれまでの多くの実験から、理解しており同意です。)

 

松林さん(某オーディオメーカーにおられた);

長年、商業ベ-スのスピ-カ-システム(一応家庭用HI-FI)を設計してきましたが
日本のスピ-カ-システムが特殊なものを除き、未だに評価されない事には
いろいろ原因があります。システムを構成している各ユニットの構成材料、
BOXの材質、接着剤、等あります。細かくなるのでこの分野は触れませんが、
1、再生音にたいする基本的な考えはまず低域を充実(重低音も含む)させる事
であり、しかも宮原 先生が言われている音階が明確に降りてゆくことが第一と
何時も心しています。この部分は設計の基本としてきました。

低域がしっかりすると高域の音が綺麗になることも経験しています。
2、再生音がある程度出来上がると今度は、ステレオ再生の時の音像になります。
評価の基本は例えばボ-カリストの立っている周囲の空気感になります。
目をつぶって聴いたとき歌手の体の揺れや動きがどう再現されているかになります。

概略以上のような内容で音質を積み上げてゆきます。
→ これらは全て体感であって物理特性が良いから、この音は出るはずだということでは
評価できません。自分自身の身体が評価するわけです。

宮原 先生が言われているように身体で受け止められないと理解できない部分になると思います。この辺のことが理解だけでなく、実感として捉えられない人には先生がいくら丁寧に説明しても混乱するだけと思います。
雑な解釈で申し訳ありません。いざ自分の思っている事を全て言語で表現しょうと
思っても10%も無理です。

赤堀肇さん(ディジタル歪の研究中:某私大 社会人ドクターコース);

出したい音に変な目標が無い人(変にマニアでは無い)の方が、良い音を見抜けるのではないかと思いました。 従来オーディオの音は嘘くさい音がします。輪郭がくっきりしすぎている音像、重々しい低音など。

河東杉雄さん;

理解できない人に理解させるのは何とかできそうですが、理解しようとしない人に理解させることは殆ど不可能かと思います。

世の中にはライブ録音のしわぶきなど消し去って純粋音楽だけにしたほうが「良いCD(音)」とお考えのようですが、折角の場の雰囲気が無くなって
しまうように思います。しかし、それをお望みの方も多いことが問題です。
「本当の鑑賞はなんなの?」と聞いても、「この差を理解してくれ」と言っても、ただただ(“間違った高忠実:ハイファイ”(秋葉原の信頼されている海神無 線のKさんに聞くと、「“ハイファイ”は、「再生帯域が広く鮮明な音」だが「情緒に訴えかける何かが足りない」と言われているようです。」)を求める方々 には無理かと思われ、逆に他の色付けオーディオ論の一派とみてしまうのではないでしょうか。
結局、聴く前に「数値データ」が必要な方々には「明白な事実」であっても理解が難
しいのでしょうね →色々な違いを「明白な事実」あるいは「誰でもわかる事実」として積み上げ、発表してゆくということかと思われますがいかがでしょうか。

(河東さんはじめその違いを分かる人は、“明白な事実”と言ってくれますが、それが凄いことと分からない人は、納得しないのです;宮原)

6、これから前向きに何を研究するか? ⇒演奏者の吐息、熱気、ティンパニのネジを調整している空気の動き(雰囲気)分かるような、リアルな音場の再現を。

基本となる理論は新「聴覚知覚モデル(仮説)」 -“時間,特に瞬時時間変化”の考慮- です。(原点に戻っての、苦労と楽しみの始まりです)

例で説明:1、独, LP, ORFEO, Beethoven Nr.4: 指揮者クライバーが歩いてステージに入って来ると、ざわざわしていた観客が静かになり、ピーンと張り詰めてきて—タクトが上がり、演奏者、聴衆が全 員、そーっと息を吸い込んで、—タクトが静かに降りてきて、演奏者、聴衆が全員、息をそーっと吐き終わって—-緊張の極限に、ピアニッシモで演奏 が始まる。背中が、身体が、ぞくっと締まる緊張感;宮原が、40年前にWestern Red Monitor Speaker –の場の再現です。

すなわち、胸に沁み込む音、漂う空気感は最低限、そして実在感に加えて、上記の緊張感等の再現を求めます。

CDでは上記緊張感は激減。また別演奏会時の映像つきLDでは、論外の音質です。LDでは、クラーバー氏の表情態度で、分かります。それは、松林さんもご指摘の、究極の再現性:「気配、目をつむっても、周囲の空間が見える音場を再現する。」と同じです。

手掛かり;

1、上記1、のLPを探して聴く⇒ CDと比較して物理要因、特性発見のディスカッション。

2、HMラボ工房で録音すると、ヘッドホンでモニター聴いていて、大井町駅のビルのあたりの空間まで聴こえるこのマイクあります。 (研究会で既録音を披露します。)
3、今、つかんでいるのは、位相特性の理想的な“ハイQ”が、不可欠か。

4、これまでの研究の継続で、外挿的に、再生装置としての、Extra HI System M装置は、石の上に真鍮材の点支持、NEGLEX2804スピーカーコード、3C2WS-MOGAMI2515信号コード、単なるアンプケースの除去な ど、外見からだけでも、従来装置と全く異なる作り方をとってきたのは、まさにそのためですが、まだ“ぞくっとする気配”に、充分な性能がないように思って います。基礎から、ハイQで、細かいニュアンスを再現、生成をさらに詰めて行きます。

★殆ど見直しの、ただ事ではない、困難を伴う研究開発と思いますが、最後に“ぞくっとする気配”を得たいと思います!精細な波面の再現、生成(restoration)です。ご協力くださいますようお願いします。

(a) DAC TDA1540 を超える 細やかなニュアンスを再現できるDAC ICを探し、DAC作る。(赤堀君D論文研究とのリンク)

(b) “ハイファイ的で情緒の無い音”のdigital 電源の改良。(ディジタル電源は、電力、重量共に桁違いに優れているが、その音質は、現状では、“そっけない”とか、情緒感が著しく足りない。伝送系で、 DAC入力以前の完全なディジタル信号のトランスポータの電源として使ってでさえ、“ハイファイ的で情緒の無い音”である。その問題を解決する。

具体的に、HMラボにある YAMAHACDR1300HD改を更に改善する。(B/O CDR改の再生音と比較、考察することから始める。)

(c) AC100V電源極性が変電所側に依存する問題を解決する。

以上。

「参考1」、Nさんより

私が工房で初めて聞いたとき、耳に聞こえる音楽が流れる直前に「何やら肌に感じたものがあった」と思いました。これが「漂う空気感」かなと勝手に思いましたが-(仮説1,2です!宮原)

1.多くあるオーディオの一つに過ぎない ではないか

2.自分のオーディオばかりを良しとして、他をけなす

3.体感の無い人に不快な気持ちを与える

について、

従来パラダイムで開発に携わって来た人には、1.2.の様な気分になるでしょうね。それまでやって来た自分の全てが否定されたと。

また、聞いたが「自分が親しんできた従来オーディオとの違いが良く分からない人(体感の無い人)」には、色々と説明されてもやはり理解できないので、「自分の感性の低さをバカにされている様な気分」になり、「不快な気持ちを与える」と言うことなのではないか?

