深い音

最新を上に置きます

けじめ後 第7回 研究会報告2022,11/12 

Cc;感性工学会: 感性オーディオ研究会、 中央大学ヒューマンメディア工学  様

   藝術科学会:感性オーディオシステム研究会

A2さん の、2022インターナショナルオーディオショー報告を、コメント(赤)付きで以下に置きます。コメントが彼の報告の、問題点ほとんどを解決すると思います。未だに、オーディオが、周波数領域というどんぶりに入って外が見えず、時間の、再生をできないからです。「時間を正確に: 波面 をきちん出」せば よくなる。–です。

(筆者が以下にまとめたものは、わかりやすくしたつもりですが、熱意は伝わらないかと思うので、感性音響の 研究会情報の冒頭に、にA2さんが書いたそのままを置きます。どうぞ。) http://niz237gt.sakura.ne.jp/new_analog

総結論

1,まじめで本当に良い音を求めている真剣な人はいる。メーカーは対応できていない。

2、HMラボのシステムに比肩するオーディオは一つもありませんでした。ほとんどがモニター調で、現実味を欠いたオーディオらしい音でした。アナログは復活していますが、単に過去の価値を再認識したという訳ではないようです。

具体的に言うと

●従来オーディオの課題(当イベントで感じたもの);低域から高域までの音圧のバランスは聴きやすくとれているが、不自然なものがほとんど。  音像がはっきりしない。音のピントがあっていない。→ 各スピーカーユニットの位置合わせが精密ではない。  高域過多で、そもそも音がリアルでない。(従来オーディオは、波面の考えはなく、音の大きさのみ、その後はノウハウで適当に合わせている。高音の量を増強してリアルにしようとしている。A2さんの要求は無理です)。  超低域再生は諦めている。レスポンスも鈍重である。(これも、波面を合わせないから無理)。  演奏者の想いがまったく伝わってこない。感動しない。胸にしむ以前の品質。  ホールトーンがノイズに聴こえて音全体が甘く聴こえてしまう。(本当は良い録音のものも)

●どうすればよいか?

オーディオ機器と、実際の演奏の音の違いを真剣にリサーチし、近づける事が重要「凄い音」はダメ、「実在感のある音」でなければならない。  ツィーターは硬い音をスコーカーのクロスでマスキングして調整している。 リスニングポイントを外して聴くと、すごく痛い音がでてい超低域を諦めてはならない。スピーカーの低能率化+アンプの高パワー化が音の自然さをダメにしている。 多ウーファーや多ドロンコーンは低域をかなり不自然なものにしている原因の一つ。レスポンスの良いウーファー一発で波面を合わせたものに到底敵わない。(以上も、波面という考えのない従来オーディオではA2さんの要求を満足するのは無理です)。

●インターナショナルオーディオショーの気づいた点11項目; 1)Extra Hi Audioと現在ハイエンド機種の比較  2)ハイエンドオーディオはアナログとネットワークに2極化されていている。  3)アナログは最近作られたものが主で、昔の空気感を含んだ名録音などの再生が見直された訳ではない。  4)ここ数年で再生品質はあがっていない。  5)ハイレゾは大分影を潜めた(私は言い続けてきた、ざま見ろと言いたいくらい)  6)販売がハイエンドよりかはエントリーやミッドレンジが主となる。  7)高額な機種ほどマルチウェイ フルレンジスピーカーは皆無。チャンネルディバイダー使用の時間を合わせるマルチやってほしい)  8)ルームアコースティックが以前よりも重要な理由  9)オーディオ好きはいまだ非常に熱心である。(諦めさせてはいけない)。  10)今回のインターナショナルオーディオショーの概要    11)心に残った機種

■1 Extra Hi Audioと現在ハイエンド機種の比較 

  どれも圧倒的に「良い」といったシステムが無かったので比較は難しいのですが、現在のオーディオとして分かりやすい音を出していたAudioNec(仏)のEVO3(1500万)と比較します。

EVO3  低域は他のハイエンドに比べれば自然ですが、鈍重で元気がありません。部屋全体に広がるのも無理で前方に限定的に広がります。 高域のツィーターは恐ろしく志向性があるもので、リスニングポイントでちゃんと聴かないと、うるさ過ぎて まともに音楽鑑賞できません。ボーカルは透明感が高く透き通るような音づくりですが、感動とはほど遠いです。 チェロのなり方もメリハリ利きすぎて とくに低域は下品にも聞こえます。

