研究会報告

報告まとめ 2020,2~2020,8

 (新コロナ感染が危険ゆえ、研究会は中止。HMラボの宮原が研究した内容は、以下;

2020,8 LD(Laser Disc)内容チェック

2020,7 DAC1 改造(出力:逆極性とした)

2020,6 DAC2, DAC3改造(出力逆極性アンプ(2N3019使用)取り付け)

2020,5  最高級Amp: A1(改) 2台の、音質最高の条件で、DC 動作電流微調。

     (入力の3.3MΩ の微調-半固定1MΩで)。

2020,4 電磁石スピーカーシステム 3台(20㎝φ、16㎝φ、16㎝φ-SITアンプ)

    setting最終調整

2020,3 DAC1, DAC3 再微調整。問題多し。

2020,2 DAC1, DAC3 の前段ICをCS8412ITに改、アンプの整流コンデンサー交換

                 (Fast switching slow recovery)。

★★★★★★★★

報告まとめ 2019,4/28~ 2020,1/26

2020、1/26

1、温故知新の“最新作の電磁石16㎝φスピーカー”、をさらに評価した。 電磁石の、整流コンデンサーには高性能のコンデンサーを、コルゲ―ションダンパーが硬く動きを抑えていたのには、ダンパーにオイルを塗布して動きを柔らかくした。

2、(特許第3932367):SITのシングルアンプの、「電源整流部(π型)の水平部のチョーク部に、電磁石コイルを使い、「アンプのDC電源平滑と電磁コイルの励起の一挙両得」アンプ。混変調歪の少なさゆえか、交響曲でも音が濁らない。参加者が持ってきてくれたJAZZのCDの、音の立ち上がりの良さが、気持よい。しかし、雰囲気、ニュアンス感が不足である。装置の詰めをする。

 (なお、コロナウイルス蔓延に危惧し、年配者の参加を控えていただい)。

2019, 12/22

1、温故知新の“最新作電磁石16㎝φスピーカー”を、中心に評価した。 電磁石スピーカーの音質は、「最高と言われてきたアルニコマグネットを、次元を超えた、ぬけの良さ、のびの良さ、静けさ、の」魅力がある。良さの物理的観察は、「桁違いに、突発的瞬時信号の立ち上がり立下りの過渡特性の良さ:逆起電力抑制が良く、瞬時瞬時の音が、時間的に続く次音にかぶらない利点」と観察される。

 以下の2者で比較評価した。

・ 新作電磁石スピーカーを、Aクラスアンプで駆動した場合、

・ SITのシングルアンプの、「電源整流部(π型)の水平部に電磁石コイルを使い、アンプのDC電源平滑と電磁コイルの励起の、一挙両得のアンプ」に用いた場合とである(特許第3932367)。

 前回研究会は、前者のみで評価をした。(また、今回は両者とも、スピーカーはさらに改良した)。

 結果;両者とも、マルチマイク録音の、JAZZ演奏の、従来評価語で言うと”粒立ち”の良さの評価が目立った。特記は、後者が、耳が痛いほどのパンチがあり、加えて”第九”を聴いた時の、雰囲気(空気感)、奥行き、音場が優れていることが発見された。

★ クリアーさの方向で音が良くなって、更に改良すべき物理要因・特性に気がついた;

(1)過渡音の時、アンプの整流コンデンサー、電磁石の磁化の直流コンデンサーの電圧を観察していると変化ないが、Cから供給される高速電流変化がよいことが必須と分かる。これに電解コンデンサーは対応できないので、高性能のフィルムコンデンサーにおき変えたい。

(2) スピーカの動作の鈍さに気がついた。使用した市販のコルゲ―ションダンパーが硬く、動きを抑えているのだ。そこで、ダンパーにオイルを塗布してダンパーの動きを柔らかくすると著しく良くなった。多くの市販スピーカーエッジが硬すぎて、設計で目的とした本来の性能を出していないのではないか?と推測される。

2、究極のオーディオ:感性音響論-突破的オーディオ- の完成状況:Extra HI System M ver.IIIを、バッテリ・インバーター電源で駆動し、「東西の壁が除去された後の歴史的演奏:レナードバーンスタインの、”第九”」の、スケール感を主に聴いた。演奏者の人数が多すぎるゆえ、指揮者が足を踏み鳴らして、演奏のスタートを伝える様が目に浮かぶ。

 これまた、従来オーディオが、全く気付かなかった、発見であるが、耳朶に手を添えると、奥行き感、広がり感が改善されることを感激的に確認した。

2019, 11/24

1、DAC: CS8412(4)-TDA1543 は、普及品とされているが、その音質は、従来型のプリント板構成とは次元的に異なる、 革新的な立体(3次元)構成をし、内部電磁放射影響を最小にしたからだ。この効果が、市販で100万円もする複雑構成の高級DACの音質に匹敵又は、超えている。ことを、耳の良い方に、納得の評価いただいた。

 高級器の高度化改善のつもりの+に比し、高度化は大きな、内部電磁放射妨害ーがある。妨害ーが改善+を上回ると考察される。

2、マルチマイク録音のJAZZの音質評価

 80%完成の、電磁石スピーカー(16㎝φ)の、抜けの良い、立ち上がり立下りの良い“音の切れ”を、オーディオ開発のベテラン、マニアが、感激的に評価した。(温故知新キイワード;軟鉄電磁石、電解C不使用のオイルコン電源、HSスイッチングスローリカバリダイオード、内部放射磁気吸収アースに落とす、ホーレーコーン紙、鋭角陵BOX)。

 他ユニットに比して、次元が上に違う。参加者全員が観察する中で、装置の波面精度の調整: スピーカーの各ユニットの相対的音波放射時間微調整をし、音のしまり、重心低さの大きな改善、を確認してもらった。この微調整によリ、材質の音:例えば「紙臭い音が消えた」の評もあった。

2019, 10/27

1、Digital to Analog Converter などの突破的オーディオの更なる高品質化の評価

 筆者が開発したDACは、市販で100万円もする最高級DACの音質に匹敵又は、

 超えていると思う、本当に耳の良いプロの技術者、などの方々に、先入感なしの評価をお願いした。 ⇒ 評価いただいた。ベルリン壁消滅後の第九(バーンスタイン指揮)、”望郷の歌”、 天満敦子のバイオリン演奏、等で。。

(DAC; CS8412(4)-TDA1543 は、 配線電磁放射影響を最小にした、従来型の2次元のプリント板構成とは次元的に異なる、 革新的な立体(3次元)構成である。 (筆者の評価では、従来に比して、7段階比較評価で、+3(非常良い)を超る)。

2、装置(Ver. II)を評価。電磁石スピーカー本来の、安定で安心して聴ける、の評価もらった。

3、レーザーディスク画像:「従来特性から“劣る、悪い”」と見離したLDの、HDMI変換した画像は、一見、クッキリしているが、雰囲気、空気感がなくなっておりNG。変換器がNGのようだ。 一方、もとのNTSCコンポジット信号の映像は、一見、ぼけているが、内容、雰囲気を表していること、確認した。

3種の評価者比較

(1)本当に耳の良いプロの技術者、に加え、

(2)従来オーディオの音で出来上がっている人、

(3)従来オーディオの音に疑問を持ち、「感性音響-突破的オーディオ-」の音に、教示されたからではなく、自ら近づいてきた人

 コメント:(1)の人は、「IC性能が良いのは分かる。しかし、そこまでの音質の要求はできず、現状の製品に対応せざるを得ない」、・(2)の人は、「上記1、でIC性能が悪くて厳しい音が出ないのは分かる。しかし、1、の実験で劣る、とされた音も十分高品質で、最初からこれのみを聴いてれば問題ない」、・ (3)の人は、「いや、IC性能が悪くて音質が劣るものでは、求めて到達した、新しいオーディオの意義がなくなる」)。

まとめ; 上記(3)の人、のコメントの方向で研究開発してきた。この人達が、筆者に洗脳されてそうなったのではなく、自ら求めてきたものが、「感性音響-突破的オーディオ-の音」であったことを強調したい。

2019, 9/22

以下を確認した;

1、Extra HI System M Ver.IIIの音質は、通常のオーディオをはるかに超えている(怖さ、 

   まで云々できるに至った。(別の表現では、「生の音に近い、音装置の存在を意識しない音」の評価あり)。

、音質を高めたCDplayer:YAMAHACDR1000(改)ができた。(ゆるみない、しまった音の評価)

、高度な音編集に使えるPCシステムが、奇跡的な種々の偶然の発見で作れた。(これ

   でコピーすると、CDの録音が悪い(主として低音が腰高のもの)は改善される)。

以上

2019, 8/25

メインシステム:Extra HI System M Ver.IIIの再生音を、再々評価した。入力機器、PCオーディオの音質を評価し、ディジタルオーディオの問題点をディスカッションした。

 条件;

1、Extra HI System M Ver.III を、徹底的に見直し:電源極性、パワーアンプのアイドル電流、機構的制振 etc。音質は、通常のオーディオをはるかに超えて、空気感とか、怖さまで云々できるに至った。(別の表現では、「生の音に近い、音装置の存在を意識しない音」の評価も、もらっている)。その再生装置を用い、

 CDplayer:YAMAHACDR1000(改)の再生音を、referenceのCDplayer:名器:B/O CDX(改)と、心理物理的に比較評価した。下記、2、も含めて行った。

、これまで「音にならない」として切り捨ててきたが、著しい音の改善をえた「PC オーディオシステム」の音。

音質評価結果;

1、YAMAHA CDR1000HD(改)の更なる改善(駆動部をCRW2100の駆動部と交換)した音は、(これまでの、「ベルリン壁がなくなったときのレナードバーンスタインの第九」を聴いて、緊張感、奥行きが出ず、録音編集悪いのだろうと思ってた音)に比して、それらの全てが改善されていた。7段階評価の+3(非常に良い)だった)。

 ⇒ これを聴いて、「演奏者が大人数ゆえ、指揮者からの合図の演奏の始まる瞬間が分からず、演奏者が迷っている緊張感までが分かる」との評もあった。基準のB/O CDX(改)を超える、或いは、匹敵するレベルになった。

(トランスポーターの機構部の精度が著しく高度な音質に影響することが分かった)

2、勿論、B/O CDX(改)の固有の良さ(響の良い昔のホールで聴いているような)はある。 だけど、これは旧い音で、演奏者が迷ってる緊張感は、わからない。(上記1、のYAMAHA CDR1000HD(改)では分かったのに)。

、他のCDも聴いてみると、落ちついた古い演奏は、B/O CDX(改)の音が好ましい。一方、新しい、クリアーさ、怖さ、ぬけの良い音に対しては、YAMAHACDR1000HD(改)がよい。音の好みによって分かれる。

、プリントの悪いCD以外は、我が自慢装置でもコピーすると、源CDの音に劣る。(当然な結果でよかった)