従 来のオーディオで十分に満足できている人から、不満を感じている人まで様々おり、中には、臨場感を希望せず、弦をはじく際に出る「チリ」と言うような様々 な音を「雑音」としてとらえ、わざとこうした音等を「除去」して通常の「綺麗な音」に直してしまう人もいるかも知れない。「身体に染み込む音」とか「漂う 空気感」よりも従来型の「音の綺麗さ」と優先する人もいるかも知れない。

従来オーディオに”飽き足らない”と言 う人達が「いいね!」と言ってくれるかどうかが勝負でしょう。自然人に近い人(小さな子供等)は「漂う空気感」等を「素直に体で感じる」でしょう。命に関 わる音(殺気、かすかな地響、気配)は「思考する以前」にとっさに感じ取る必要があります。

皆さんのやりとりを見ていると、

脳 科学者達が禅について論じている「下層脳」と「上層脳」の区別に近い話をしているような気もしました。「下層脳」は「動物脳」とも言う様で、知識ではなく 「自然と身体が一体」となった感性に近いもので、「上層脳」は頭で考えるもので、知識や鼓膜で音を聞くようなものでしょう。(浅い理解に過ぎないかも知れ ないが)

仏教の「無」の感覚は「下層脳」で体感するものの様です。頭の良い人は「仏教哲学」や「倫理・思想」等から、どうしても「理屈・理 論・頭・思考」が先行してしまう人の様です。頭が先行する人は「真の」悟り・涅槃には到達できないそうです。「下層脳」を鍛えるには「無心状態になる」こ とが必要で、ただただ「無無無無・・・」と念じながら長い「座禅修行」が必要とのこと。そうしている内に「突然覚醒する」様です。

とても私 には「下層脳」を鍛えることは出来そうにない。長い時間を要する実践が伴うのが障害です。長い座禅で「下層脳」を鍛え「悟りを開いた人の脳」は、そうでな い人の脳と物理的(厚さ・硬さ)にも違うそうです。私の子供の頃からの「煩悩を離れる」気分は「悟り」とは似て非なるものと察しました。仙人みたいで風変 わりな単なる私の「性格」でしかない。

「参考2」、

人生経験のあるご婦人に聴いていただいた時、「何、この音!一瞬で頭の中がまっ白。体か温かくなる」とおっしゃいました。また「音が五臓六腑に響く」とおっしゃった方もおられました。(仮説1,2です!宮原)

「参考3」、

新・電気音響の 書名変える; (案)

“ぞくっ”、“気配”は 瞬時時間変化だ

-胸に沁み込む音、漂う空気感 の新・電気音響論-

(深い感性のテクノロジー、音編  楽音は子音が大切)

宮原 誠 (響 に 學)

—目次–

1、はしがき

2、新・電気音響は、演奏が伝えたいものを聴者のこころに伝える

2-1 研究対象:“主観、客観一体の、こころに感じる聴き方”の哲学的考察

2-2 新「聴覚知覚モデル(仮説)」 – “時間”経過の考慮、基底膜直接へと身体へそして鼓膜への受信の総和-

2-3 体感型、の音楽の受け取り(聴き)方 -新・電気音響の本質-

2-4 従来ステレオは波面を殺して聴く音

2-5 かなりの人は、従来ステレオの音では満足できないで、体感音を求めている

(目次、以下省略)

 


2014, 8/24(日), 14:00~16:30 の、深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)予告のみ 休会か?

芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。   日時;参加費;無料      場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。下記URLにあり。

「胸に沁み込む音、漂う空気感が再現されることは、新・電気響音響の必須条件」で、理論、必要要因、特性、そしてハードウエア特性が分かり、装置作成まで、ほぼ完成段階になりました。必須条件は満足していますが、更に良い音:“演奏の深いものを伝達する”を求めて研究開発してみて、種々の装置ができました。

演奏が伝えたいあついものは、どの装置が最も伝わるか?

銘ソフトを聴いて、どの装置が最も良いか評価して下さい。(この結果は“Restoration”研究の入り口でもあります)

説明;このレベルの高音質(*)になると、例えば、アナログ電源、ディジタル電源、整流電解コンデンサーの種類、構造、支持、制振等々によって、著しく変わります。お持ちの聴きたいCDありましたら持参下さい。→具体説明例:キムチの味に譬えて、よく発酵した芳醇な音と、あまり発酵していないがシャキッとした音、の違いなど、あります。

脚注(*) こう言うハイレベルの音は、従来オーディオでは、全く対応できなく、好みの問題として片づけています。 “シャーシーやプリント板にただしっかり取り付ける”では、この音は得られません。 更には、“高音質”をうたって、発売されている、コンデンサーはどういう意味で、高音質なのか分かりません。一般的に“メリハリ”とか“ドスン”とか安っぽい音の様です。耳の良い人達は「多くの場合、余計な細工をしない普通の電解コンデンサーの方が自然な音がする」と言います。

新・電気音響は、良い音の定義ができています。良い音の定義のレベルを上げて、それをスペックと結び付けるべく、理論も含めディスカッションします。

★出席者は、ご連絡お願いします。→hmlabgm@gmail.com 宮原

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

 

2014, 7/27(日) 深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告

参加者;6名

CDの音質について、「音が浮ついて感動しないCD盤をハードディスクにコピーすることによって、“音が浮ついて感動しない”欠点が改善される」について、その効果があまりにも大きい、最新の発見をしたので、それについて、デモ、ディスカッションした。
1、“ツァラストラウスはかく語りき”のWest Germany, カラヤンCD盤の再生音の重心であるが、誰もが不満に感じる腰高さが、ハードディスクにコピーした場合、著しく(比較評価+3)改善された。
この曲、演奏が表現したいものが、音の重心の低さ、凄みが主であるので、総合評価で(比較評価:+2~+3)改善された。
HMラボにある“ツァラストラウスはかく語りき”ソフトでは、ハードディスクにコピーしてある、ズービンメータ盤が、最も、音の重心の低さ、凄み表現が素晴らしく、その曲、演奏はそれが総合評価故、最も良かった。
★何が原因か、突っ込んでディスカッションしたが、技術的にあまりにも考慮すべきことが多く、結論らしきいものは得られなかった。しかし、ハードウエア装置を作る時、どうすれば、音の重心の低さ、凄みが改善されるかの明白なノウハウ事実はつかんでいるので、それを基に研究を進める。(理由はいずれわかるが今は説明できない)
2、Extra HI System M ver.III での和太鼓の響きは、アンプの整流電解コンデンサーの支持:(筐体振動効果と同様の理由と考えられる)によって、著しく完全された。
デモし、全員が大きな評価(+2)した。なお、このCDは、録音時に足りなかった20HZ, 25Hzを、編集時につけ加えた事実を知り、スペクトルもそうであることを確認した。筆者も、耳は良いつもりだが、「素晴らしい」の評価のみしていた。
この事実が分かる前から「音が不自然なところがある」と感じていた耳の良い人が参加者にいた。 この件は、restoration ができることについて積極的な例と思う。
3、良質なPhonp Ampを作ったので、これとExtra HI System M ver.IIIで、ブラザースフォアのLPを、全員で聴き入った。「この細やかなニュアンスの高度感性情報を、CDからrestoration できるのか」、問題は難しそうだと感じた。諦めないが。
宮原
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

飛び入り追加:深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告
HMラボ。 日時;2014, 7/18(金), 11:00~13:30  参加者;
場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

NHLab(代表:中島平太郎氏)のメンバー(とりまとめ役)の高田様が、卵型のスピーカーを、製作者の茶谷様と共にHMラボに持参して下さり、HMラボの、新・電気音響の性能のプレーヤー、アンプで、試聴した。(脚註)

結果;
1、 スピーカー設置位置を、背面からの距離を2m以上取り、卵型スピーカーを設置した時、スピーカーの後方に展開した“2mもの奥行きのある音場”が素晴らしかった。中島氏が主張するBOXの角が無いスピーカーボックスの形状の利点であろう。 この利点は、記憶しておくべきである。
2、 再現された音像であるが、中央の歌手の口の位置が、スピーかーを回転させてもほとんど変わらなかった。これは従来矩形形状のスピーカーの音像再現とは全く違う。
サロンの、環境音のような使い方に向いていると観察した。未発表であるが、第2号機は、スピーカユニットが3個ついていると聞いており、球面波近似と考えられるので、部屋の中央の天井の位置に(ダンスホールのミラーボールのように)セットしたら良いかと推測される。(1個で)

3、 新・電気音響(脚注)とは違う思想のスピーカー故、新・電気音響の目的として評価するものではない。
敢えて、新・電気音響が必須とする、胸に沁み込む音、漂う空気感が再現されるかを聴いてみると、それは感じられなかった。それは、能率が非常に低く(-80db位か)、新・電気音響の音実現するために要求される、物理特性:ハイQでないためと考えられる。

脚注;
1、中島平太郎様は、20世紀の日本の電気音響のリーダーであった。歴史的名著:“ハイファイスピーカー”がある。球面波が良いと主張されており、また、スピーカーボックスの角が放射波面を乱すので丸めるべきと書いておられる。 氏の理想のスピーかを開発中と考えられる。その1号機である。
2、高田寛太郎氏は、元ソニー技術研究所技術部長です。
3、新・電気音響(論)は、”深く感動する音を再現”する目的から作られた。必須条件として「“胸に沁み込む音”、“漂う空気感”が再現されること」であり、そのためには精細な平面波の波面生成が必要、その実現にはハードウエアとして“ハイQ”と精密なスピーカー位置のセッティングが必要等、としている。
研究会長: 宮原 誠(HMラボ) 2014,7・26記