ので比較は難しいのですが、現在のオーディオとして分かりやすい音を出していたAudioNec(仏)のEVO3(1500万)と比較します。

EVO3  低域は他のハイエンドに比べれば自然ですが、鈍重で元気がありません。部屋全体に広がるのも無理で前方に限定的に広がります。 高域のツィーターは恐ろしく志向性があるもので、リスニングポイントでちゃんと聴かないと、うるさ過ぎて まともに音楽鑑賞できません。ボーカルは透明感が高く透き通るような音づくりですが、感動とはほど遠いです。 チェロのなり方もメリハリ利きすぎて とくに低域は下品にも聞こえます。

Extra Hi Audio VerIII (NGC)  低域は部屋全体を揺らすエネルギーがあり、実際の演奏を聴いているような生々しさがあります。  低域の瞬発的な再現は随一で、チェロの弓の弾き始め等の再現性は実物に迫るものがあります。  部屋のどこで聴いても嫌な音は鳴りません。従来オーディオは指向性が高いので こうはいきません。  しかし スイートスポットはあります。 スピーカー2.5m離れて横50cmくらいが該当します。  ここの調整は非常に難しく、ツィーター調整がマイクロオーダーで変化します。(平面波にすればよいエリアが広がるはず)  高域は控えめなので、従来オーディオに慣れていると不満に感じる点であるとおもいます。  しかし従来オーディオのような出すぎている高音は、音全体の質感を下げ違和感を感じさせます。  中域のボーカルなどの瑞々しさを、どれだけサポートするかがスーパーツィーターの役目でほとんど聴こえなくてもOKなのです。(Extra HI System M 装置は、波面(時間を再現しようとしているので、ツイーターの調整は大変ですね! でも人の耳はそれほど時間を感じるんです。)

■2 ハイエンドオーディオはアナログとネットワークに2極化されていている。

○アナログ(レコード);アナログ(レコード)の人気が一番目立っています。公演者もレコード世代の年配の方が多いので、解説しやすいのか 熱がこもったトークが多かったです。  しかし、現在のハイエンドシステムは昔に製造されたアナログメディアを上手に鳴らすことが出来ないので、比較的新しく作られた(最近発売された)レコードが再生される事が多かったようです。  (マーケティングも含まれる)現在の(従来型オーディオ)オーディオシステムは空気感を出来るだけ無くし、低音はパワー高域は華やかさを求めるので、昔のいわゆる名盤を上手く再生できません。  現在発売されているレコードを鳴らすという意味で、昔の音に戻った訳ではないので注意が必要です。

○ ネットワークオーディオ; その次はネットワークオーディオです。  PCのHDD(SSD)に記憶されているものや、NAS(ネットワーク越しのHDD)をメディアに使うブースが多かったです。ディスクの入れ替えや、楽曲の検索性で一般的に主流になりつつありますが、ハイエンドの機材を用いても、楽曲に魅力がないのは明らかです。CDやDSDの方が まだマシに聴こえます。PCでの再生は、再生ソフトでかなり音質の傾向が異なりますが、基本は音が悪いのでどんぐりのせいくらべです。  ネットワークオーディオは サブスクリプション(月額課金のサービス)とも親和性が高く現在のメインストリームです。(波面(時間再生を諦めた音質的に低レベルのNASは意味ないですね)。

○CD・SACD;  まだ根強い人気があり、見かけるブースが多かったです。従来型オーディオで聴く限りは良さそうな音源もあったのですが、「胸にしみる」など高度な反応はまったく起きませんでした。  いまだにワンポイント録音で頑張っているエンジニアもいるようです。(ワンポイントは実はExtra HIオーディだということを知ってほしい。

■3アナログは最近作られたものが主で、昔の空気感を含んだ名録音などの再生が見直された訳ではない。

2でも触れましたが、レコードは最近のカットのものが多く、デジタル録音で ハイレゾ音源とともに発売される形式がほとんどだと思います。変り種で徹底的にアナログ録音 ワンポイント録音で取っているエンジニアもいるそうです。(少数派頑張れ!)アナログレコードはCDやSACD、ハイレゾの同じ音源で聴いても、音の硬さがとれるのか聴きやすく好印象です。空気感が無い代わりに高域を空間に散らすような音作りになっていてアナログレコードなのに すごくウソっぽい音になっているのが印象的です。目の前で楽器が弾かれているように聴こえなくて、ある意味MIDIに似ているような機械的な音に聴こえます。オーディオも多様化されており、現在も迷走中といえます。  アナログはアンプなども含めて ハイエンド機器は少し頑張れば買える値段では到底無く(数百万はあたりまえ。スーパーカーを見ているみたいです。