音質向上に関係する物理要因・ハードウエアの検討;

1、アクチュエーターの劣化はLP時代のカートリッジの劣化に例えられる。音質を劣化させている。また、構造は軽量のアクチュエーターが良いようだ。

2、Premium2(超軽量のアクチュエーター)から、これまた、超軽量HD: HITACHI 20GZIFへのコピー音は、音質が著しく改善されている。

 この2つの結果は、ディジタルオーディオの問題点の発見の糸口となるかもしれない。これまでの「重量のあるメモリ部品が良い」と逆だ。これはハイレゾの高音質化の期待につながるかもしれない。

以上。

2019, 7/28

 前月6月までの改造機器の

1、オペラ歌手の学生評価; 再生音を的確に評価してくれた;

キャスリンバトルのアリアに、「身体が暖かくなる」。「ヤマハプレーヤの音の無機性」の指摘。他の評価者は、音そのものに関しての評が多かった。

 2、よほど、製作時のできの悪いCDでない限り、オリジナルのCDの音を超えないことが、あらためて分かった。(音質的に聴くか、音楽的に聴くか、の違いもあります。 後者の場合コピーが良いことあり。)

以上。

2019, 6/23

1、「ディジタルPC オーディオ」を、これまでの研究成果を基に、厳選した機器で構成微調整した。「 “漂う空気感”、“歌う” がでた!」の音。

、これまでの研究開発で、PCを排除してきたディジタル‐アナログオーディオの音。

音質評価結果:

 1、の音は、一般人、女性、が高く評価する。工学関係では電気系でない人が高く評価する。一方、装置製作者、モニター室などの音楽専門の人や、作曲家などは、いわゆるモニター的に音を聴く人は、上記 2、の音を評価する傾向がある。

2、は、いわゆる“情報量の多い音”。 1、は、聴いて自然に身体が動くような、いわゆる いい音である)。

 結論的に、1、が良い。、が好きな人も、、を高く評価した。良くできた海外名器がこういう音がする。

 検討;

 これまでは、「装置をきっちりと作ると、音の伸びが出ないので、少し緩めて聴きやすく(あまく)する」音の最終調整であった。一方が良ければ他方が悪いtrade offだった。

 今回の結果は違う。 trade off ではなく、「2、の欠点の硬い音が、1、では柔らかい音になり、空気感も出て、また、“低音域の音の重心の低さ”が、怖いほど低くなった。 すなわち、「聴きやすくなって音の伸びも出る。緩い音になったのではない。という本格的な音質向上である」。ディジタル歪が除去されてたのだろうか、音のこもり、入力になかった高調波が除去されかのように聴こえる。

★新たな期待;しっかり録音出来ている、音が硬く細く、低音がこもるCDが多くある。これを今回のシステムでコピーすると、それら双方のの欠点が直る;歪っぽさがなくなって柔らかくなり、怖いような低さと伸びのある低音が出ると思う。 自己満足とならぬよう、多くの方の評価をお願いする。

註;装置詳細;

 ・PC: Dynabook G7, plemium2, 外部メモリー: HTACHI 20G ZIF, insulator

 ・駆動電源は外部のシリースレギュレータ(突発的瞬時電流供給の特許回路付き)、

 ・音像、音場調整の、筐体に取り付けた錘の再調整、(装置を楽器に例えれば共鳴箱の微調)。

 ・ホールに漂い、歌うように感じる音のためには、過去の「低音の重心に低さ」のみでの評価とは

  逆であった。双方を考慮して、修正した。

以上。

2019, 5/26

「PCを用いたオーディオ」が、ディジタル歪の原因究明が進んだ結果

「胸にしむ、空気感」は、分析的であった。それをベースに、さらに総合的に;大きな編成のオーケストラのホールに「漂う感、怖さ」のような実在感)を求めた。

 第九”、特に、ドイツ東西間の壁がなくなった時のレナードバーンスタイン指揮の演奏音

音質評価結果;

1、先ず、PCを用いず、直接、CDを(YAMAHACDR1000HD(改)、20GHDシャーシーへ直固定)で再生した音が良い、確認をした。。

2、最高音質と、評判の良い、Plextor Premium2 のCD DriveからPC: Dynabook 

 G7の外付けHD(1.8インチ20G ZIF HITACHI)に記録する。 

 そのHDから読みだしタSPDIF信号を、各々、

 ・professionalYAMAHACDR1000(改), YAMAHACDR1000HD(改)で、CDRに焼き、 

  再生してみると、YAMAHACDR1000HD(改)の方が音が良い。

3、Dynabook G7のUSB介した、外付けHDの選択:

  1.8インチ20G ZIF HITACHIの音が最高で、 それに次いで、1.8インチ40G(2層40G) ZIF HITACHI、そして、1.8インチ30G ZIF HITACの評価となる。

 1.8インチ20G ZIF HITACHIの音は、ホールに漂い、身体が動くように感じる。逆に、低音の重心に低さでの評価は、上記順と逆である。

参考:これまでに“ディジタル歪”について、分かったことは、

、録音器のCFメモリー、PCのバッファメモリ、HDのメモリーの、「1ビット当たりの記録媒体の大きさ(量)が必要だ」。 具体的に、録音のCFは512M以下、HDはの20G以下, PCは512MB(256MBx2)の内部メモリー以前のもの」—である。ところが、それとは違う、見方では相反する例:3.5インチ、2.5インチ、IDEメモリ、の音が悪い、もある。華奢軽快なメモリーが良いという意味で、ハイレゾの改善につながるかもしれない故研究を続ける。 

、ディジタル歪の伝搬を避るべく、各器間にインシュレーターを挿入の効果は大きい

アナログ安定化電源の構造まで考慮すること。

2019, 4/28

これまで「音にならないほど音質が悪い」ので避けていた、「PCを用いたオーディオ」が、かなりの音質で可能になった。

録音から再生の、全てを見直した構成」で可能となる。ソフトがXPの頃のハードウエアを中心として、一つ一つが、従来常識外であり、その実現は、いわば一本道で可能となる。 そのような再生音を評価した。

一本道;  

・録音編集:FR2(改)出力➡アイソレータ(改)➡USB・PC➡HD(PCに外付け)。

・再生;HD(PCに外付け)➡PC・USB➡アイソレータ➡SPDIF変換器➡アイソレータ➡   

     DAC➡ Extra HI System Ver.III。

 ★  “ディジタル歪”について、分かったこと

、録音器のCFメモリー、PCのバッファメモリ、HDのメモリーの、「1ビット当たりの記録媒体の大きさ(量)が必要だ」、の発見である。

 具体的に、録音のCFは512M以下、HDは水平記録方式の20G以下, PCは512MB(256MBx2)の内部メモリー以前のもの」—である。 (この事実は、現状機器の、高集積度化の、IC, HD開発方向とは真逆だ)。 

、ディジタル歪の伝搬を避るべく各器間にインシュレーターを挿入している。

 使用装置:PC:DynabookG7, アイソレータ及びSPDIF変換器:三共電子、シリース安定化電源(宮原特許回路)。DACはHMラボ製。

 音質評価実験結果;

 突破的オーディオでは、求める「胸にしむ、空気感、実在感」 厳しい評価である。

1、再生音は、これまで最優秀のB/O製のCDX(改)に匹敵するか超える。 音に力強さが欲しい人は、CDX(改)を選び、怖いような空気感、雰囲気が欲しい人は、PCシステムを選ぶ。

2、Transporter: professional YAMAHA 1000 CDR(改) は、所謂ヤマハ臭く、感動する音がしない。➡後出、回転機構部を交換して著しく改善あり(参照:2019, 8/25)

以上

★★★★★★★★

 

★★★★★★★★

 

★★★★★★★★ここから上 2019,5/31に更新★★★★★★★★

報告まとめ 2019,4~ 2019,5/31
YAMAHACDR-1000/1300HD, PC オーディオについて、多くの結果が出たので、まとめて記す。
1、前回の報告の、まとめ(2019 4迄)の、修正を最初に記す、以下が正しい;

・PCを用いた音システムで、高音質が実現できそうになってきた。
・トランスポーター:X9010は、CDX、YAMAHACDR1000HD(改)に性能が追い付かず、排除した。
YAMAHACDR1000/1300HD(改)は過去のコンストラクション改造が、 きつすぎて音の伸びがないので修正した。
“第九”(ベルリン東西壁排除後の歴史的名演を使う)を、テストソースとして用いた。過去の楽器数の少ない演奏で
分からなかった故。それでも、YAMAHACDR1300HDは、最高級としてはやや排除状態。
・集積度の高いメモリーはNGと集約できる。PCはWindows XPの、旧いモデルで、内部メモリーは512M迄。』

2、
PCを用いた音システム:Dynabook G7 内部メモリーは512M と, CDRレコーダー:plextor premium2の組み合わせ
が音が良いことを発見し(マニアの間では以前から有名)多くの実験をした。SPDIF出力を、前回報告のDACに入力して
用いている。次元的に音質が向上した。「胸にしむ、空気感、実在感」の上に、“漂うような唸り”、“怖さ”を再現する。
★ハードウエアに要求される物理・特性は、今のPCオーディオの常識と一致しない。
・1.8インチ ZIF 20G HITACHI の音が良いことを発見し、これを用いることにした。 しかし、同じものでも、30G,40G
は音が、硬く、のびず、NGだった。
・集積度の低いメモリーの音が良いのではないかと、3.5インチIDE HD、2.5インチIDE HDを、変換コードを用いて
1.8インチ ZIF 20G HITACHIと条件を合わせて実験したが、音は全く期待はずれであった。IDE構造が悪いのかもしれない。
・YAMAHACDR1300HDの、3.5inchi IDE 80GHD の端子に、音が良い、1.8インチ ZIF 20G HITACHIを変換して、
セットしたが、受け付けず、使えなかった。
・CDRレコーダー:plextor premium2 を最高条件で働かせようと、アナログ電源で駆動したら、音質向上は非常にあり!
電源の、ヒートシンクや、セット状態でも音質が変わることを確認した。これは、アナログ装置と全く同じである。
ヒートンクを選び、漂うような唸り音、怖さまで出る空気感を出るべく調整中。
以上の実験で、多くの日数、経費を必要とした。
以上。

報告まとめ 2018,4 ~2019,3

突破的オーディオが求める「胸にしみいる、空気感、実在感」は、一応出るようになったのだけど、もう一ランク、いや、次元を超えてか、「怖さ、緊張感」が出せないものか、試行錯誤してきました。その、1年分をまとめて報告です。
それが、これまで避けていた、PCを用いた音システムで、実現できそうになってきました。以下に説明します。
1、装置内部発生の電磁妨害を発見し、その除去法を考案、実現した。特に、ハイサンプル装置(電磁妨害が大と考えられる)で、著しい音質向上があった。 テスト条件;
(1)、リソース:HMラボテストCD(ジャックリーヌの涙、皇帝)、ブラー
ムスP協アシュケナージ、他。
(2)、テスト機器(組み合わせ、全て宮原の改造品);トランスポーター:
2、トランスポーター:X9010,300VDAC、DAC: PCM86、CS8412-TDA1543,
CS8414-TDA1543 について、「サンプリング周波数96K のCS8414では
音に力がないのでCS8412 が良い」のレポートあるが発売停止で入手不可。
現状では、冒頭の次元を上げた目的に、足りないものを感じる。