2014, 7/27(日)深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)予告
芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。 日時;2014, 7/27(日), 14:00~16:30 参加費;無料
場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。下記URLにあり。

“演奏の深いものを伝達する”について、理論、必要要因、特性、そしてハードウエア特性が分かり、装置を作ることについては、ほぼ完成段階になりました。
次元的に新たに、“入力ソフトの問題”に踏み込んで研究を始めた“Restoration” (マイクの前にあった音の回復、復元)の研究ですが、研究入り口で、ハードウエアーの問題故に、「ソフトが伝達したいモノ」が劣化してしまっている状況がいっぱいみつかり=(ヒントがいっぱいあることが分かり)、「急がず、一つ一つ解決していくことが、“Restoration”研究に必要」とわかりました。

前回2014,6/22の研究会では、
「プリアンプの切り替えスイッチを含む筐体は、従来常識での、プリアンプの位置付けは“必要悪”ではなく、新・電気音響では、積極的な意味で、生音への回復、復元(restoration)に不可欠のようだとわかってきました。更に進めます。“筐体もたらす音の改善が電子回路でできないのか”も含め。
最新の発見をしました。それについて、以下についてデモ、ディスカッションします。
1、音が浮ついて感動しないCD盤をハードディスクにコピーし、更にこれをCDRにコピーすることによって、“音が浮ついて感動しない”欠点が著しく改善されました。
この事実は、回復の入り口と考えられます。AC電源極性とも関係がありそうです!
→“ツァラストラウスはかく語りき”のCD盤が3枚あり、コピーも作ってあります。これを聴いて、何が原因か、突っ込んでディスカッションしましょう。
「プリアンプは、新・電気音響では、積極的な意味で、生音への回復、復元(restoration)に不可欠だといってよいか、のディスカッションもします。
2、Extar HI System M ver.III での和太鼓の響きは、整流電解コンデンサーの支持:(筐体効果と同様の理由と考えられるか?)によって、著しく完全されました。デモし、突っ込んで、ディスカッションします。
★上記はいずれも、(周波数特性には見えない特性)ですから従来オーディオでは全く対応できない問題を、新・電気音響では、理論も含めディスカッションします。
★出席者は、ご連絡お願いします。→hmlabgm@gmail.com 宮原
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告
芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。 日時;2014, 6/22(日)6名、7/5 14名, 14:00~16:30  合計参加者;20名
場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

・従来、「プリアンプは必要悪」と言われてきたが、新・電気音響では、そうではなく「積極的な意味で、生音への回復、復元(restoration)に使う!と言えるか?」の 実験、ディスカッションをした。
a, Extra HI system M ver.IIIシステムのCD player CDX(改)の後に、Pri amp. LUXMAN CL-35(改)を介して、名演、名盤による音楽を聴いた結果;
1、 プリアンプの録音出力(電源OFF )の音が、プリアンプ出力の音より良い。
音の“こもり”が改善され、音の抜けが良く、スケール感も良くなる。(プリアンプは電源OFF故、入出力ピンジャック、プラグ、スイッチ、木製ケース筐体の振動のみ関連)
2、 プリアンプの出力(電源ON )では、音があまく(ゆるく)なる。
3、 漂う空気感、胸に沁み込む音、皇帝の音階が下がっていく再現性 については、上記1,2、について、ほとんど関係しないが上記1、の場合は、改善される。
★まさに、電気信号ではなく、機械的手段で、音の“改善”が可能なことの実証を得た。 この結果が、マイクの前にあった音の“回復”に至るかは今後研究する。
4、もう一つの「Pri amp. YAMAHA CA-1000 (改)を介して」では、研究会当日は、単に繋いだだけでで、音が悪くなった。後日、真鍮板等をプリアンプと受け台との間に挿入、セットして、微調整の結果、音の改善があった。その音質は、LUXMAN CL-35(改)を介してより、しっかりした音である。見た目の“構造のしっかりさ”、に似た音である。

Pri-amp LUXMAN CL-35(改造)       Pri-amp YAMAHA CA-1000 (改)
b, 16cmφ最上電気(ホーレー)コーン紙使用、電磁石スピーカー、特許実現システムの音質は、大きく改善されたが、このシステムの電磁石スピーカー、アンプ共、「更なる改善必要!」の評価であった。 (2014. 6/25)
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告
芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。 日時;2014, 5/25(日), 14:00~16:30  参加者;15名。
場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

★Extra HI System M ver.1 (高忠実・究極装置)で、皇帝の第2楽章の、“感じる音の重心の低さ”が段々下がっていくかどうかについて、評価実験した。
“音程”の定義は“音符(周波数)”を意味する場合と、鼓膜で聴いた音の高さを言う場合とあるので、ここでは、“音程=音符(周波数)”とし、この音程を聴く人を楽譜型とした。“鼓膜で聴くに加えて身体で感じる”人を体感型とした。
( “体感型”に対して“鼓膜型”とせず“楽譜型”としたのは、上記のように鼓膜で必ずしも周波数の高さのみを聴いてない故である。)
結果;段々下がっていくように感じる体感型の人は7名。楽譜型の人は4名。両者の中間は3名。-でした。 体感型と楽譜型は、混ざり合っている。純粋な、体感型は宮原を含めて2~3名。純粋な楽譜型はいなかった。(音楽を聴いて涙ぐんだり、鳥肌が立つ、身体が熱くなる等の深い感動を得る人は、”深い体感型”のようです。)
考察;体感型が楽譜型に変わることはなく、楽譜型の人が体感型に変わっていくようです。ただし、体感型に変わって行かず、固定している人もいるようです。
“感じる音の重心の低さ”は、装置や部屋の反射による高調波やそのの割合などでも変わる。CD録音、装置等のハードウエアーの性能があまいと音が下がって行かない。性能が良いほど下がっていく。この実験では、筆者が最も体感的に音が下がっていくようです。 また、筆者が調整した装置の音は、楽譜型の人も納得しており、すなわち、体感型の最高性能の耳で調整した音は、他の聴き方をする人が望む音を出す性能に対して、包含的のようです。
また、“感じる音の重心の低さ”は、実際聴かなくてもイメージで感じるもののようです。耳が聴こえなくなったベートーベンは、それを感じて作曲したのではないかと推測されます。
(筆者は、イヤホンでも音が下がっていくように聴こえます。鼓膜で聴いてそう感じます。体感は無いのに。体感が無いせいか感動はありませんが。
「その聴こえ方は気のせいだ」と言う方がおられますが、yesともnoとも言えません。何度聴いても、いつも、そう聴こえるのです。これをイメージと言うなら、鼓膜である音を聴いた時の音の高さもイメージです。)
参考:前回の結果;
体感で音楽を聴く人と、鼓膜で聴く人は、「音程が違って聴こえる!」 前者は音程が段々下がっていくように聴こえるが、後者はそうは聴こえず、楽譜の音符のままに聴こえ、音程は下がったり上がったりする。 違いは装置、条件にも依存する。
付記;
“従来良品スピーカーの片側を、新・電気音響用に改造して、Originalとの比較”では楽譜型の人も「改造品が良し」:「オリジナルは音がぼけてる」、でNGであった。
他の条件でも、楽譜型の人にとって、体感型の人の作る突き詰めた性能の装置の良さが過剰性能と言うことは、なさそうであった。
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)
文責:宮原


 

2014, 4/27(日)深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)は変更です、一か月順延(5/25へ)します

事情説明;
芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催
日時;2014,5/25(日), 14:00~16:30 参加費;無料
場所;品川区広町1-5-28 、ものつくり工場402 HMラボ。アクセスはURLにあり。

http://niz237gt.sakura.ne.jp/hmlab/

3月に中身の濃い研究会をして、長文の報告書を書きました。
3月は、連休中で出席できなかった方も多く、又十分消化できていないので、同様の内容をディスカッション +αしますが、更に他研究会へ、新・電気音響論の説明をしに行きます。そのディスカッションを含め、5月25日に順延します。参加者は、報告(中身濃い)を読んでおいて下さい。