■4 ここ数年で再生品質はあがっていない。

iPhoneのイヤホンジャックが無くなりブルートゥースの無線イヤホンが流行って、再生の質が下がり市場のオーディオ熱が冷めてしまったのと同様に ホームオーディオもハイレゾ=高音質のウソや 利便性のあるサブスクリプションなど月額製オーディオは、それほど良い音では鳴らず、本当に良い音で聴きたいマニアには逆風が吹いています。 アナログに向かったのは良いけれど、従来オーディオを良く鳴らすだけのメディアになりつつあるのが懸念されるところです。年々音に元気が無くなって聴こえてきています。

■5ハイレゾは大分影を潜めた

講演者の一人が、「DSD11.2MHzよりもアナログレコードの方がずっと良い」と、はばかりもなく言っていたのが印象的でした。いまだにハイレゾ=高音質 で売っていますが、ハイレゾもサブスクリプションで普通に聴けるようになり、敷居の高いものでなくなって来ています。しかし、現在のオーディオのメインストリームであり、ここは単にダメだと評価しないで、何処がダメで、どのようにしなければならないか考えないとオーディオの未来はありません。  ソフトウェアや機材等、素人が入り込める余地がないのが残念です。

■6 売り込みがハイエンドよりかはエントリーやミッドレンジが主となる。

コロナで経済が停滞し、円安が進み、各ブースのメーカーの売り込みが 明らかに以前よりもミッドレンジやエントリークラスを聴かせるのが多かったです。3年前 コロナの前は、どこのブースでも一番ハイエンドを鳴らしていましたが、ハイエンド→ミッドレンジ→エントリー 等 スピーカーを変えて積極的に購買意欲を煽るというマーケディングが多くみられました。日本は少し貧乏になってしまったのかな?と感じてしまいました。

■7 高額な機種ほどマルチウェイ フルレンジスピーカーは皆無

これは以前からですが、フルレンジスピーカーは、ほとんど無く少なくとも2wayからです。ハイエンドが多く来るイベントなので 仕方がないと思いますが、ユニットが多い事に憧れがおおいのでしょうか? 沢山ドロンコーンがついているスピーカーが目立ちます。(周波数領域から外へ、目が覚めない) アンプはモノで左右独立もお約束のようなものです。 とあるホーンスピーカーのブースではパワーアンプのラックが8つもあるようなところがありました。物量は、一種の憧れでもあるようです。

■8 ルームアコースティックが以前よりも重要な理由

 ブースが会議室なので、かなりデッドな音場で、会場に人がたくさんはいれるようにスピーカー感も広めにとるので、元気のないサウンドになりがちでした。ハイエンドのスピーカーはモニター調で硬質な音で高域がきつすぎて 低域が不自然なのを補うために周りに沢山のポールをたてたり(日本音響エンジニアリング シルバンシリーズ)壁からの反射を調節するプレートを部屋中に設置しています。部屋の隅やスピーカーの後ろに観葉植物を置いたりして、部屋の低音の定在波のエネルギーを下げ、試聴位置での低音の音圧が高くなりすぎないよう調整しているブースも良く見られました。しかし、低域にそれほど大出力をいれずとも、ウーファーの波面を合わせれば部屋全体を隙間無く揺らせるほどの音をHMラボのシスレムはあるのです。 もし鬼太鼓座を両方で聴きくらべれば はっきりするでしょう。(従来オーディオの中でいかにに頑張っても無理。熱心な人に、Extra HIオーディオに動くよう努力して?