その改善を求め、試行錯誤の結果の、大きなみのりは、

3、精密測定器用の、バッテリーからAC100V を得るインバータを入手し、用いてみると、引き込まれるほどの再生音となった。如何に電源が大切か思い知らされた。以下に評を記す。
『皆さん文句なく圧倒的な音の実在感に驚かれたと思います。私のとなりに居られた方がおっしゃておられましたが、頭の中で機器のことなど、所謂オーディオ評論的思考をさせない音でした』。
『私は生演奏をよく聴く。“ステレオで生に近い音だ”と言うことはないと思っていたが、ホールで聴く生音に近い、初めてだ』。
『まさにコンサートホールの中にいるような気持ちのいい響きに浸ることができました。音のことをすっかり忘れて、音楽だけを聴くことができました。
CDの中には、ホールや会場の雰囲気が十分収録されているが、うまく再生しきれていなかったのかなと思います。今まで、再生しきれていなかった部分が、今回の改善で聴けて、この再生しきれていなかった部分が大事なことであると気付きました。』
以上より、 “胸にしみいる感”、 “空気感(気配)”、と“実在感(音の重心の低さ、しじま)と、しじまを加えた。これは、あたかも、演奏会場に身を置いたの漂う雰囲気の中にいる感を、実在感とともに表そうとした評価語である。冒頭に記した目的に少し近づいたかと感じる音になった。
付記;
・JAZZ の場合は、小型バッテリーからアナログ方式で得たAC100V では、音に力が足りなく感じ、商用AC100V で駆動したほうが良かった。(JAZZは突破的オーディオの評価: 自然さ、より、楽器音の強調表現の“胸に来る”(しみいるとは言わな)を求めているようだ)。
・持参いただいた、フェレンツ・フリッチャイ指揮ベルリン放送交響楽団による チャイコフスキー『交響曲第6番~悲愴』 (1959年 ドイツ・グラモフォン)は、一般的に、この曲は、音が厳しくて全曲を聴くことが少なかったが聴けた。
・イシュトヴァン・ケルテス指揮ロンドンフィルによる ドヴォルザーク『交響曲第9番~新世界より』 (1965年 DECCA) も、よかった。
追記;
・求めやすい価格(約3万円)のDVD(CD)playerの再生音の比較を行い、多くの製品から探す当てたSONY SR20(改)が、空気感と、細かいニュアンスが優れていることが分かった。
ICは、SINY 1823-JDL, Winband 1836H を用いている。
・ KENWOODトランスポーター 、x9010の素性が“暖かい”音、を気に入り、重用していた。それを再評価した。すると、このこだわりは、「ニュアンス、空気感(気配)、が損なわれていること」を発見(再認識)した。他例(DENONの製品など)でも、何度か経験している。その再生音は、例えば石原裕次郎の歌などは素晴らしいのだが、富士山の遠景で比喩すると裾野に靄がかかり、靄より上の部分しか聴こえない。
むしろ、今回評価の、内部が簡潔、納得できるSR20が目的を楽に再生している。素性よくできている。 空気感(気配)が出せる装置は、複雑構造の高度な再現も良い経験があるので、SONY SR20(改)の更なる改善を試みる。

4、オーディオマニア的評価と、音楽プロの評価が異なることの発見;
研究の方法は“心理物理”として、物理から離れず進める。 “突破的オーディオ”の根本物理は、「人は“周波数”よりも、音の“時間”変化に鋭敏に感じるから、時間を精密に再現する」である。 それとは別の「ニュアンスの再現なのか、あるいは、結局は時間が正確に再現されてないからか」がポイントである。
結果
今回、運良く、プロの演奏家・指揮者、現場の技術者、の参加も得た。まとめると、
1、プロには細かいところが、全部聴こえることが重要である。
2、愛好家は、上記1、も重要だが、むしろ楽しく聴けることに重点がある。
3、筆者が改良したトランスポーター(professional YAMAHA CDR1000)・自作DACの、出来が良いことは プロにも、評価いただいたが、それとの比較で、
★(注目!)CDプレーヤーの銘器B/O CDX(内部発生電磁波妨害除去、底プラスチックを除去しダイキャスト筐体を直接大理石上に設置、AC整流大電解コンデンサー外部設置付加、ACノイズフィルター除去等の改良をした)の音が「トランスポーター(professional YAMAHA CDR1000)・自作DAC」に勝るのだ!
それは、“実在感”というべきか、高級な料理に譬えれば、前者は各素材がそのままわかるが、料理として全体の味が融合しているのは後者だ。
この結果が、物理特性として、何に依るか、分からない。「まだ時間が正確に再現されていないか」のコメントはあった。装置の開発者の筆者としては、一次元あがった、コンストラクションも含む更なる厳しい要求と受けとめた。前者の改良を諦めずにするが。
その他;
1、Transporterの音質が著しく向上し、 LPの音質に接近した。しかし、お持ちいただいた、過去の最高性能時のLPを聴くと、いまだ、LPの良さはある。
しかし、クラシックなどの忠実再生音には、CDが肉薄するようにできたゆえ、名LPはCDも併行発売されているのでCDに任せ、LPの生きる方向は、「音作り的に“楽しく”聴ける方向」に、興味がある。それは、CDにはできないからだ。
2、プロの現場の方々から、多くの実際的知識をご教示いただいた。遠方からのご出席に感謝する。

5、
直近の発見: 上記(1、の装置内部で発生する電磁波による自己妨害の除去と、3、の新電源:CAOS battery・アナログインバーター)の効果が大きく、再生については一応満足したので、
録音の高音質化にとりかかった。すぐに、大問題に直面した; 符号を記録しているだけのはずなのに、音質のメモリー依存が非常に大きい(集積度が高いと音が悪い)。
結果⇒ 集積度の低いメモリーを使う以外どうしようもない。ということは、今後とも、
力のある音は、期待できない。イヤホンで、聴く限りは問題ないが、イヤホン、ヘッドホンでは、突破的オーディオが求める、「胸にしみいる、空気感、実在感」は、得られない。
以下、実際やってみた人の発見事実である。集積度の高いメモリーはNGと集約できる。
・ PCはWindowsの、旧いモデル: 386、Pentiumまで。
・ メモリーはCF:512M迄。
・DISCメモリーは20G位迄。
・SD, USB は、全くダメ。
追記;映像について同様の実験をした。
画像の場合、Digital Camera最高峰のD6000 で、512M Buffalo(¥2000)とTranscend Industrial (¥7000)の画質差を観察したところ、 「差なし」であった。その理由は、液晶TV には DACがない。「“メモリーの問題”はDACで生じるもの」と確認した。従来の結論と矛盾がない。
6、録音では、編集が不可欠である、それは、PCの使用が不可欠という事である。
録音器内の録音されたCFメモリーから、その後の編集等、全ての処理をするデータのタンク:ハードディスクに記録しなければならない。
それはPCで行うが、これまで、「PCを用いると、音にならない」と言われる位、音質は劣化した。PCで生じる音質劣化要因を除去しなければならない。
まずは、PCのアース回りを主とする、ノイズを除去する。そのためには、HDとPC間に、また、録音器とPC間に、インシュレーターを挿入することである。
copy;
録音器(FR2)➡アイソレーター➡PCのUSB入力➡HD(USBにぶら下がっている)。
再生;
HD(PCのUSBにぶら下がっている)➡PCUSB➡アイソレーター➡SPDIF変換器(USB
オーディオインターフェイス「USB_DOUT2706」➡アイソレーター からDACへ。
結果;
★これまで最高音質であった、録音器(FR2)直接出力のSPDIF信号の音より、かなり(+2~)音質が向上した。(*4)
理由は、
・アイソレーター(*1)内のDCDCコンバーター除去、外部アナログ電源で駆動。
・SPDIF変換器(USBオーディオインターフェイス「USB_DOUT2706」自作
改善(*3)、による。 そのほかに、
・PC, 外部アナログ電源 の、AC100V のプラグ極性が、アナログ装置と同様、著しく音質に影響することを発見したので、合わせた。
・外部アナログ電源 の 整流Diode、電解コンデンサーを更に吟味して、音質の向上期待できそうである。
以上により、過去最高音質となった。
註;
*1 アイソレーター:WINGONEER USBアイソレータ1500VアイソレータADUM4160
USB-USBアイソレータモジュールオーディオノイズ除去器、(DCDC C.除去)

*2 ➀ハードディスク本体(1.8インチ・20GB・水平磁気方式)日立HTC
426020G  5CE00(2005年頃製造)
➁ハードディスク ケースZheino 1.8インチ ZIF 40Pin HDD/SSDケースUSB2.0
接続 外付けドライブケース)
*3 USBオーディオインターフェイス「USB_DOUT2706」

音質評価試験は、我々が録音したJAZZ演奏を使った。 それは良いことだが、 JAZZは、「胸にしむ、空気感、実在感」では評価しにくい。 「過渡音の再現(耳聴いた耳のさ)、低音の低さしまり、音の伸び」で評価した。、
*4 以下の場合は、いずれも、「結果に記した方法」より音質が劣った(-2);
・録音器からCFを抜いて、PCのUSB入口に直接差し込んだ場合、
(録音器FR2の指示通りに転送すると、一曲あたり演奏時間と同様の時間がかかるが、音質は非常に良い。おそらくは、PC内部メモリーを介さず、直接HDに書き込んででいるからと考えられる)。
・録音器のSPDIF出力を使った場合。(読み出し出力回路が貧弱なのだろう)。
・アイソレーター、USBオーディオインターフェイス「USB_DOUT2706」に外部
アナログ電源を使わず、USB電源を使った場合。(PC内のノイズだらけの、ディジタル電源のせいと思う)。

7、PC は、30万円くらいした頃の東芝Dynabook、CD駆動に、CD-RW DRIVE Plextor Premium 2 を用い、しかも電源を外付けのアナログ電源(宮原特許回路付き)を用いた場合に、上記、4、に記した、『(注目!)CDプレーヤーの銘器B/O CDX(内部発生電磁波妨害除去、底プラスチックを除去しダイキャスト筐体を直接大理石上に設置、AC整流大電解コンデンサー外部設置付加、ACノイズフィルター除去等の改良をした)の音が「トランスポーター(professional YAMAHA CDR1000)・自作DAC」に勝るのだ!』 を、更に超えた。