1、 HMラボの主力のExtra HI System M ver.III(高忠実究極) 改良更に整備、再生デモ。
胸に沁み込む音、漂う空気感に加え、圧倒的スケール感を再現。自作究極のLPプレーヤーも。
2、芸術科学会、ポスター発表(2014,3/17)の、「65 感性オーディオシステム ~ 芸術×科学から生まれた ”官能尺度” により拓く 別次元音響 ~ について、その概要と、ポスター発表時のディスカッション。 前回時間不足でできなかったので。
3、“音の良いDVDを改造した「やっとCD開発の完成形ができた」(数台に1台は、凄いのが見つかる、Made in Chinaは良くも悪くもの”良くも“が、言えるようになった。HMラボはそれを改造。)の再生音を聴く。これも前回時間不足でできなかったので。
4、前研究会で、マーラー・巨人を解説下さった伊賀健一先生、2014, 4月20に横浜みなとみらい大ホールでの、町田フィルの本番前のステージリハーサル録音。(伊賀先生はコントラバス奏者の一人)。その再生。
5、他研究会で新・電気音響論について、ディスカッションした内容の紹介。
以上のディスカッションします。

★出席者は、ご連絡お願いします。→hmlabgm@gmail.com 宮原
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

 

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告 (修正 2014 4/15)
コメントをいただき、改新しました。
・「心に響く、心に沁みる」および「鳥肌がたつ、怖くなる、内蔵腑に沁みる」については、心は「詩」に反応し、内臓は「本能」に反応する。一旦“詩”を書いてから、体感感動を説明すると一般人が分かるかも。
・鼓膜型;顕在意識、大脳、思考的、じっくり。 体感型;潜在意識、小脳、感覚的、瞬間 –と思う。
・遠藤功氏、主観(力)の分類;(1)本能的主観(2)論理的主観(3)内在的主観。
・時間は身体で感じるか?

報告改定の主旨は、以下です。
発会以来のまとめになっているので 永久保存版とします。
★→新・電気音響は、深い感性のテクノロジーの音分野であり、現代人が抱える、深いストレス;自分でも顕示意識にのぼらない旧い脳の不満を和らげ、解消する目的のものです。究極の再現能力を持ちますので、その装置は、深い癒しの目的の場合でなくても、最高レベルの演奏の伝えるものを忠実に再現します。
客観性の議論をしつつ、胸に沁み込む音、漂う空気感が再現されることが上記目的の音装置の最低限不可欠の性能であることを明らかにしました。
本研究の目的を、別の表現で説明しますと、「工学にアートの本質に近い新分野を作る」です。従来のメディアアートの様な工学的アートとは違うものを。
こころに迫るほどのものを再現するには、胸に沁み込む、漂う空気感の再現と言う基本性能を高度に実現しますが、そうすると、間脳、脳幹を中心とした生命、自律神経に届く、“ぞくっとする”、“鳥肌が立つような”、主観的表現になりますが、“怖さ”、“凄み”も感じる音を再現でき、それはこころの深い芯に近いものであり、現代人が抱えている、自らはコントロールできない深いレベルのストレスを、癒すことができるのではないかと考えています。

例で説明; W君は、体感型の人で、ExtraHI System M Ver.3(胸に沁み込む音、漂う空気感、は再現されています)でDECCA ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、アシュケナージ、ウイーンフィルを聴いた時、a:目がうるっとする、 b:腸までの感覚でお腹を押さえる、c:我慢できずトイレに駆け込む、の客観的反応段階があります。
『現代人が抱えている深い:官能脳幹レベルのストレスを癒す』意味では、上記、a, b, cは再生装置の性能レベルであり、 c反応が得られる最高性能への改良、調整を求めています。これは、ある演奏に固有ではない、どの演奏に対応する性能が高さです。

音楽が楽譜中心で成り立っていることは議論の余地はないです。深い感性のテクノロジーの新・電気音響は、「楽譜が読めない人の方が、音が分かる」と言われている方向の究極の体感、「本能」直撃の方向を志向です。
勿論、年中そう言う音を聴くわけではありませんが、この性能が満たされれば、他の音楽に聴く時は包含的に満足され得ると考えています。

http://niz237gt.sakura.ne.jp/hmlab/

芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催
日時;2014, 3/23(日), 14:00~16:30 参加費;無料 参加者8名。
場所;品川区広町1-5-28 、ものつくり工場402 HMラボ。アクセスは上記URLにあり。
1、 HMラボの主力のExtra HI System M ver.III(高忠実で究極)で、有名な西ドイツ録音(シカゴ/イリノイ大学クラナートセンター・コンサートホールでの非ライブ録音):DECCA ショルティ、シカゴの、マーラー「交響曲第一番」(巨人)CDを再生した。コントラバス奏者である伊賀健一先生の楽譜付解説で、各楽章を聴いた。大太鼓のトレモロ、銅鑼、のホール全体の空気が動くような音、細やかな、フルート、ビオラの再現も見事で感激であった。解説で、コントラバスの第5弦で弾くD♭やC♯の最低音(周波数にして約30ヘルツ)は再生されていないとのこと。
・30Hz再生については、再生装置は周波数特性でも、16Hzのパイプオルガンの再生も確認してあるし、本録音の大太鼓の音の再現から録音時に32Hz以下がカットされたとも観察されないので、(シカゴが4弦コントラバスを使わないとかを聞いていることもあり)、演奏時に5弦のコントラバスを使用しなかったせいかと思われる。
・第一楽章バックに連続して低く小さく鳴り続けている、ホールの暗騒音とか思っていた音は、コントラバスのA音の連続演奏と知った。長い弦楽器のフラジオレット(*)の中でこの音だけが通常の奏法で弾かれる。第一楽章の緊張感の表現は、将に、Extra HI System M ver.IIIの本領発揮であった。
・第3楽章のティンパニの前奏2小節後に出来るのは弱音器をつけたコントラバスの独奏で,奏者が最も緊張する場面だそうである。最後に、コントラバスのピチカートと大太鼓の最弱音が2つあるので,よく耳を澄ませて聴くべきなこと、など多くを知った。スコアと演奏者の立場を基本とした説明のおかげで、参加者の多くが“ためになった、良かった!” と言う評価をした。

2、 LPの再生音の吟味
準備;“新しく作ったLP player)で、佐久間さんにお願いして持参いただいた1958録音の「アート・ブレイキーとジャズメッセンジャーズ」の音”を、Extra HI System M ver.IIIでDL 103Rカートリッジでの再生音を、新Phono AmpのAC電源コードの違いでの音の違いを確認し、最良の再生音質のACコードを用いて聴いた。同一ソースのCDも聴いて比較した。
(1) (旧NHK業務用のDL103Rカートリッジ→ver.III)の再生音と、(JAZZ用にenhance されているという世界的評判の SHURE V15IIIカートリッジ→Ver.IV) の再生音を比較した。
評価A:一般的評価は、前者はつまらない、後者がベターとした。評価B:JAZZを良く聴く人は、個々の楽器が放つ本来の音色の美しさ(特に中高音の繊細な音色)が薄れ、「疲れる」ので前者が良いと評した。
(2) 筆者の考察;評価Aの好み音が評価Bの人にとって疲れる理由は、やや作った音(歪が多い音)だからだろう。筆者は両者の聴き方がわかるが、後者のJAZZ用にenhance された (SHURE V15IIIカートリッジの音が楽しい。でもその音は評価Aの人にとっても疲れる音と思う。聴いていられる時間はLP片面位だ。評価Bの人は長時間聴いているそうなので、疲れることが気になるのだろう。(3) 重要なことは、A,B両者とも、「LPの音はCDに比して素晴らしく、やめられない」であった。
「CDの音をLPの音にrestorationする」は、安易に行えば上記カートリッジの再生音の違いの様な問題を起こすので、演奏者が伝えたいものに敬意を表するべきで、軽々にenhanceすべきでないことを再認識した。
★ 以上の、1,2、は体感型、鼓膜型にあまり依存しないようだ。演奏内容、議論とも、体感型の人、楽譜型の人が、特に異なる反応をしない。評価Aの人の感じるウキウキ感は、体感型に近いかもしれない。

3、 Extra HI System M ver.1 (高忠実・restorationの究極)で、皇帝の第2楽章の、音程が段々下がっていくところを詳細に聴いた。大発見は、体感で音楽を聴く人と、鼓膜のみで聴く人は、
「音程が違って聴こえる」と言うことである。すなわち、前者は音程が段々下がっていくように聴こえるが、後者の人はそうは聴こえず、演奏された楽譜の音符の高さそのままに聴こえ、音程は下がったり上がったりする。→詳細検討は報告末●◎へ