けじめ後 第6 研究会報告 2022,9/9 

Cc;感性工学会:感性オーディオ研究会、中央大学ヒューマンメディア工学 様、藝術科学会:感性オーディオシステム研究会

DACのハードウエア性能の改善です。奥行、雰囲気(怖さも)が難しい。出せれば大成功です。

アナログ(テープ)に集中してきました。離れませんが、世の中心:CDの主問題点を整理して、アナログに近づけたい。CDの音質改善方法は既報告。で、HMラボDACに盛り込んで実現しています。DACのハードウエア性能の改善です。奥行、雰囲気(怖さも)が難しい。出せれば大成功です。

実例; 

フルニエ、バッハ無伴奏チェロ組曲

 ・通常DACでは、チェロが寂しく鳴っている。その改善には、まず、既報告の、プリント板除去立体構成などの既報告のExtra HI System M 的に改造する。通常のDACでは、子音は聴こえないが、ありありと松脂の存在ゆえの動きがわかる音になる。結果として、当然ながら音が、朗々と鳴るようになる。

・その上で、内部電磁波妨害減らす努力をすると、想像以上にアナログに近づく。

まず、どう聴こえる?

テストCD:“皇帝”を、直接聴いた音(十分でないが怖さも出るDACで再生)と比して、テープコピーした音は、しっとり感がでて、肩がほっとする。しかし、細かい情報は増えてないし、奥行も特に向上してない。

CDでは、各楽器が個々が存在を主張して「俺はここにいるぞ!」だが、そのテープコピーでは、他の楽器に合わせているように聴こえる。しっとり感が出ている。

しっとり感、ほっとするものは何か? 

自然界には暗騒音が存在する。ディジタルの音は、演奏がない時、無音で不自然でそれは、自然さ、しっとりのための最重要な情報が落ちている環境と観察される。ICの高周波部のピン直接接続などは必須–。

最初は、DACの機械的振動を減じる; 

1、CD演奏音を聴きながら各部にミリ精度で錘をつけていくと、ディジタル的な音が少なくなり、しっとり、空気感が出そうになってくる。やればわかる。画像で言えば、富士山の裾野が出て アナログ的な音になってくる。・筐体底の点支持もミリ精度で,  音が硬くならず、柔らかい空気感出る方向へ調整する。筐体機械的振動の定在波の、高モードのが出ないようにするのが良いようだ。大理石台にセットすると音の低さが出る。 

・電解コンデンサーは、旧型の混ぜ物のないゲル、厚い極板のサイズ大のものを、角を筐体に接して固定するとよいようだ。

・電源トランス、整流ダイオードなどの部品は柔らか配線し、個々の振動が他部品に伝わらないようにする。

2,自己発生電磁妨害を少にして、且つ電磁妨害吸収シートで包むエコロガで入手の、ドイツ製高周波電磁波吸収シート【RN120】で3重にくるみ、その外を   低周波磁場シールドシートで包むとよかった。テストCD:“皇帝”の第2楽章冒頭を聴いて、音がぼやけずしっかりし、重心が低くなっていく。怖さが出てきそうだと実感する。こうなってくればしめたもの。やめられない。妨害波が出ていそうなところを推測し、各所を、音を聴きながら 徹底的にやる。テストCDでないと音の変化はわからないことを付記する。最後に、好きなCDを聴いて再生音の高品位化を確認。「こんな音まで入っていたか~!」と気づく。特に、怖さが出てくるのがわかり、満足感と、さらなる改造の気持ちが出る。

最後の、低周波磁場シールドシートで包む前の状態。

————-

トランスポーターの説明詳細は以下; ほとんどノウハウ、匠の技術。

1,  アクチュエーターのレスポンスの最適制御:m(質量)を微調する。音のニュアンス:緊張感、怖さに直接効く。息を止めての微調。

2, CDを入れなおして、回転が静かだと音が良い。CDの重さも関係する。

3,アクチュエーターが移動するレールの音がする。(シリコングリスを塗ってあると、そのねっとりした音がする。ダメ)。 6、の4,に続く。

4,アクチュエーターは、watch精度作りだ。「できの良いのを選ぶ」です。

 普通のプレーヤーでは、SONY SR20 1bit DVDプレーヤー、4000円がこれまで20台くらいをテストして最良。これは、「鳴っているだけ」のほとんどの市販CDプレーヤー(10万以上もする)より、はるかに音良し。でも、1bitではExtra HIオーディに必須としている「“胸にしむ”、空気感、実在感」、は無理。