★これ以降は、次レポート(2019,5~ )に記す。
(以上、2019,4/22)

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2018, 3/25 14:00~ 深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告
場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場 HMラボ・工房

『梗概:突破的オーディオアが求める最もい音の実現ためのハードウエアーを求めての、外部電磁妨害反射及び内部放射吸収の2種のシートで囲うは、劇的な効果があった。』
2018, 2/25 の予備的実験1(東洋メディカルの医療用高周波遮断シートで被う)の好結果を実用に進めるべく、以下の電磁妨害除去効果のデモと評価を行った。

実験2、CDプレーヤー、アンプ、チャンネルディバイダー各に、外部電磁妨害遮蔽の電磁シート(註1)を取り付けた効果。
註1;低周波用 FINEMETは、50Hzでも10㏈減衰させる。10KHz 以上で30dB減衰させる。GHzまで効果あるとしている)。
結果:空気感の改善度が、7段階比較評価で、空気感、実在感(音像、音場)が共に+2(良い)となった。

実験3、実験2,の低周波電磁反射シート内側に更にGHz帯の吸収シート付の効果。
結果:実験1の空気感改善度に似ている。7段階比較評価で、実験2、の結果が更に大きくなり、音場の不安定感がなくなり、総合評価が+2となった。(安定感、奥行き感が増した)。

★その総合評価は、電磁シートをつける前に比して良くなったか?
結果: 良くなった! だが、悪くなった場合がある!
検討;各客観評価項目(奥行き感、緩さの少なくなることが主)毎の評価では、確かに大改善故、結果が明確と思い、評価試験(従来との比較)をしなかった。
しかし、皆さんが音を聴いた時の様子をから、「何かある」と観察をした。その理由が分かった➡ 中間まとめに、「音が寂しくなった」とのコメントいただき、自身でもなんとなく感じていたので、渡邊君と、3/29 に再実験した。
2人共、欠点:「音が寂しくなった」などを確認した。
具体的には、「クライバー指揮、バイエルンのベートーベン4番の冒頭の、ざわめきが静かになって減じてしまう」。電磁シートにより音の緩さはなくなって良いが、温かさがなくなる。緊張感も必ずしも改善しない場合がある。過去にファインメットを使ったKさんからは、「あまさがなくなることは良いが、不自然、不安感が生じる」の旨のレポートいただいた。
CD プレーヤー、低音アンプ、中高音アンプ、チャンネルディバイダー)に、2つの電磁シートを各、各々単独、2つともかぶせる、3場合(4×3=12)の実験をした。最適な電磁シート取り付けは、
1、CD player、低音アンプには、外部からの低周波反射のファインメットと内部電磁波吸収の炭素素材共に、なしが良い。
2、中高音アンプ、チャンネルディバイダーには、「外部からの低周波反射のファインメットと内部電磁波吸収の炭素素材(Gに接続)共に“あり”」が良い。
となった。
最終結果:電磁シート(各々に最適化)を取り付ける前より、演奏前のざわめき(空気感)、演奏が始まるゆるみのない緊張感(怖さ)は明らかに向上した。これは奥行き感を含む音場、音像が明確になることと一緒である。
あらためて、次会研究会で、改良した状態を厳しく評価していただく。

エコログRN 120(1G~10G 40db以上を吸収 下記図)付。RN 120は吸収シート故、アースを必ず取って吸収した電磁波を捨てる。

まとめとディスカッション;
1、外部電磁妨害反射及び内部電磁放射吸収の2種のシートでくるむことにより、エポックメーキングな音質改善(7段階評価で+3以上)があった。空気感、実在感(低さ)、の改善が大きい。「はじめて、コンサートホールで聴くような感動を得た」の評もあった。
しかし、欠点も生じた。なんだかつまらなく感動しない、歌わない、ウキウキしないのである。不要な反射のみならず、必要なものも除去してしまったように感じる。
2、要約すれば、「音が寂しくなった」の、マイナスの評価の場合があった。
これまで、好ましい「ホールの暗騒音」と思っていたものが本物ではなく、他の原因で、ざわざわ感を間違って感じてたのかもしれないと思い、何度も聴き直したが、明らかにホール音であって、他のノイズとは感じない。
外部電磁妨害反射及び内部発生放妨害吸収の2種のシートでくるむことにより、「無駄なノイズがなくなった」良い意味では止まらず、木製の壁が作る「ホールの暗騒音」の肌触りの良い空気感の雰囲気がなくなって、静かになり過ぎる場合があるのだ。  何を失うのだろう。
3、感性音響論-突破的オーディオ再生- に記したが、「最も良い音とは、胸にしむ音、空気感、実在感(低さ)が出ることだが、具体的には、別の語を使って表現すると、ざわめき、緊張感、低さ、怖さ、奥行き感、音場の自然さが出ており、ウキウキ感、歌う感が 出ているもの」としている。「静かになりすぎる」は、ウキウキ感、歌う感が失われている状態でもあり、「クライバー指揮、バイエルンのベートーベン4番」で言えば温かみがうすれ、無機的な厳しさが目立つ演奏のように聴こえる。「着ければ必ず良いはず」ではない。深い演奏を聴きながら最適状態を求めることになる。

まとめ; このように、突破的オーディオアが求める最もい音の実現ためのハードウエアーを求めての、外部電磁妨害反射及び内部放射吸収の2種のシートで囲うは、劇的な効果があった。と言い切ってよい。ただし、「着ければ必ず良いはず」ではない。深い演奏を聴きながら最適状態を求めることになる。
なお、この改善は、突破的オーディオの求める音質: 空気感、実在感(低さ)で明確である。胸にしみいる、は あまり改善されない。

註2;従来オーディオで、過去に、ケース内側に電磁物質を塗るなどの工夫がされたと聞くが、今回の実験結果のようなに、客観評価語を使ったしっかりした実験ではないようで、従来オーディオの音としては重要度が注目されなかったか、採用されず消えてしまった。

大きな、残った問題;
「AC電源が何らかの変化をして、「胸にしむ、空気感、実在感(低さ)」の変化する現象」は改善されていない。この変動は、周波数が変わるなどの初歩的な変化ではない。理由さえ分かっていない。
この音質劣化に対して、従来、AC電源極性を変えて(プラグを引っこ抜いて、逆にして差し込む)で対応してきたが、この方法は、単に、ベターな方を選んでいるにすぎないことが明確になった。すなわち、場合によっては、どちらの極性でも改善されないことがある。それは、商用AC電源が、常時アナログ的に変化しており180度変わるわけではないということが分かった。最近、また夕方に、変動が激しい。
まずは、商用電源線と切り離した自家発(不使用時間にバッテリーに充電しておき、そこからインバーターでノイズのないAC100V を得る)を使う。
最終的には、「商用AC電源のこの変動を検知し、それをキャンセルする方法」がないかの本質的解決策を探りたい。
なお、「AC供給線を介した妨害を少なくした後でも残る音場ぼやけ」は、空間から降ってくる電磁妨害によるものと考え、アース電流補正装置(感性音響論-突破的オーディオ再生を求めて- の、p。43、図4-5)で行っている。(2018、2/23 宮原記)

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

★重要報告★2018, 1/28 14:00~
品川区広町1-5-28 ものつくり工場 HMラボ・工房

研究会のテーマ;
“突破的オーディオの求める” 「胸にしみいる、空気感、実在感(低さ)」実現を目指した クニ三上Live 「録音 → マスタ → プリント」 の音質変化の評価結果。

7段階比較評価( 3:非常に悪い -2:悪い -1:やや悪い 0:同 +1:やや良い、+2:良い、+3:非常良い)
により、rank差:-3 ~ +3 で示す。 1rank差は 1心理距離とみなせる)。
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結果;
録音の直接HD copy  卓で調整編集のマスター スタンパー後のプリント(市販CD)
0 -1, -2, -3 0 -1, -2, -3
総合評価 人数 0  4  0 3   0 1 4 2
実在感 人数 1  1  2 3 0 3 2 2
空気感 人数 0 3 1 3 1 0 2 4
胸に染む人数 0 3 2 2 0 3 2 2

結果のばらつきは、正規分布に基づく統計処理するには適切でないから、そのまま記す。
Master CDを作ったマスタリングエンジニアは、突破的オーディオの趣旨を理解され、苦労して作ってくれたが、本人曰く「従来オーディオの卓、コピー装置なので、位相情報(波面)は壊れ、空気感などは出ない、意向に沿えないが~」。 それが現状である。
1、録音の直接HD copyは最高品質であり、それに比して、市販されたCDの音は、6~2 rank低い。6 rank劣化の評価をする人が最も多い。他の項目も同様である。
2、録音の直接HD copyは、HMラボHMCDR-1300で、高品質なCDR(SPMPT)に一枚ずつコピーして得られる。(コピー速度:×1、ファイナライズ:スロー)。
3、上記とは別次元の、従来オーディオでの秀逸を狙ったものが、ウルトラアートレコード社のCD音である。従来オーディオとしてすばらしい。
しかし、突破的オーディオの立場からは評価しない。次元の違ったものだからである。

ディスカッション
1、突破的オーディオが目指すCD音は、結果2、に示す以外の方法では得られない。希望ある場合、対応している。
2、ウルトラアートレコードの音評価は、「従来オーディオの音としての比較評価」をお願いした。年配の2名のみが評価して下さり、共に +2 (良い)の評価であった。
3、 他方、突破的オーディオの音を聴いて、聴き方が肥えている評価者は、「ワンポイントマイク録音で、且つ平面波再現装置による音像、空気感の良さを知っているので、あえて、従来オーディオとして評価してほしい」とお願いしても、従来オーディオの、波面に留意しない音の音質が受けいれられず、ウルトラアートレコードCD音の総合評価は、突破的オーディオの録音の直接HD copy の比して、rank差は、-4(3名), -5(2名), -6(1名)であった。別の表現をすれば、「市販CDは別物」の評あり。
4、 従来オーディオとしては秀逸のCDであるにもかかわらず、突破的オーディオの立場からそれを評価した場合は、欠点が目立ち、その具体的表現は、「オンマイクでの録音で、無理にボーカルを浮かび上がらせ気持ち悪い。楽器音像がわからずごった煮だ、あるいは壊れている」、「音場がなく、響き、空気感は皆無でつまらない」、「低音域の音の低さ、深々がない」、「胸にしみいる音がせず、感動を感じない」。–であった。