4、 多くの人が帰った後の実験;新発見の、“音の良いDVD(経験的に、再生音を聴いて、胸に沁み込む音も、漂う空気感を再現できるように改造できる基本性能があると感じる)を改造した再生音”には驚きである。「やっとCD開発の完成形ができた」の印象でさえある。(45cm幅の大きく重いプレーヤーでなく、23cm幅、1.5kgで、胸に沁み込む音、漂う空気感さえも再現する)。HMラボ究極のCD34改の音には、深々とした本格さで及ばないが。

5、芸術科学会にポスター発表(2014,3/17)した、革新的研究方法論と新・電気音響の2本柱の「65 感性オーディオシステム ~ 芸術×科学から生まれた ”官能尺度” により拓く 別次元音響 ~ 深い感性のテクノロジー:新・電気音響」について、その概要と、ポスターを表示した。「芸術科学会の本質に切りこむテーマのつもりであるのだが、反応は少なかった。目に輝きのある学生、一般のメンバー数名からの本質的質問、反応が嬉しかった。本研究会の立場は、「工学にアートの本質に近い新分野を作る」です。従来のメディアアートの様な工学的アートとは違うものを。無理なPRをせず、見る人が見れば、「珠玉の珠を含む研究のある場」とします。

→●◎
新・電気音響は、客観的に胸に沁み込む音も、漂う空気感を必須条件としている。
多くの方法のうち一例を示します;AC100V電源極性 を合わせること、スピーカーやシャーシー
“これによる音の改善は僅かなものではなく、それが無いと、体感型の人は納得しない” ほどの、音質変化がある。一方、体感知覚がなく、鼓膜の聴覚で聴いている人は、その改善はあまり問題としないようである。
洞察;筆者がヘッドホンで聴いて、以下を確かめた;楽譜通りの音程と、全楽器の音がホールの響きと融合して最低音の響きが段々下がっていく音程、双方とも聴こえる。
この聴こえ方の違いは体感型の人にとっては、次元の違う聴こえ方である。
私の見方であるが、鼓膜型、体感型とも双方を聴いているが、どちらかが支配的になっているのだと思う。どちらかに興味を持つと加速度的に意識がそちらに行き、他方は意識しなくなるようだ。鼓膜型の人には次元の違う聴こえ方には聴こえず、「強さの偏り」程度の違いなのだろう。私がヘッドホンで鼓膜受信を意識して聴いてみると、単なる「強さの偏り」ではないが、同次元である。感動は生じない。体感が無いからだろう。
ヘッドホンで聴いて気がついたが、ヘッドホンで聴くと、「全楽器の音がホールの響きと融合して最低音の響きが段々下がっている音」は、空港のホールで聴くゴワーンと言うような音であって、聴いても感動は生じない。体感が無いからであろう。上記と似た感覚を持っているので記しておくが、有名なSホールの音がそれに似ている。何度か聴いているが、頭で聴く音であり、音が飛んでくる感覚:波面を感じず、音の重心は高く床を這うような音の低さはない。体感を感じない。そういう思想で設計されたのであろう。
体感型の聴き方は、数人で確かめたレベルだが、客観的であり、複数の鼓膜型の人の言う、「気のせい」、「暗示をかけている」という、指摘は当たらないです。暗示をかようが、かけまいが、体感型の人は、そう感じているのであり、そう言う指摘をする鼓膜型の人にとっては、2つの音が、同次元であるから、あまり差を感じていないからであろうと考えられる。又、そう言う表現をする人達のある人は、「宮原教祖の信奉者になったな」と、若者に言うことがあるそうですが、若者は怒ります。「別に宮原先生に言われてそうなったのではない、指摘してもらって気がついてわかるようになったのだ」と。
α波で有名な角田忠信先生にお会いした時、「感性が無い人はいない、火が付いていないだけだ」、「ただ、火は簡単にはつかない、生死にかかわる位の経験とか、次元が違う位のショックで火がつくことがある」とお聞きした。 (角田忠信 「日本人の脳」大修館書店、「続日本人の脳-その特殊性と普遍性」)
だから、鼓膜型、体感型の2つの型に分類することが良いとは思わない。楽譜型の人もいずれ体感型の聴き方に気がつくと思っているのだが。
一方、報告1、のような聴き方も非常に興味がある。楽譜を読む勉強をして、ある時はそう言う聴き方をしたいと思います。
“客観性”について;
コメントいただきました。コメント『』と、宮原の回答を書きます。
1、以下『』内は宮原の要約です;『経済学や、社会学、での客観性とは、以下のような、キーワードが並びます;マルクス:“検証できる”、歴史のなかで検証される、“実践”に依る。ウエーバーでは(みずからの実践などではない)あくまで社会的な検証に依るものであり、その検証可能なものが“客観的な理論”等です。その“社会的な検証”は、統計によるとされます。』
宮原は、長い間客観性の実証として、画質に関して、主観評価実験を行い、評価グループ、有意性、等々検討してきましたが、この方法は、「商品が売れる」とかを調べるには向いているでしょうが、発見的に、新しいものを探す場合には、将来、凄い変革をもたらすかもしれない大きなものの、僅かな兆しを見えなくしてしまうので、統計的手段は慎重に使うべきと考えるに至りました。
現に、学会に、発見を目的として、深い感性のテクノロジー、新・電気音響に関する実験を含む論文を、胸に沁み込む、漂う空気感の客観評価で評価して発表しても、門前払い的に統計的数値的評価でなければrejectされます。(あとがき 参照)
とは言っても、発見には、独りよがりの思い込みを避けるための客観性が必要です。それで哲学の湯川敬弘先生に教示を請いました。
2、電気通信大学名誉教授、比較哲学の湯川敬弘先生にご教示いただきました。『もう少し議論を厳密に記述するならば、自然科学の場で客観的ということは計測方法、計測環境の一般化と、それによる普遍的再現可能性の保証であり、それに対応する主観的ということはそれが不可能なことをいいます。
ここでは評価語を使っているとはいえ、自然科学的客観性もあくまでその実験方法、機器、環境の同一性を限定的に保証できる範囲で、普遍的再現可能性が保障されているので、所謂オーディオの音質再現性評価は客観的にできると考えています。』
以上の湯川敬弘先生のご説明、他の先生のご説明も受けましたが、議論を進めると主観と客観の区別は難しいとされています。
3、宮原執筆中の新電気音響 より抜粋-『』内が、湯川敬弘先生からのご教示。
『胸にしみ入る、漂う空気感といった再現性は、これに加うるに、まず原音の録音の善し悪し、それを再現する場の善し悪しなどがまず技術的に客観性を以て指定できるとおもいますが、この表現はすでに音の諸要素が全体としてつくりだす音の世界の再現性であります。としますと、 単なる聴覚の問題ではなく、聴者の体調、気分、嗜好を含めた全人的官能受容の世界です。そこで、官能評価の問題が来るわけですが、官能の問題は図にも描かれていますが、好悪によって、それへの感じ方が影響されるように思います。易経の言に「同声相応じ、同気相求む」というのがあり ますが、理解の基本にはやはり、それへのシンパシー(共感)が最低限ないと正しく理解できないのではないかと私は考えています。
従って、評価者(evaluator)が評価対象に同じ好尚をもっていて、そのとき、その音楽をどういう気持ちで聴くのかといった諸条件を明示した上で、どういう官能評価をしたかを見るならば、 それは客観的です。なぜならば、聴く人間の音の好み、音楽の好み、音楽作りへの好み等を呈示する ならば、その官能評価を看る人は自分がその人とどういう点が異なり、どういう点が似通って いるかなどと重ね合わせることによりその評価を普遍化できるからです。実際世界では、たとえばその機械を買うか買わぬかなどという時には、普遍的な意味があります。何も、ブラインドテストなどという必要もありません。始めからそれは前提が間違っています。なぜなら、計測器ということを考えれば、同じ人間でもその日その日の気分体調により官能は異なります。
ざっくばらんに言えば、音の世界は全体としての気の再現性でありましょう から、演奏者の気に感応する受け手の能力の有無が一番の問題で、複数の人に官能テストをしてもらうより は、その演奏者を一番理解している人に同じ場で、どの媒体をどの器械のシステムが再現したとき に、一番心に迫ったかで十分でないかと考えるのです。
先にも述べましたように日本の「科学者」は気などというものは非科学的と頭から考えているようですが、ニュートン力学が一番説明に好い世界、量子力学が説明に有効な世界がありますように、気が説明に好い世界もまたあります。そして現実に気の世界は存在し、治療にも使われているのです。漢方医学などはその世界で、要素分解的細胞医学でなおらないものが 漢方で治るのはそのためです。(ちなみに今日本で漢方が見直されていますが、理論的な面では 漢方を西洋医学的前提で考えれば理解できず、また非科学的になるものの、実際に治る からです。)』
我が意を得たり! です。 将に私がもう少し言いたかったこと、例えば多くの実験結果から私が思っている「評価者は感度が良くて正確な一人で良い」とか迄、的確に「既に分かり切ったこと」としています。
本書の基本である「自然科学とオカルトとのつなぎ」を信頼性のある説明とするために、『原音の録音の善し悪し等の技術的客観性、好悪によって、それへの感じ方が影響の考慮、「同声相応じ、同気相求む」へのシンパシー』を考慮しつつ、従来純粋自然科学の土俵上で研究を進めます。
-抜粋、ここまで-
全体のまとめ;現代人の、自分自身でも顕示意識はないが感じる漠然とした深いストレスは、人の動物としての進化過程の旧い脳を誰でも持っていて、これが面倒を見てもらってないので生じていると考えています。深い感性のテクノロジーはその面倒見の研究をしている。音の世界では、新・電気音響である。
また、旧い脳≒深い心に迫る研究は、アートの芯に迫るものを作る工学の研究のつもりです。研究開発は、科学的にやっているが、従来方法と相当違うので、本報告の最初のコメントにあるように、「歌で言えば、一旦“詩”にして見えるようにして説明してわかってもらう」方法で、一般人から離れないように、やって行こうと思います。
あとがき;STAP細胞の発見について、小保方さんが攻撃されていますが、大変な苦労で、次元が違う全く新しい可能性を探したのだ、偉い! サンプルが一個できればよい。再現性云々の攻撃は、的外れだ。日本の科学工学の狭量さを感じます。新・電気音響研究で、宮原が同じようなものを学会から感じてきました。