5, 性能を満足するのはマルチビットDAC ICのみです。製造中止でかつ出物が少なくなったが、DVD player AVOX300(中古)あり。30台に一台位、トランスポーター部の超優秀があり。(萩谷先生に譲渡;きちんと聴く時は、お持ちのCDR630(16.5万円*)ではなく、これを使うそうだ)。

* CDR630;Red Book、Orange Book Part II、Orange Book Part IIIに完全準拠. 機能のみ。

6,胸にしむ音が再生できる 最高のトランスポーター

 は滅多にない。会ったことがない。例えばLUXの高価なターンテーブル型のものあったが、NGだった。探して普通に入手可能は、

YAMAHA CDR 1000HD という、「CDから、あるいはアナログ信号から、ADC→PCMしてHD保存。それからCDR作りができる。CDプレーヤーとしても動作する、CDRレコーダー(中古1万円くらい!)」あり。ただし、中古で、ほとんどはアクチュエーターがへたっているので交換する。機構部を、PC付属(2100E)(1万円以下で入手可能か)の良品と交換、調整して、かなり満足の音出ている。(Model:1300,1500は、機能のみ。音質的にSONY SR20 1bit DVDプレーヤーにも劣る、NG.)。 改造は教示できます。

トランスポーターの改良法

各位のCDプレーヤーの中にある、トランスポーター部の調整は、上蓋を外し、音を聴きながらやります。どの機種でも可能。うまくできれば儲けもの。

改造は

  • 電源部、
  • 電磁波妨害除去、

3,アクチュエーターmの微調整。これは不可欠です。

  • アクチュエーターがスムースに移動するように、ガイドレールを磨く。シンナー、トルエンで、油拭き除去。そして以下のカーボン塗り、100回。Germany GRAPHITE PURE 2900 6B, FABER CASTELL (文房具 500円くらい)。ミクロン以下の炭素粒子がボールベアリングの役目で、ガイドレールとアクチュエーター可動部の隙間に入り、滑らかに動く。日本製の鉛筆では炭素粒が荒いらしくNG.

5,可動部、筐体のネジをストレスのない最適に調整する。音の低さを失わないで、音の余韻が ス~と伸びるように。

以上は、HMラボのノウハウ最高技術。過去の研究会報告にしました。問われればお教えします。筆者

CDを見直す

ヘッドホンで、以下のように聴こえた; 左前方の第一バイオリン、右後ろのコントラバス、中央奥の管楽器、ちゃんとその位置に聴こえました。CDではいくら聴く努力しても、なんとなく奥行きがある程度にしか聴こえこえなかったのに比して。CDでは続けて聴く気がしなかったのに比して、すごい進歩です。

結果は、テープコピー音>(+3)CD、です!!

 あ~ 良いCDを、 全部テープに取り直すか~~

本質的熟慮; オーケストラを家庭のオーディオで聴くのは無理。オケのスケール感を再現できるリスニングルームや装置を持っている人は、0.1%もないだろう。 小さなスピーカーで周囲に気兼ねして聴いてる状態なら、ヘッドホンの方が 気兼ねなく心が休まる。– という価値観です。

 K2さんが「ヘッドホンでよい、スピーカーで聴くときはHMラボ工房に来ればよい」と言っていたが、工房を畳んで、自分で音楽を聴くとなると、まさにその通りと思う。で、ヘッドホンで聴いた結果、CDをテープにコピーして聴くと、

発見!! コピーした音でも、テープの方が奥行きがでて、いろいろなパートが分離して、音がお団子状にならず、良い。そのことを、ヘッドホンでなく、Ngc設置のVer.III で確かめた。コピーしても、テープの方がオケの音がお団子状にならず良い。 CDには、奥行情報は入ってるんだ~ これを出すに、CD playerはまだまだ問題大だ~

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究極の音を求める、へのこれまでの経験観察

★1は「高周波信号の配線を最短にすべき」、整流Diodeの取り付け角度の構成が関係する。★2は、超高精度の部品だ。ハイQでもある。 なお、ここでいう奥行き(感)は、奥行きの位置がだいたいわかるのではなく、明確で、人によって違わない物理観察だから“感”は除去したい。コメントは受けますが。口蓋の動きがわかり、弦楽器の弓を押す,引くさえもわかるようになる。「冬の冴えた空気を走る笛の音」とかなら究極だ。