ディスカッションまとめ;
1、新たに設立されたウルトラアートレコード社の「“一発録り”」による、音質劣化の少なさ、各プロセス、CDの作り方の説明通り音質向上あった。ただし、あくまでも従来オーディオとして評価して、“良い”であった。
2、 しかし、突破的オーディオの音と、次元的に違う。(深い感動を感じない。信号位相、または、波面の考慮がないからだろう、第一作:エトレーヌの音に対して)。
3、突破的オーディオを、従来オーディオを別物とせず、つながりを求めれば、
1、ワンポイントマイクに、3本目以上のマイクを加えた時の信号位相の破壊を解決、
2、 それは、マスタ―制作時、卓で信号をいじる場合につても同様。
3、UHQCD規格で、低音域の音の低さ、深々が出せるようにする方法の発見発明。
4、満足できるマスターができたとき、市販のCDに、音質を劣化させずに、反映させる方策、が必須である。
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

★重要報告★2017, 12/24 14:00~
品川区広町1-5-28 ものつくり工場 HMラボ・工房

(標準的CDプリント盤の音は、感性音響論-突破的オーディオ-として許容か?)
HMラボが録音したオリジナルと、それから現在の標準的方法で編集、プリントしたCD盤の比較を2件行った。
結果; ともに、「オリジナルが、市販盤より比較評価で、+3(非常に良い)~、(+2)はるかに良い」となった。市販盤はNGだ。編集プリント、プリントで劣化。
検討;
・三上ライブ(JAZZ)。 筆者は敢えて「演奏者がいないときバーやレストラン  のピアノがあるところでスピーカーから流しておくには良いのではないか」と提案したが「オリジナルを聴いてしまったらCD盤の音はNGだ」であった。
・万葉歌集(歌、ピアノ伴奏)。筆者は、万葉の歌は良い意味で原始的生命感が大切と思っている。CD盤の音は、雰囲気や成熟した女性の生命感が激減しているのでNGと思ったが、受け取る情報として、言葉の内容が伝われば良いという人もいた。
そうであれば、今の作り方でできた標準的 CD盤の音質でよいわけだ。
こういう人の場合、⇒ハイレゾは必要ないし、我々の”深い”を求める研究も必要ない。 しかし、そういう人の中にも、良いものがわかってくる人がいると信じている。
(音の聴き方に大きく分けて2G(内容が主、音が主)あることの再確認でる)。
★まとめ:深い感性のテクノロジー研究会が、「”深い”を伝える」に関しては、現状では、HMラボ 以外、高品質なCDRにコピーして配布するところは見つかっていない。やります。

(音再現改良デモ&ディスカッション)
過去30機種位実際に試した中国製のDVD player のなかで、発売停止:AVOX 300V(改)の音が、見かけと違って本物で、譲渡できる最低限のものであることを再度確認した。改造は不可欠だが。
音の研究の一段落として、
1、上記CDプレーヤーと、これまでに開発した10㎝φスピーカー、DENON UCD-10(改)アンプで、感性音響論-突破的オーディオ- の伝えるものを、無理のない価格で世の中に供給していく。その上ランクとして、全ノウハウを込めたマルチビットDAC開発中である。
2、 年賀で多数に紹介した。また開発の装置をオークションに出すことを実際的学会代わりに使って、”深い”研究の重要性をPRした。1週間で約500人アクセスがあった。数年前から努力しているが盛り上がらない。意欲ある退職者、最初から深い音楽に関心がある若者が中心である。一般PRに力を入れ過ぎ、最高の”深い”を怠ると、たちまち研究会参加者が減る。あらためて本研究会は、”深いのオーディオを進めなければならないと感じている。
(次回以降に、残されたテーマ)
我々の研究成果:「胸にしむ、空気感の音質再現が必須」から見直すと、1986年頃~1988頃の、”Philips CD34が発売された世界的ショック” を受けての、CDプレーヤーの大開発時の中に、見るべきモデルがいくつかある。それらを発見し改造した。 直近、BB社のマルチビットDAC PCM56が優れていいることを見出し、何台か入手改造し、デモした。次回以降、PCM56に加え、電源にシャンレギを使ったCDX-900D(改) の音がいわゆる”YAMAHAサウンド”と違うか評価する。(これまで最高のHMラボのリファレンスのトランスポーターDPx-9010改+DAC:PCM1789HMLAB と比較で)。

(画像再現改良デモ)
キャノン社が作った本邦トップディジタルカメラ(KODAK D6000、2000年 360万円)に、評判のキャノン28mm-70mm(1993年11月発売のCanonの初代Lレンズ、EF 28-70mm F2.8 L USM鉛ガラス)ズームレンズを搭載したディジカメの究極の性能実験装置がある。電源依存を発見した。⇒ 画質の改善(奥行き感を生の風景の見えと同じにする)実験が進んだところまで、デモする。これは、超高度の世界だけではない。JPEG 圧縮画像でも、認識される改善である。世間から遊離しない。
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

報告;2017, 10/22 14:00~
場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場 HMラボ・工房

(音再現改良デモ)
1、前回の9/24研究会で、突破的オーディオに不可欠な3 評価(胸にしみいる、空気感、実在感)の、実在感に関係する、”再生音の深み、低さ”の再現性の良い過去のDAC ICの再生音をデモし、”従来特性のみで” 良い と開発されてきた新しいDAC ICと大きく異なて優れていることを理解されたと思う。その後、回路は変えないのに、筐体の支持法の工夫で、著しく、音の低さ、音の広がりの改善があった。以上により、以下の3、の高品質画像の研究成果から得た改造をExtra HI System M ver.IIIで、行ったところ、音場再現に著しい改善があった。
それは、自然な録音、プリントをしたと考えられるCDの再生で、演奏者が全員ステージの上に居る、音場、音像になったのである。改造前は、”中央の歌手の音像がステージより前”などの不自然があった。生をよく聴いている厳しい評価者が、「演奏会で聴いているようだ」と評した。
あまりにも大きな変化、改善ゆえ、今後、種々のリソースで時間をかけて確認しつつ、その原因を追究し、音再生の向上を目指す。

(画像再現改良デモ)
2、「”空気が写る”と言われるLeica レンズ、また品格表現で定評のあるツアイスレンズ」と、日本のレンズ:タクマー(アサヒ)、ズイコー(オリンパス)、ロッコール(ミノルタ)、EOS(キヤノン) の表現を、参加者の教育も兼ね、急きょWebで探した画像で、デモした。
皆さん、びっくり!の レンズの表現の違いを認識した。″解像度″のみでは画質を表さない。 今後、いろいろなリソースで時間をかけて丁寧に調べるが、日本のレンズが表現できない、空気感、実在感(奥行き)、品格の表現の「物理量は何が違うか?」は、主研究課題である。
3、キャノンカメラD6000(KODAKのCCD撮像面)で、実際に風景を撮影し、カメラの電池(電源)の違いによって、空気感、実在感(奥行き)の再現性が異なることを発見した(添付Photos)。この結果から音再生装置を改造した(上記2、)。
これまでは、レンズを変えることでしか できなかった「画像の高度な表現」をディジタルカメラ電池の工夫(改造)で変えられるという大発見である。
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

2017, 9/24 14:00~
場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場 HMラボ・工房

これまでの研究経過と新展開:テーマ、
1、(音)突破的オーディオに不可欠な3 評価(胸にしみいる、空気感、実在感)の実在感に関係する、再生音の深み、低さの再現性に関して、良い再生の旧DAC ICと、その後開発のNGな再生の新DAC ICの再生音をデモした。
その開発の路線で現在に至ったハイレゾは全く”深々さ”が出ない。問題解決の例を世に出すべく、筆者の探したマルチビットDAC ICのDA converter開発を続ける。

2、新しく、深い画像・映像の研究に入る。発見的初期観察は以下である。
(1)用意したDisplay装置に、選んだテスト画像を入力しデモした。
本研究では、基本: 胸にしみいる、空気感、実在感 が表現される物理特性を求めている。 しかし、超高品質ディスプレイだが、上記3つの表現が評価ができない。画像は”きれい″だが感激が喚起されないのだ。「従来特性に基づき、まじめに作ってハイレゾに至った音の状況」と同じものを感じる。何が原因かを求め、自由に観察、ディスカッションした;
発見
(1)  ディスプレイの、色の飽和度(Saturation)を、ピクチャーモニターの容易に調整できる用にしておく必要がある。(飽和していると奥行き感が壊れる。観察していて気持ち悪くなる)。
(2) 筆者はCRTディスプレイの最終段時の画像画質を知っているが、その突発的瞬時輝きが″胸にしみいる″評価に著しく高得点をもたらす。それがない液晶ディスプレイでは本質的に無理なのではないかと危惧する。4K, 8K時代を迎え、どう対応するか考えていく。
(3)空気感に関してしては、バックライトがFL管のディスプレイの方がよく出るように観察される。
(4)また、深い画像を作るには、撮影がレンズによる影響が大きく、種々の例で比較してみた。この映像表現の違いは、「レンズ、高品質bodyのレベルになると、好みか?趣味か?」 であるが、本研究会は、深いテクノロジーの研究として、従来とは全く違って、感性から入っているからこその、新しい発見ができる。レンズ―画質は、従来学会では解像度のみで、他の感性にかかわる問題は避けてきたが、実際に写真を撮る人達には、最重要の特性なのである。
このレンズの違いを”好み” とだけは言えない。
・ミノルタロッコール(萩谷先生が好き)は、音で言えば、中低域がしっかりしたアンプのようで、それは良いが、さわやかさ、透明感がない。
・ テッサータイプのレンズは、空気感が素晴らしい。さわやかさ、透明感、品格がある。もう少し力が欲しい。上記と対照的である。
(註)テスト写真を作ってくれたプロ:中田さんから現状よく表している報告をもらった;
・『SONYのBODY: α7評判よし。アダプター付きでいろいろなレンズをつけて使える。CANONのレンズは安定しているが、ツァイスやライカのレンズのような味や深みがない。私は、CANONの5Dsを使っているが、Rawデータで撮影し、DPPなどで現像している。(ここまでくると、かなり良い画像が出てきます)』

2017, 8/27 14:00~
場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場 HMラボ・工房