註(*);Wikipediaより、
ヴァイオリン属楽器でのフラジオレット;
弦を指板にまで押さえつけず軽く触れる程度で弾くと、触れた箇所を節とする倍音だけが鳴る(触れた箇所が腹となる振動が抑制される)。これがフラジオレット奏法である。音によっては、高次倍音が通常の奏法より発生せず純音に近い音になるものも見受けられる。中音と高音におけるフラジオレットの特色は異なり、中音におけるフラジオレットは噪音の領域ともみなされるサラサラという高次倍音を僅かに含む柔和な音色が特徴であるが、高音におけるフラジオレットは通常の奏法による高音よりも柔和な音色で、中音におけるフラジオレットのようには多くの噪音を含まず、透明感のある魅惑的な美音を聴く者に印象づける表現力を有している。この奏法を楽譜上で示す記号は、○を音符の「玉」の「棒」とは反対側に添える。

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告
芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催
日時;2014, 2/23(日), 14:00~17:00 参加者:6名
場所;品川区広町1-5-28 、ものつくり工場402 HMラボ。アクセスは上記URLにあり。

ここ2カ月で、再生音の音質の良さのCD盤の重量依存の大発見の再確認実験を行った。
1、最適重量が、15.0g、15.5gr、16.0g、16.5gの4機種で、CD盤に真鍮円盤錘を付加して各プレーヤー毎に重さを最適化し、音を評価実験した。
「深い感性の研究が要求する音質の最低基準を確保する、胸に沁み込む音、漂う空気感の再現」が明らかに改善された。加えて、より高度の音質の“ふかぶかさ”、“歌う感じ”、等の改善があることを確認した。本大発見は、まさに驚くほどの音質の大改善がある。
重量を最適化しない場合に比して、胸に沁み込む音、漂う空気感はもとより、総合音質でも、7段階比較評価の、“+3”(非常に良い)以上の改善を再確認した。

2、「ADOROG/RACIELA SUSANA \3500 1983年、を中心に評価実験した。それは、
『CDが世に出たのが1982年秋ですので、黎明期の工場で製造されています。当時の東芝は、小田原工場でCDを製造しており、1980年代の東芝EMIのプレスは、評判が良いです。多分、製造コストよりも、規格適合のディスクを製造するために、アルミの膜圧や、ポリカーボネードの厚さ、透過率等など、余裕をもったつくりに なっているのではないかと思います。この後、EMIの工場では、国内盤のEMI CLASSICSや、DECCAなどのディスクがプレスされるようになっていきますので、その製造技術の原点なのではないかと思います。そして、アナログ盤の音がリファレンスの時代でしょうから、ダイナミックレンジを広く取った音ではないかと想像しています。』(コロンビア社の冬木さんに、ご教示頂いた)。
なるほど、このCDの音質を比喩的に表現すれば、新・電気音響の装置で再生して、「最近のCDは子供に対して大人」である。

3、次に上記2、のCD盤(重さを最適に調整)の音とLPの再生音の比較実験を行ってみた。東芝プロユースシリーズのLPである。同じ演奏と思われる。その結果は、LP再生音よりCD再生音の方が、「オーバーオールでも、録音編集時にかなりいじられた音の忠実な再現性」と言う意味でも、良かった。原音が生音より相当いじられて(生の情報が失われ、また無理な強調がされて)新・電気音響的に言えば、音が悪くなっていたと推測される。(LPよりCDの方が、音が良かった例が過去にあった。鮫嶋由美子の日本の歌シリーズである。これは、PCM録音の音源をLPとCDにしていた。)

4、試作2:「高音を主とした微妙な音は、スピーカーコーンの中心部が放射し、低音は、コーン紙全体で放射すると言う、非線形の動作をするコーンのスピーカー」を評価した。前回研究会で行った試作1:“柔軟なコーン紙で、かつパルプが柔軟な場合”は成功であったが、今回の試作2では、コーン紙が硬く、柔軟性がなく、破れてしまい、うまくいかなかった。「コーン紙が柔らかく柔軟性があると言う性質」は、本質的に重要な性質であり、過去の銘器を調べても正しそうである。

5、Extra HI System M ver.3 は、修理オーバーホールが進み、低音アンプでwooferのみをフルレンジスピーカーとして鳴らしてみた。「超強力アルニコマグネット、軽いコーン紙など、最高度のユニット」として作っているので、「これだけでも使えるんじゃないか」評価を得た。しかし、“胸に沁み込む音”、“漂う空気感“再現は無理であり、そのためには高音域の情報が不可欠であることを再認識させられた。
以上。 http://niz237gt.sakura.ne.jp/hmlab/
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)予告)
日時;2014, 2/23(日), 14:00~16:30 参加費;無料 http://niz237gt.sakura.ne.jp/hmlab/
芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催

場所;品川区広町1-5-28 、ものつくり工場402 HMラボ。アクセスは上記URLにあり。

ここ2カ月で、再生音の音質の良さのCD盤の重量依存の 大発見で、CD盤の音の違いについての、過去のいろいろな疑問(評判の良いCD盤なのに音が良くない、同じレーベルのCD盤なのに音の良し悪しがある、etc.)が明らかになりました。その後、真鍮製の円盤錘を種々作りfollow実験研究中です。以下の評価実験、ディスカッションをします。
1、錘の製作精度による音質改善度の違い
2、音質が改善されたので、CD player の違いによる再現音質の違い。
ポイント:デジタル電源とアナログ電源の音質の違い、アドロの1982CD盤を入手)、等。
3、Extra HI System M ver.3 修理、改修終了しましたので、その他のディスカッションもします。
★出席者は、ご連絡お願いします。→hmlabgm@gmail.com 宮原
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告,2014, 1/26(日)宮原
芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催
日時;14:00~17:30 参加者:熟練者5名(評価者)
場所;品川区広町1-5-28 、ものつくり工場402 HMラボ。

2013,12/22,29研究会での大発見:再生音の音質のCD盤の重量依存の詳細評価実験を行った。
結果;CD盤の音を良くする、過去の主としてパルス読み出しヶ所のみの注目の、光の反射関連の各社の実験があった。今回、それよりはるかに音質に関係する大きい問題を発見した。
それは、回転振動系としての可動部分に、CD盤が含まれているから、その質量mが、最適制御モードに関係し、有名な二次制御理論のζ≒0.7の最適運動追従モードになるようにすればよい(測定していないので、らしい と書く)を発見した。考察⇒結果として、読み出しパルスの波形のjitterが少なくなる。
過去のいろいろな疑問(評判の良いCD盤なのに音が良くない、同じレーベルのCD盤なのに音の良し悪しがある、etc.)が明らかになりました。前者は[CDプレーヤー毎に最適のCD重量がある]、後者は[同じレーベルでも重量の違いがある]、が分かりました!世界で初めての発見です。
⇒これまでの多くの、CDの音の良さを求めるレーザー光を主とした読み出しの検討は、「群盲象を評す」のようです。 筆者は、JAIST時に、「CD盤の光特性ではなく重量が関係する」ことを発表していますが、そこまで行っていたのに、ζ≒0.7の最適運動追従モードに気が付きませんでした。
この問題が解決されたので、これまでの多くの、「CDの音の良さを求めるレーザー光を主とした読み出しの検討結果」が生きます。でも、この効果は、今回得られた“CDプレーヤー毎に最適のCD重量に合わせる”で得られる効果の一桁下です。各社はCD盤重量に音質最適化したCD playerで実験したのでしょうね?
結論; プレーヤ-のアクチュエータの mを微調整し、最重量CD盤(17g位)で音質最高に調整する。これより軽いCD盤には、ドーナツ形状の薄い錘円盤を乗せて、総重量が17gになるようにする。7段階比較評価で+2(良い)~+3(非常に良い)結果を得た。 誤差0.5gではNG.