実現はどうするか? 経験からのノウハウです。

,★1は、機器内の空間を飛ぶ妨害電磁波を極小の構成、対策。結果的にアース廻りの信号も。2,★2は、音に直接関係すると考えられる素子の精度を2桁以上上げる。

 具体的にコンデンサーでは、振動しない、大電流を瞬時に、流せる、吸い取る、イメージで; 

・コンデンサーの固有な音は -130db以下。測定は耳でしかできないが、ASC(TRW軍用)筒型)。10000m上空で容量が変わらない。両者の音色の違いはリード線の違い、と思う)を選ぶ。

・電解コンデンサーには期待すべくもない。ロウQだし、緩和現象(非線形)があり超困難。音の力、重心の深さが出せるもの。構造が重要。(電極板が厚く大電流を瞬時に放出、吸い込む、ができることが必要)。現在はないのでJUNKから探す。最新の電解は大容量とtanδは中心だが音に関係しない。また音響用はさらに悪い。∵混ぜ物電解液は放電特性が違うのでNG. フィルムコンデンサーが整流回路に使える真空管アンプは、究極を狙える。

4,スピーカーは開発中、それを記す。ハイQ! 

・腰は強いが軽いコーン紙: 幻のホーレーのコーン紙(最上電器)16㎝φ。新案同軸ツイーター付き。旋盤作りの軟鉄電磁石。強力磁気系140Ω,270mA,38V。(磁気ギャップは1/2にしたので磁気密度は磁力2倍と同様になる.ボイスコイルが擦り易くなるので市販品ではできないが、自作ゆえ対応可)。ダンパー、コーン紙エッジは、初動摩擦があり、音質を損ねるので極軽やかに工夫。不足分は空気バネで。ボイスコイル‐端子の間のリード線の構造も機械抵抗最小にした。(7.4Ω)。BOXは、硬質板、内部ニス塗、真鍮ポート、点支持のハイQ。吸音はロックウール(50x80x10のみ)。グラフウールは不使用。結果→バスレフのf1は、200オーム以上。(添付)

上記は従来スピーカーで、従来理論に沿わない匠マニアの言。正しいと思う。しかし以下は真逆:低音共振インピーダンスを下げること、グラスウール多使用、支持等に防振ゴムプラスチック使用、ツイーターの同一バッフル面への取り付け、低音スピーカーにlowpass filterを使う、—- 筆者は間違いと思う。

けじめ後の、究極段階の第二回報告は、ここまで。筆者が実際に経験した添付写真付き。 宮原(2022,6/21).

けじめ後 第5回 研究会報告 

テーマ: ヘッドホンAKG K601(4芯化)で聴くDAC音質比較

AKGK601 4線化 コネクター(コードは4線が使われている)

2022,9/25研究会の報告です。ご存じの通り、普通の音質は得られており、我々は、高度の音質を求めているゆえ、研究開発が高度になり、また、皆様もコロナとかでお忙しいようで、この報告を出すのに日が経ちました。 現状の認識を明確にし、レポート(これから何をなすべきかを含む) を送ります。ディスカッションをお願いします。

現状の認識;

1,「奥行(感)」が出せれば、感性音響に必須の「胸にしむ、空気感、実在感」を含んで、Extra HIオーディオの求める音場、音像が出る。そこまで出ればほぼ完成と言える。–(そこまでは明らかにしました。けじめ)。

アナログソースでは、求める音に近いが、PCMディジタルでは、全然、そこまでいかない。特に自然さ、空気感が出ない。現行オーディオは、「胸にしむ、空気感、実在感」を含んで、「奥行(感)は出ないものとして諦め、「めっきりはっきりの音の世界」を作っている。当然ながら深みとかは出ず、Extra HIオーディの我々とは別だ。

奥行き(自然さ、空気感(雰囲気、怖さ)が出ることを含む)がなければ聴く気がしないゆえ、追及する。

その改善には、「1,トランスポーター、2,DACの改善」が必須です。

奥行、空気感(雰囲気、怖さ)を出すことはソフトではできない。また、従来常識のハードウエアの方法では出ない。いかに難しいか、以下のレポートで明らかにする。そのハードウエアの作り方の最新は「宮原の匠的方法」で、である。

2,スピーカーを使えない環境では、ヘッドホンに頼らざるを得ない。このレポートは、DACにフォーカスしつつ、ヘッドホン環境を主に報告している。

宮原