-突破的オーディオが高い評価を与えるCD player まとめ-
起:我々が世に問うている”突破的オーディオ”から見て、完成度の高いCDプレーヤーを見出し、その製作者に会うことができた。オーディオ最盛期の1988年の製品である。製作者から詳細に、種々の技術をお聞きした。
承:我々が、得てきたものの多くが、約30年前にノウハウとして得られていたことには驚いた。しかし、それほどのものを作りながら、説得力がなく、評価されなかった状況が理解できた。それは、”良い音の定義” がなかったこと、それと物理要因の関係の説明がなかったことである。
転:30年経て進歩した突破的オーディオから見て、他のCDプレーヤーに比して、多くの点で優れているが、以下3点は、空気感(気配)の再現にNGのハードウエアである; ・プレーヤーのフローティング支持法、・制振を重い天蓋で行うこと、・整流電解コンデンサーをプリント盤に強固に固定すること。
いずれも一見、制振をしているように思われるが、逆に振動を増やし、結果として、各々、音場の矮小化、音の伸びの減、プリント板の振動をもらう、である。この間違いは、”良い音の定義”の定義ができていなかったからであると思う。それらの改善をし、また特許回路を付加した音は、音質的に高いレベルのB/O CDX改プレーヤーの音に匹敵する。
結:、突破的オーディオは、”人が感じる”の基礎からスタートしたがゆえに、”良い音の定義”ができて、新発見ができたのだ。また、その説得力も確認している。
具体的には、
1、
“良い音とはどういう音か”を、明確に言える。そのために必要な物理要因、かつ その実現のためのハードウエアを、明確に言える。過去では重要視されなかった新発見を、(従来オーディオからの攻撃に明確に答えながら)言える。3点に絞れば、
・「入力信号の時間変化(波面)の高忠実な再生」が不可欠であることを、定量的に明確にした。その波面を得るために、
・スピーカーの設置法、スピーカーの形状、を定量的にまで言える。これらは、従来とまぎゃくが多い。
・従来オーディオでは邪魔なものとした散乱波の重要性を明白に示した。
2、
音楽の再現性に重点を置けば、DACの周波数特性と、量子化特性のみの注目では、必要な要因に”抜け”があることを発見した。(過去にも、鋭い観察者がいたことを再確認している(*))。それが、一考にだにされないまま、現在、遂に、ハイレゾに至ってしまい、「信号的に高忠実だが、音楽を聴いてつまらない」ということが素人でさえ分かる困った状況である。
“胸にしみいる” の再現には、Multi bit DAC が、不可決と分かった。そこから、
(以下、部分はマル秘)
過去のものとしてしまった、Multi bit DAC(TDA社の1540、BB社の PCM56PK)が、空気感、実在感(低さ)、の再現に、優れていることを発見した。PCM56PKは、重厚な深い内容の演奏をも再現できるが、PCM58Pはそれは無理であり、腰高の明るい音である。
((*)参考) Webの記事は玉石混交ですが、以下は、まともと思います。
「音の好みはさまざま」というが、良いものは、人によって評価は違わないというのが、私の印象です。(さまざまというのは、幼稚な聴き方をする人が大声で言うのを同格に とらえているのではないか? 宮原記)。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
CD player:KENWOOD DP-1100SG(PCM56Pk使用)の評;
低域から高域まで非常に滑らかでバランス良く,DP-990SGを含む他の16bit機はもとより次世代18bit機のDP-8010(PCM58使用)よりも明らかに高密度・高解像度でダイナミックレンジも広く,音の厚み,力強さ,透明度,表現力の繊細さなどの点で優れています.もっと後世代のCDプレーヤーと比べても,S/N比(=音の透明感?)や解像度,スピード感などで劣る部分はありますが,音の濃密さや表現力と云ったところでは負けてなく,DP-1100SGの音を聴くと,「この四半世紀,評論家が云うほどCDプレーヤーはそんなに進歩していない.」と感じてしまいます.
https://blogs.yahoo.co.jp/valkylies_alpha0911/62626822.html
(宮原註、スピード感という表現に違和感はありますが、これは特許回路:突発的瞬時信号の忠実保存で改造し、解消しています)
宮原註;我々、この評価者が「良し」としたBB のPCM56使用の音は、PhilipsのTDA1540を用いた、CD player: LHH2000, Meridian: Pro. , B&O:CDX, そしてMarantz  のCD34 に似ています。いずれも16ビット以下のマルチビットDAC です。
(Philips社のTDA1540>TDA1541,  BB社の PCM56P,>PCM58P )。
3、
上記2、迄で、胸にしむ、空気感、実在感の低さ、のハードウエアまで言えた。その実例は、DP-1100SGでOKである。しかしながら、実在感の含まれようが(空気感も関係する)、更に広々とした空間の表現やよく抜けた音は、DP-1100SGでは得られない。
ダンプ剤を使わない筐体構成が求められる。その意味でD-X9010は更に優れている。ここまで来ると、鳴りの良い楽器を作るような条件に近づく。
以上。
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

2017, 7/23 14:00~
場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場 HMラボ・工房

テーマ;突破的オーディオの必須条件:「胸にしむ、空気感、実在感」の再現に加え、更に高度の要求:「聴いて楽しい、温かみなど」のニュアンスも再現を求め、新CDプレーヤーを作った(TEMPO eC1B改)。未改造機種(Shanling CDSー100)と比較評価した。リファレンスとして、これまでに開発した最高音質:KENWOOD トランスポーター:DP-X9010 改+マルチビットDACを用意して比較した。
結果;
1、リファレンスとして用いた、「KENWOOD トランスポーター:DP-X9010 改+マルチビッ(BB PCM1789 )DA」Cの音質が、種々の美感覚を持つ評価者がいるが、全員が「すばらしい、革新的な”突破的オーディオ”とするなら、この音質が欲しいと評した。
まずは、「改造する本体の音の生まれの良さ、品位、が必要」のようだ。
改造モデルと、従来オーディオのモデルの”胸しみ”、空気感、実在感、総合評価 の音質の比較は
2、宮原など、技術的に音がわかる数人は、”胸しみ”については、安価な TEMPO eC1B改を、 良い(+2)としたが、それ以外の評価語についてはプラスの評価はあまりなかった。
3、音より演奏を主に聴く人は、「音がばらばらで演奏がわかりにくい、どの評価も差がない、突破的オーディオとして世に問うには弱い、レファレンスと同等のものを、世に問うべき」との評価した。従来オーディオの音質で音の聴き方ができ上がっている人はの評も”あまり差がない”であった。これらの評は筆者の反省となった。
検討;
1、研究会終了後、検討してみると、改造機種の設置、電解コンデンサーの吟味、制振、が不十分であった。次回までにさらに詰めれば、さらに改善が期待できそうだ。 なお、以上の評価は、参加者M氏がお持ちいただいた、38cm/s,2track録音テープからコピーしたCDRの音質がよく、それによって分かった点がある。感謝する。
2、最近のDVD playerは、回転読み込み部を、PC型の4倍速で読み込んで、メモリーに貯めて、そこから出力していく。結局ソリッドステートレコーダーと同じ音質となる。これは現状では、音の高級感がない。この方式のプレーヤーの音質改善も努力する。
3、 1倍速で読み込む、旧タイプの回転読み込み部を持つ、CDプレーヤーがないか探す。そうでないとないと、期待の音に改造できないかと思われる故。   以上。
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

2017, 6/25 14:00~  参加者:7名。
追加研究会実施を付記:”感性音響論”出版記念で、突破的オーディオの 主として初心者対象デモを、2017, 6/8,9,10 を中心として行った。のべ50名参加。
場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場 HMラボ・工房
テーマ;
1、 前回研究会の続き:突破的オーディオの求める、「胸にしむ、空気感、実在感」に加え、更に高度の要求:「聴いて楽しい、温かみなど」のニュアンスも再現できる、CDプレーヤーを作成し(「YAMAHA CDR 1000 HD改、KENWOOD トランスポーター:DP-X9010 改)、高品質な、「38cm /s 2track の録音(1974)リソース:MJQ 演奏(CDRコピー(96kHz)」を貸していただいた。高品位、高品質なソフト故に大きな発見があった。
結果
(1)”胸にしむ”の、最大限の実現を目的に作った装置で、借用した高品位、高品質ソフトで、CDR⇒HARD DISC コピー⇒CDRコピー を行ったところ、矢印の順
次で、空気感、実在感が著しく損われることを明確に認識した。
それを受けて、
『研究会後に、筆者が、空気感、実在感の実現も考慮しつつ再調整を始めた』
装置では、大きな改善がある。
★ 注目は、回路は、全く変えておらずコンストラクションのみの変更(改善)によって、音の改善がもたらされる。(経験的に、錘を乗せる方法での制振では、音が抑えるようにな聴こえ。下から支えたり、ぶら下げるのは良い)。
次回評価をする。
(2) 97kHzサンプリングで、コピーしたソフトは、過去の経験で、全てそうであるように、低音の力がない。これを44.1KHzで。コピーしなおして力が出るようだ。次回評価をする。
2、最近、「音を変えて楽しむオーディオ」(AIスピーカーとかの新しい流れ)の、フリートークはできなかった。延期する。
以上。
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

2017, 5/28 14:00~
場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場 HMラボ・工房

テーマ&結果;
1、 突破的オーディオの求める、「胸にしむ、空気感、実在感」に加え、「聴いて楽しい、温かみなど」のニュアンスも再現できる、CDプレーヤーができた。これまでのHMラボ工房のYAMAHA CDR 1000 HD改、の音質を超えたと思う。それは、1988製のしっかりした構造のKENWOOD トランスポーター:DP-X9010 を修理、これまでの知識を総動員して改造、調整したものである。
過去の実験で、CD DISCの重量を真鍮リング(0.5g, 1g,–)を付加して音質が変わり、その最適点を求めたが、それを含み、CD盤の駆動系全てが一体となって、振動系を構成しているのであるから、スピンドルモーターの振動を含め、すべてが関係するのは当然である(構造説明図:三井実 略)。
その中で、新発見:「サーボアンプの電源回路が著しく再生音に影響する」について、整流回および安定化電源回路の電解コンデンサー(C)の違いによる音質変化デモとディスカッションした。
・基本的には「負荷が要求する電流を立ち上がりよく吐き出せるCが良い」といえる。
物理特性として表現するならば、緩和現象などの非線形な特性のないことであろう。トレイのopen, close の動作の立ち上り良く、てきぱき動く時が良いことも発見した。同じCを使っているからだろう。
・音響用として売り出されている高価な電解コンデンサーは、どれも突破的オーディオの音には合わない。従来オーディオのCは突発的瞬時信号ではなく、連続音の音色に注目して作られているようである。測定してないが非線形特性がありそうだ。研究会終了後に10種の電解コンデンサーを交換して確かめたが、良いものはなく、音響用ではなく標準的に、内部不可物や特別な構造なしに作られた電解コンデンサーが最もよかった(DP-X9010についていたC)。
・ただし、その電解コンデンサーをプリント盤から取り出して、柔らかいより線で、接続し、Cの支持を工夫した。Cをプリント盤の振動から解放したのがよかったと思う。
・その結果の音質は、「音の低さ、うなり、こもらずに減衰音が再生される、音に温かみ熱気がある」などである。改善度合いは、「長く聴いていたい音になる。悪いとすぐ止める」と表現するほどの音質の違いである。
その他;
・「現在の最高の音と称するCD盤」、その他現在のオーディオで良かれと作ったCD盤をお持ちいただいたが、突破的オーディオの音として、(-3):非常に悪い、であった。いずれも信号の位相がめちゃくちゃなように感じた。従来オーディオは信号をいじるがその際、位相保持には無頓着だからであろう
・一方、旧いモノラール録音のクララハスケル(DECCA)のピアノ演奏音は感動的に良く再現された。マイク一本で録音し、信号がいじられていないので位相特性が素直と考えられる。
・ユウチュウブからコピーした夏川りみの声は、もはや胸が熱くなるような印象を与えないほど劣化していた。これは使えない。これより質が良いと思われる、画像付きの「320kbpsのaac(予告に説明あり)を含めて、突破的オーディオの求める音にrestoration できるか、の問題は今後に残された。
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