★CD盤の振動による、音質回復(restoration)については、より大きな問題として、今後研究します。
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

深い感性のテクノロジー研究会報告2013,12/31 報告者:宮原 誠

併催;新設の芸術科学会の“感性オーディオシステム研究会”第1回研究会:兼クリスマスコン
サート。 出席者は合計22名。
日時;2013, 12/22(日), 14:00~20:00 &12/29(日)、14:00~18:00
場所; 品川区広町、ものつくり工場アパート402 HMラボ。

まず、本研究会は、「従来学問分類では心理物理学(psychophysics)である; 深く感じる心理要因・量と、物理要因・量の関係を明らかにする。芸術科学会という名称に対応させるならば前者が芸術、後者が科学に各々対応する。大目的は、「こころ のコミュニケーション、深い情緒文化の創成」を意図している」を、明確に説明した。

当日配布した、添付の資料も用いて報告する。(添付資料)
I、
最初に、予備知識の説明をした。新・電気音響論 は「胸に沁み込む音、漂う空気感」という官能評価を発見し、音の良さの尺度(測定器)を得た。官能(perceptible)評価は主観(subjective)評価とは異なり、個性に依らない客観的があり、その科学的尺度を用いて作った理論(仮説)である。
評価基準の「胸に沁み込む音、漂う空気感」再現には、従来無視されてきた「再生音の精密な時間再現(波面生成)」の重要さを発見し、精密な時間調整、ハイQ、により実現している。

1、2人のM1学生、学部学生5人の参加を得て、彼らの研究を始めるにあたっての基本の教示を中心に据える形で進行した。それにより、参加者の既知識の復習もできた。
N君のテーマは「深いとは?」心理物理的に感じる“深さ”が、物理量によって、変わることを知る。
U君は、「足音から人のこころが分かる」 ような研究をしたい希望があり、音を身体で聴くと言うことはどういうことかを知る。ハードウエアーの変化で、“伝わるもの”まで影響することを、驚きを持って知った。特にAC100V電源極性の極性が“胸に沁み込み”感を変えることを知って驚いたようだ。
29日出席の学部学生5名は、これまでの、理解して覚える(teaching)受け身の立場から、未知のことに自らの叡智を総動員して (education)立ち向かうことの重要性を分ってもらったつもりである。

2、これまでに発見した「良い音のための研究の種、芽」を、説明、デモ。殆ど、従来オーディオでの常識と真逆であることを説明、ディスカッションした。(添付資料)

3、CD盤の実験;
「胸に沁み込む音、漂う空気感」の代表例を、デモ、確認。以下、全員同評価。
1, プライスのクリスマスソングで、CD盤へのPrintの違いによって、音質が大きく異なることを確認した。紙ケース入りの普及盤にもかかわらず、米国から直送のCDの方が、はるかに音が良かった。特に“漂う空気感”が失われていない。
2、テストに使っている選ばれた高音質録音のオリジナルCDと、宮原がそのディジタル歪除去を意図してコピーした盤(符号は変えていない)の比較で、後者が良かった。特に“胸に沁み込む感”が優れていた。これまでの研究では、originalのCDの出来が良い場合、コピーした方が音が良いと言うことはなかった。 よって、研究会後、プレーヤーを変えて、宮原が再評価実験した。
新発見!があった。それは、CD playerの音質最良状態のアクチュエータ質量: mは、CD盤の重量依存性あるのだ! 研究会後測定した;Original盤は16.34gr。コピーに用いたCDR:SPMPT80は、15.55gr。当日用いたプレーヤーB/O CDX(改)は、SPMPT80に最適に、アクチュエータの mを調整していた。だからこちらの方が音が良かったのだ!研究会後、Original盤に mを最適化した場合、original盤の方が“胸に沁み込む音”、”漂う空気感“共に良かった。更に研究中。

4、スピーカーに関して下記を、実験試料を基に、知識を持っている人達と、確認した。
1, 総合音質と高調波歪と音質の関係は弱い。
2,総合音質は、従来常識:“周波数帯域広くピークディプが少ないこと”、との関係は薄い。
ネットワークのクロスオーバー周波数での位相逆転は間違い。
3,周波数特性を平坦に無理に低域迄伸ばすのはNG。
4,複合スピーカーは、「電力f 特フラットで良い」は違う。波面を壊すものはNG。
3 wayユニット配置: 低、中、高ユニット前後位置0.1mm精度でセットの必要。
全帯域において群遅延時間を平坦に。
5,バスレフ調整標準の、f1、f2のインピーダンスを等しくするはNG。
-以下は、新・電気音響で特に要求される。-
6,低音共振周波数は、f2インピーダンスが100オーム以上必要。
スピーカーは、ローQo特性が必要。OverallでハイQであることが不可欠。
7,強い磁石のみではなく、磁気抵抗が低い磁石が必要。
8, 聴覚は位相に敏感。気配、雰囲気は波面で感じる。ステレオは音の大きさ(パワー)
による音像音場再現で、波面再生で無いから問題外。波面再現では、球面波再現より、
平面波が基本。
9, SPのセンターキャップ、ボビンの改造.の効果が大きい。
10, 以下の試作品を評価した。
宮原の主張:「従来常識の“振動板はピストン運動”は間違いであり、分割振動だ」。→a,従来sp、b,従来品だが目的に近いsp、c, bを分割振動するよう改造したsp、の3種の比較。
★目から鱗の音質改善があった。改造品は従来品に比して、胸に沁み込む感で+3(非常に良い)将にコロンブスの卵的発明である。それは更に発展させる。

5、LP,CD の比較
・復習;山口百恵の 秋桜(コスモス)は、LPの音がCDの音に比して、結婚前の娘が初老の父を想う気持ちが切々と伝わることを確認。ハイレベルの、胸に沁み込む感で“+3”.
・新入手; マイルスデビスのA’round Midnight の真夜中の怖いような雰囲気再現をテストした。結果は、良くできたCDとの評を専門家からもらったように80点、LPの音は雰囲気怖さとも、LPとして60点、良くなかった。良くできたLPの場合にのみ「LPが優れている」と言えることの確認であった。
・タイからの留学生は、“やさしくニュアンスが再生できるが立ち上がりがもう一つ”のものと、“立ち上がりが良いがニュアンス再現がもう一つ”の2種のカートリッジに対して、「全面的に前者が良い」と評価した。日本人は平均として前者が30%、後者が70%の使われ方であるのに比して。
考察;2つのLPカートリッジは音質再現が完全なものではなく、上記の特徴がある。そのどちらを取るかの重みに関しての“主観評価”が、日本人と異なるのだと思う。なお、この主観評価に関しては、日本人でも個人差がある。 (強調:官能評価は客観的で個人差がないのに比して)

II、トロンボーン奏者が、マウスピースを使わず、唇の形を変えただけで、「音階を演奏した録音」を聴き、2種の録音器の性能評価をした。響きの大きなスタジオ用マイクPROJECT B2の”空間感”が、新・電気音響で表現したい音場感を作ることに合っていることを確認した。添付写真はこれを聴いた時の参加者の様子。(唇だけで必死に演奏しているので)

III、今年亡くなった天才歌手:藤圭子の渋谷公会堂ライブ1970のLPを聴いた。好評であった。藝大出身のプロの音楽家が、具体的に、「こういうところがうまい」と説明してくれた。