2017, 4/23 14:00~  場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場 HMラボ・工房

テーマ
1、突破的オーディオを、世に広めるために不可欠な、良質のCDプレーヤーの開発の途中経過をデモした。
結果;「胸にしみいる、空気感(気配)、実在感(リアルな音場感、深々さ)」 で評価するのだが、これらの評価が苦手の人は、評価が難しいようである。それは、出版書:”感性音響論-突破的オーディオの再生を求めて-“ に記したように、『これらの評価語での評価ができる人が開発した装置は、それ以外の聴き方をする人を包含的に満足させると期待される』ことの確かめでもあった。なぜなら、改造、未改造を含む4種のプレーヤーの音は、聴く耳がある5人の評価者の評価が異なったが、reference として用いた「胸にしみいる、空気感(気配)、実在感(リアルな音場感、深々さ)」を最適にするように作り上げたYAMAHA1300CDR-HDを、全員が最高位に評価したのである。よって、今後も「胸にしみいる、空気感(気配)、実在感(リアルな音場感、深々さ)」が良くわかる人で開発を進め、最終チェックは全員で行うことにする。開発は、改造する機種が見いだせないので困難中である。でもやる!
2、Extra HI System M  ver.I speaker (original) に比して、センターキャップ、ボイスコイルボビンに改造を加え、高周波域の放射を図ると同時に低周波域のステップレスポンスを最適化したスピーカーは、突発的瞬時信号の再現が劇的に改善され、”信号再生がより忠実”であり、且つ”音的に”改善されている(以上は技術的説明)。加えて、”音楽内容に重点を置いての評価はどうか? のテストをした。”参加者の持参下記CDを聴いても改善したスピーカーのほう圧倒的に(7段階評価:+2)良かった。①ニコライ・リムスキー=コルサコフ作曲 『シェエラザード』キリル・コンドラシン指揮 アムステルダム・コンセルトヘボウ・オーケストラ (1979年録音 DECCA ADD)  ②アントニン・ドヴォルザーク『交響曲第9番 新世界より』イシュトヴァン・ケルテス指揮 ウイーン・フィルハーモニー・オーケストラ (1961年録音 DECCA ADD)

(技術的説明;従来のスピーカーユニットには、設計思想に、ボイスコイルキャップ内の空気によるダンパー効果の微細調整は入っていない。筆者の発明である(添付図 省略)。
追記;おそらくは、他社の高級な旧スピーカーユニットもこの改造で、音が信号再現の意味でも音楽的にもよくなる可能性があろう。(マグネットが大きく、オーバーダンピング的なスピーカーの場合が効果があるだろう。)
(3図あり ;ver.1 Original 、ver.1改 セット状況、改造部のクローズアップ(省略))。
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)   担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

2017, 3/26 14:00~  場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場 HMラボ・工房 テーマ;
突破的オーディオが必然としている「胸にしみいる音、空気感(気配)、実在感(リアルな音場、深々さ)」は出せたが、その上のニュアンスは、その上の再現性であり、装置の使用部品のみならず、筐体構成、AC電源コード、が大きく影響する。(従来オーディオは、突破的オーディオが必須とした上記3評価語で表せるものは飛ばして、直にこのニュアンスのみに大きく注目していたと考えられる)。
突破的オーディオは、「胸にしみいる音、空気感(気配)、実在感(リアルな音場、深々さ)」の実現の上に、ニュアンス再現を考慮する。そのような基本性能のあるDVD プレーヤが作れたと思ったので、皆で評価しようとしたが、評価の冒頭で、またまた大発見があり、
今まで気がつかなかったハードウエアの問題: スピーカーリレーの機械的構成が発見された。電気的に接点抵抗は十分低いのに、機構的にしっかりしたリレーでないと、突破的オーディオの、最初の必須条件である、音の低さが出ない。 参加者が少数であったが、このあたりの知識が深い人が集まったので、よい方法をディスカッションした。次回目までに、改造して再度評価する。
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)  担当幹事: 林 正樹(UppsalaUniversity), 三井 実(ものつくり大学)

2017, 2/26 14:00~ 芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ。 場所 ;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ報告。
テーマ;
“信号に忠実”を越えて、人が”良い音”と感じる 「新オーディオと従来オーディオの比較」のディスカッション;
突破的オーディオに対して、従来オーディオで耳ができ上ってしまった人の印象;
1、パンチが足りない。強烈さ欲しい。音が前に出てこない。
2、小音量なのに、高品質なリソースに対する実在感もある、雰囲気音空間は素晴らしい。
それに対しての、突破的オーディオからのお答え
1、多くのオーディオマニアが、ジャズ、ポップスを中心として、ニアフィールド音が好きゆえ、上記 1、の印象を持つと思う。 筆者もそうだった。理解している。
2、筆者は、上記1、に対しては、多くの研究開発をしてきたので、そういう音には容易にできる。開発の初期に通ったからである。だがそうハードウエアをいじると、「胸にしみいる音、空気感(気配)、実在感(リアルな音場、深々さ)」は出なくなり、「深みのない直接的な音」になってしまう。突破的オーディオが重要視している自立神経が反応して「目が潤む」ような音でなくなってしまう。 従来オーディオに慣れた人には、それは自覚され難いが、そういう人達が、自分が出している音に不満になってきたとき、気がつくことがある。アコースティックな生音を聴くと気がつくことが多い。主原因は、物理要因で言うと、波面の再生が壊れてしまっているからである。

まとめ
ビジネス展開するときは、一般オ-ディオマニアが多いので、「パンチ、強烈さ、音が前」の再現システムも必要となろう。ただし、演奏者の表現したいものを伝えたいのだから、突破的オーディオが主である。
以上は、”音”のみに注目し過ぎた記述になったが、”音楽”として、名演、名録音、たとえば、シゲティのシャコンヌを全曲聴いた。

“感性音響論”ではまだ、数行しか書けなかったが、HMラボの、Extra HI System M ver. IV は、”信号に忠実”を越えて「マイクの前あったはず」の音のrestoration 研究を目指している。更に、 restoration を少し踏み出して、以下のような高度な音作りも研究範囲としはじめた。慎重に、反省的に。

以下は、そのような音とはどのような音かの説明のための、抜粋記事である。オーディオマニアがいわゆる極端な “enhanced JAZZ” に気づき、進化の状況例ともいえよう。

—引用、抜粋——————————————————–

オーディオマニアは、初期には、会場のありのままの音では不満(物足りない)で、少し手が加えられたもの(変わった音)を欲しくなる。だから、

「パンチ、強烈さ、音が前に出る」を求めて、音作りしたLP カートリッジ: SHURE V15III などで、強調、色付けして、ジャズ、ポップスを中心に楽しむ傾向がある。生を聴かない人が多く、本物の音から外れることがある。その様子をA氏は、以下のように述懐している。

何十年かが過ぎ、「中年だーだ」は、なんとなく変だと思い、オーディオの入口に舞い戻った。いつか通った道を、同じように歩くうちに再びEMPIRE DIと出会った。

懐かしさとほんの少しの悔しさが滲むその金色のカートリッジ、音を聴いているうちに鼻の奥が「つん」とする。

あの時に感じた独特の音像表現と、濃く甘やかな女性ボーカルの息遣いは健在だった。まるでそこに百恵ちゃんが立っているような気がしたし、その声にはどこか甘やかささえ感じる。JAZZを強烈に聴くために音に色付けして忘れていた。
値段や容姿ではない、魅力ある世界を持ったカートリッジであると認識できるまでに数十年の時を要した自分の不明を恥じる。自分が成長したせいかもしれない。

それから数個入手する機会もあり、カートリッジキーパーにエムパイアは欠かせない存在となった。

シュアーV15 IIIに比べて出番は少ないものの、思い出したように聴きたくなるのだ。

註;SHURE V15 III とEMPIRE DIの間に、放送局仕様のDENON DL103などの、多くの”信号に忠実”を目指したカートリッジがあることを付記する。それらが、人にとって”いい音”かどうかは別である。それが突破的オーディオの出発点ともいえる。突破的オーディオを経て、上記赤文字のEMPIRE DIがあるのだ。(宮原)

以上。

2017,1/22 14:00~   場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場 HMラボ・工房
結果;
1, ”信号に忠実”を越えて、人が”良い音”と感じるオーディオの ディスカッション;
“信号に忠実の従来オーディオ”のバイブル:「ハイファイスピーカー」中嶋平太郎著以降50年経て、”人の感じる音に忠実の新しいオーディオ”:「感性音響論-突破的オーディオ再生を求めて-宮原誠著」が2017年1月末に出版された。「ハイファイだけど情緒を感じない」といわれる、現オーディオの事情説明と解決法のディスカッションをした。
2, 直近のテーマと研究開発状況の説明;
突破的オーディオには「胸にしみこむ音、空気感(気配)、実在感(リアルな音場、深々さ)」をもたらす再生音が必須である。ほとんどの名演、名録音のソフトは、CD、DVDであるから、それらを忠実に再生する装置、を供給しなければならない。まずは、満足なプレーヤーがないので、その製作をメーカーも含めて仲間を求め、動き出した。
3, これまでに実験で得られている具体的な結果;
①YAMAHA CDR1000HD改(「胸にしみこむ音、空気感(気配)、実在感(リアな音場、深々さ)」の評価は確定している)。これを、7段階比較評価値 ”0″として基準とする。
②TOSHIBA DVDプレーヤー:SA-9200 (\200,000 1999)の評価: “-2”の音質が、アクチュエーターの動きの調整などなどにより、上記①に追いついてきた。あきらめていたDVDプレーヤー改造は期待できる。
③プロ用DVDプレーヤー:OPPO BDP-103DJP(現行品¥90,000新品)”-3″以下。
低音の重心の低さがなく素性が??なのだが、あきらめず、改造の検討をしてみる。
★大新発見!
1、CD プレーヤー、DVDプレーヤーの個体ごとに、突発的瞬時信号の再現のための、ツイーターのウーファーとの相対的前後位置が異なることを発見した。実験行った範囲の実験でも、1mmもの違いがあった。波形伝送の忠実さについて、信号の群遅延特性を従来の許容精度以上桁違いに、フラットにする必要がある!
2、 DENON CD プレーヤーDCD-S10(\180,000 1994)はある種の音楽再生が魅力的だ。それは、”忠実”なのか、”音作り”なのか。「”魅力的”が、本当の忠実ではないか」までのディスカッションをした。絶対評価であるが、たとえば石原裕次郎の歌の雰囲気は明らかに良い。一方、歌手として訓練された人の声の再生音は劣ることが多かった(あまさがわかる)。
以上。
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