IV、むすび
「観察結果→”高音質のための本質”を発見する」のディスカッション」に至らなかった。時間をかけて、宮原が自らの発見結果を説明するのではなく、学生が自ら発見するようにして行きたい。
★“兼クリスマスコンサート”は時間が足りなくできなかったので、12月29日14:00~ に22日に参加できなかった人に参加してもらい2度目の研究会 を行った。上記、3の2は、22日の結果に加えて、mを変える実験を眼前で行い、驚愕的新事実と確認した。4の10★についても、驚きを持って事実を確認した。(スピーカーコーン紙を座屈:破壊させる。目的意識があるからやった)
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

・photo 2013, 12/22萩谷先生が、唇楽器で、演奏を頑張っているのを聴いている時。
(Extra HI System M ver.1) (個人情報故省略)
・photo2 2013, 12/29
(Extra HI System M ver.4) (個人情報故省略)

報告の添付;深い感性のテクノロジー研究会資料

新設 芸術科学会の“感性オーディオシステム研究会”第1回研究会:兼クリスマスコンサート。
芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催
日時;2013, 12/22(日), 14:00~16:30 参加費;無料
場所;品川区広町1-5-28 、ものつくり工場アパート402 HMラボ。
主旨;
これまでに発見した「良い音のための研究の種、芽」を、説明、デモ。殆ど従来常識と真逆です。 一見ばらばらな観察結果→”高音質のための本質”を発見する。ディスカッション。
(観察、本質を発見する「方法」は、他の分野でも同。最初の「研究テーマ」は、人生の方向を決)。

新・電気音響論 は「胸に沁み込む音、漂う空気感」という官能評価を、尺度化し、測定器としている。官能(perceptible)評価は客観的であり、主観(subjective)評価とは異なり、人個性に依らない、科学的手法です。

テーマ;
I,若い人のこだわりの無い頭を大切に、従来知識の整理と、確認。
N君、「深いとは?」 心理物理的に 感じる“深さ”が 物理量によって、変わることを確認。
この事実を、どう考え、どう役立てるか?
U君、「音楽の感動は楽譜か、演奏か、一音感激型の音色か」、明確にして研究しよう。
これまでに、我々が得た 人の“深い感動”は“一音感激型の音色”が重要。世間は気付ない
と言うか、世間はまだ研究がそこまで行ってない。(牛はモーツアルトの何に反応するのか?)

1、「胸に沁み込む音、漂う空気感」の代表例を、デモ、確認。
1,CD盤の材質の違い; テストソースで音質と材質の関係
2, Printの違い;O Holley Night, Silent Night, Ave Maria-プライス.
今、つかんでいる要因に注目して、回復(restoration)のある音とない音の比較、ディスカッション。

2、スピーカーに関して; まず、知識の提示すり合わせ、とディスカッション。
1, 総合音質と高調波歪と音質の関係は弱い。
2,総合音質は、従来常識:“周波数帯域広くピークディプが少ないこと”、との関係は薄い。
ネットワークのクロスオーバー周波数での位相逆転は間違い。
3,周波数特性を平坦に無理に低域迄伸ばすのはNG。
4,複合スピーカーは、「電力f 特フラットで良い」は違う。波面を壊すものはNG。
3 wayユニット配置: 低、中、高ユニット前後位置0.1mm精度でセットの必要。
全帯域において群遅延時間を平坦に。
5,バスレフ調整標準の、f1、f2のインピーダンスを等しくするはNG。
6,低音共振周波数は、f2インピーダンスが100オーム以上必要。
スピーカーは、ローQo特性が必要。OverallでハイQであることが不可欠。
(SPのQo≒ 0.7 は違う。 0.3以下が必要。)
7,強い磁石のみではなく、磁気抵抗が低い磁石が必要。
8, 聴覚は位相に敏感。気配、雰囲気は波面で感じる。ステレオは音の大きさ(パワー)
による音像音場再現で、波面再生で無いから問題外。波面再現では、球面波再現より、
平面波が基本。
9,SPのセンターキャップ、ボビンの改造.
10, Hi Fi 再生スピーカーは、従来常識の“振動板はピストン運動”は間違いであり、分割振動だ。→目から鱗の音質改善、発明品をデモ。

3、LP,CD の比較
復習;山口百恵の 秋桜(コスモス)
新入手; マイルスデビスのA’round Midnightの怖い雰囲気は?

II、トロンボーン奏者が、マウスピースを使わず、唇の形を変えただけで、「音階を演奏した録音」を聴き、2種の録音器の性能評価をする。
III、その他、ご希望に応じてディスカッション、デモ。

★15:25 中断 美しい馬の走り:有馬記念を見る -オルフェーブルのラストラン-間違えで見れず
★ 終了(16:30 頃)後、 第九 聴きましょう。
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)


参考;発足決定の前月

2013,11/24 深い感性のテクノロジー研究会報告

(HMラボ、感性工学会・感性工房、共催:中央大学・感性ロボティクス副専攻、) 日時;2013, 11/24(日), 14:00~17:00 場所;品川区広町1-5-28 、ものつくり工場アパート402 HMラボ。

新人の出席はなく、継続出席の人が中心となったので新・電気音響の音としての、“胸に沁み込む音”、“漂う空気感”の官能評価を、市販の目的に合う、種々のCDRで作ったコピーを基に、評価した。

1. 「CD→ハードディスク→CDR」と 4種の音楽用CDRにコピーして実験した。 A:Start-lab製プロ用CDR-80SPMPT 約¥1000 B:Strat lab CDR-A80GP5 5枚 ¥998 C: Victor CD-A80XR 5枚 \545 D: 太陽誘電CDRA80WWY10ST10枚¥880

ハードディスク→CDRコピーの音質は、Aが”劣化なしか、僅か上回る”、であり、次点はB。他は音楽用なのに音質劣化が大きく、7段階評価―2~-3もあった。反射膜メッキのものが、音質が良く、インクジェット印刷のための白などにべっとりインク型は音が悪った。これは盤の振動が関連しているとの我々の過去の知見にも合致している。

2. YAMAHA1300CDR-HDを改造する前に、HDにコピーしたバロック演奏を、改造後の同器で再生し、Pioneer DP-500で、CDR:Bに記録した。HDの音とCDR:Bの音を比較評価した。新・電気音響が重要視する、奥行き感は改善されていたが、バロック、チェンバロなどの、奥行きより、子音再生を含む立ち上がりの良い音を必要とするせいか、総合評価はプラスにはならなかった。

(しかし、後日宮原が、時間をかけて聴いたところ、CDRコピーの方が、音場音像が安定しており、不自然さがないせいか、疲れなく長く聴けた。私にはCDRコピーの方がが良い。)

3. 注目ディスカッション中の、「音の瞬時の立ち上がりの先頭にある、子音がきちんと再現されること!」に注目して、トロンボーン奏者が、マウスピースを使わず、唇の形を変えただけで、「音階等を演奏した録音」を聴き、2種の録音器の性能評価をした。MIC:PROJECT B/1 –録音器:BK II 改 の方が、MIC:COS11-PCM-D1改 の音より、空気感、音場、クリヤー差において、又総合で、はるかに(7段階比較評価で、+2以上)優れていることが確認された。ファントム電源駆動スタジオ用であることと共にに、PROJECT B/I MICが、音場の空間表現など、新・電気音響にマッチした特性を持っているようだ。新・電気音響は、「部屋の中の自分の位置が分かる、暗騒音を含めた音場音像の再現」を重要視している。 その再現が優れている新しい録音器:MIC:PUROJECT B/1 –録音器:BKII改を選び、改良を進める。

4. 20㎝φ同軸シングルコーン型スピーカーを、改造前の従来スピーカーと比較実験した。低音の重心の低さ、高音のシンバルの音など明らかに改善されており、若い2人は改造スピーカーを、良しとした。長年、音楽を聴いてきた人は改造前のオリジナルの音のまとまりを良しとした。再現性能が上がった改造スピーカーの良さを保存して、まとまりの音となるよう再改造する。

5. 「スピーカーはピストン運動だからコーン紙は剛性が強い方が良い」の、従来理論に対して、コーン紙に水を含ませ柔らかくする方法でデモし、間違いであることを示した。若い2人は「目から鱗!」であった。ノウハウ的経験では、コーン紙を指で押した時、柔らかく凹むコーン紙の方が、新・電気音響の音を再現する意味で、音質が良いように思う。 以上 2013, 11/25
研究会会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

以上。