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2016, 12/25 14:00~ 場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ

テーマ:新・電気音響(突破的オーディオ)の求める「胸にしみこむ音、空気感(気配)、実在感(リアな音場、深々さ)」を実現するに、満足する性能のCD プレーヤー、DVD プレーヤーの評価」実験をした。

バブル時代に最高級とされたCDプレーヤーや、DVDプレーヤーを調査し、中古で入手できた。今では得られない優れた部品を使っている。それらを改造し、その音のの評価およびディスカッションをした。

実験した機器; YAMAHA CDR1300HD改(「胸にしみこむ音、空気感(気配)、実在感(リアな音場、深々さ)」の評価は確定している:基準)。②TOSHIBA DVDプレーヤー:SA-9200 (\200,000 1999)改。(註); ①,② は、筆者が得た知識、ノウハウで改良を加えたプレーヤーである。③プロ用DVDプレーヤー:OPPO BDP-103DJP(現行品¥90,000 新品)。評価条件;いずれも、同軸ディジタル出力(S/PDI)Fに、評価の良い筆者作のDAC(TDA1543)を接続し、そのアナログ出力:L,Rを、アンプに接続して評価。

結果;
1、DVDプレーヤーは、上記②が、現時点で、最高ベルの音質と考えられるが、「胸にしみこむ音、空気感(気配)、実在感(リアな音場、深々さ)」の表現は、ほとんど期待できない。7段階比較評価で言えば、”-2”である。2、③は、音がうわついて軽く、歪っぽく、”-3” 以下であった。
結論; これまでの研究開発では、DVD,ブルーレイ プレーヤーは全く期待できないようだ。あきらめず進める。

poleによる散乱波の付加による音像の明確化
上下方向の背面散乱波を水平方向にした効果1)上下方向の背面散乱波を水平方向にした効果 2 (SACD,ハイレゾの音質評価)を行った。
★散乱波の効果は、アンプに高品質のコンデンサーや、トランジスターを使ったときに得られる効果ほどもある。黒檀、紫檀などのしっかりした木材で良い結果がえられる。
★有名なオーケストラの交響曲演奏では、深々と響く低音の重心の低さの基礎の上に音楽が展開していることで感動する。他の多くの研究者もほとんど同意見で深々と実在感をもって響く、ホールの空気感があってこそ、胸に染む音も再現される。」であった。それは。「有名ホールの深々とした重厚な響き」というような評価があることからもわかる。そのためには、“低音の重心の低さ”が出ることが不可欠の要求がある。ところが、SACD, ハイレゾはその再現れが悪い。音の重心に低さが出ないので、従来CDとの比較評価で、-2(悪い)~ -3(非常い悪い)と評価された。
一方、その響きが余りわからないか、重要と感じないリスナーは、その欠点をマイナスとしないので、信号解像度が上がった分良い評価をする。筆者は後者を知って愕然とした。それでは「ホ-ルの響きとかの銘ホールは意味がないではないか? 視覚的とか世間の評価を聴いて”よいホール”としているのだろうか? 音楽の聴き方について、更なる丁寧な議論が必要である。議論しても、個々は自分でそう感じているのだから、理解や、説得で聴き方が変わるのではないが、丁寧な議論を続ける。(文責:宮原)

2016, 11/27 14:00~16:30
場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ
テーマ
新・電気音響(突破的オーディオ)の求める「胸にしみこむ音、空気感(気配)、実在感(リアな音場、深々さ)」に対して、満足する性能のCD プレーヤーを探す。
実験
①TEACにおられた斉藤様が、コンシュウーマーが入手できる最高峰CD プレーヤーVRDS-25XSを、可能な限り改造を施した試作品をお持ちいただき、以下の2機と比較評価した。
② 1999年発売当時20万円の評判の高いTOSHIBA SA-9200 DVDプレーヤーを、筆者がこれまでの知識と経験を全投入した改造機。
③ YAMAHA CDRレコーダーCDR1000-HD を、筆者がこれまでの知識と経験を全投入した改造機。
3台とも、SPDIF入出力があるので、これまでの最高音質の赤堀・宮原のD/Aコンバーターに同軸SPDIF入力して動作させる。
結果
1、いつも使うテストレソース:ジャックリーヌの涙で評価すると、「胸にしみこむ音、空気感(気配)」の再現は、③ ② ①の順序と なった。
2、実在感(リアな音場、深々さ)では、リソースが 参加者の一人がお持ちになった、
JAZZでは、① ③ ② となった。 注意は、JAZZ再生は、”音作り”を要求され、やや特殊である。
3、テストリソースの他の曲演奏では、③ ① ② となった。
考察;
1、TEACのメカ部は、
他社のCDメカ構成と大きく異なる。三角錐型に僅かにテーパーした金属回転台にCD盤を強くややたわませて抑えつけ制振する。(硝子CD盤は割れる危険あり。)これにより確かに音は安定になるが、音ののび、空気感が激減することを、筆者は過去に何度か経験している。
2、JAZZの再生では、TEACのメカ部の安定性のためか、クッキリを目的に録られた
CDの再生音のあいまいさのない(例えばベースの再生音)を、筆者以外の人が高く評価した。
3、しかし、①は、胸にしみこむ音、空気感(気配)の再現は、筆者の経験から、故障に近いくらいなかった。これは”三菱化成の毛をはやした防振型CDR”で感じた「再生音のつまらなさ」に似ている。
高度な、検討であるが、CD盤の振動は、「録音からCD盤に至るまでに減衰する突発的瞬時信号」をrestoration するので、抑えてはならないと考えている。
4、②は、わずかに胸にしみこむ音が再現されるくらいで、「胸にしみこむ音、空気感(気配)、実在感(リアな音場、深々さ)は無理の判断をした。これまでいろいろ改造したがDVD プレーヤーと同様である。 DVD プレーヤーは回転数がCDの部位で変わるが、読み込んだデータをソリッドステートメモリーに吐き出し記録し、このデータを正確なクロック読みだして再生音とする。そうだからだろう、ソリッドステートプレーヤーの音質を越えないようだ。
DVDプレーヤーの音質がそれまでのものなのか、今後、鉄人計画化の橋本様が入手予定のプロ用 DVDプレーヤーOPPO BDP-103DJPをテストしてから決める。
付記;
筆者は既に経験しているのであえて記すが、
結果1、考察2、に関して、特にJAZZの場合の、メッキリハッキリ音は一聴してよいのであるが、長時間聴くと楽しさに欠け、そっけない音であることに気づく。筆者は①にそれを感じて席を立った。鬼太鼓でも、①は音が聴者に向かって来なかったでしょう?
斉藤様は、次の機会に、同モデルの音の伸び、”空気感”の再現を良くしたCDプレーヤーをお持ちいただけるそうなので期待している。

メッキリハッキリにこだわり、スピーカー開発した失敗が多々ある。ONKYO GS-1などなど。音像が “点”でクッキリと定位した。一聴して、メッキリハッキリの音に惑わされた人が多い。売れなかった。
その間違いがないようにするのが、名演かつ素直な録音のリソースの音の「胸にしみこむ音、空気感(気配)、実在感(リアな音場、深々さ)」による評価である。音像は山の姿に例えれば富士山のようにすそ野はどこまでも伸びているのである。演奏をメッキリハッキリにしたとしても、その音のすそ野はしっかりある。再生しなければならない。

KENWOOD DP-X9010 トランスポーター(DACは内蔵しないCDプレーヤー)を入手したので、それも含めCD再生の究極音を求め、またDVDプレーヤーの残念な結果が確定的か、実験を続ける。
以上。
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

2016, 10/16 15:00~ & 10/23(日), 13:30~
場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ

10/16 15:00~
山岸寛光氏が、独自の新しい理論によって、電源ノイズの問題をクリアーしたという開発装置を持ってきていただき、そのデモを聴き、ディスカッションした。
[結果]
1、お持ちいただいたDAP:Astell&Kern AK300は、今のデジタルオーディオプレイヤーで最高級に位置づけられる製品であるが、新・電気音響(突破的オーディオ)の 求める音質;「胸にしみこむ音、空気感(気配)、実在感(リアな音場、深々さ)」の評価では、どれも ”なし” というか、我々の求める音の目的の装置ではなかった。
2、お持ちいただいた電源コードを使うと、新・電気音響(突破的オーディオ)の 求める音質;「胸にしみこむ音、空気感(気配)、実在感(リアな音場、深々さ)」での評価は、
新・電気音響(突破的オーディオ)が必須条件として求める”音の重心に低さ”、”深々さ”がなく、軽い音になってしまい、評価以前の状況で、不可であった。
[考察]
・氏の求めている音が全く異なるようで、氏はExtra HI System M ver.IIIの音、「混濁しているとか、音像がない」とか評した。氏の求める音像は富士山型の、どこまでもすそ野が伸びている音像ではなく、音像のすそ野切り落としたメッキり、ハッキリ形の音像を求めているようだった。
この大きな音の違いについて、ある参加者のレポートの要点で説明できる。
「氏の音は、『2000年代~の製品にありがちなドルビーサラウンド的な派手な音、すごくハイ上がりなものの傾向があるように思う。自分は、その時期にそういうものを作って売る側にたのでよくわかる』 また、『奏者の周囲の空間がまるごと削られ消えてしまい切り絵のごとく如くなる。余韻がない。これではDTM音源で作った音とさほど変わりない。 音場としての一体感がない。」
・氏は、148円の安価なイヤホンで十分な音質で聴けるとされたが、それは入力が、上記のような音の場合にかぎると確認できた。げんに、氏がお持ちになったゼンハウザーの高価なヘッドホンで、新・電気音響(突破的オーディオ)のテストに使うソフトを聴くと、その音は、氏の工夫した安価なイヤホンの改造の音とは、次元が異なるすばらしさであった。(氏は持ってきたソフトでは音質が匹敵するとしていた)
・最新の高級DAPの音は、新・電気音響(突破的オーディオ)音の再現に至らない事実を確認できた。
参考;・DTMとはDesk Top Music(デスクトップミュージック)の略で、パソコンを使用して音楽を作成編集する事の総称。
・「DAP」とは – デジタルオーディオプレイヤー(Digital Audio Player)の略。スマホでは実現が難しい高音質、ハイレゾ音源を楽しめるタイプも続々登場。
———
[まとめ] 今のオーディオ界が、氏が信じている音が最高と信じている危惧を感じる。
ただ、今のオーディオの音を「ハイファイだけど情緒を感じない音」と言っている人がかなり多くいるのが救いである。

10/23 13:30~
きゅりあん(大井町駅側)のヤングコンサートは、全国レベルの立正大学といっても、新入生の演奏らしく、生の楽器音を聴くという意味だけであった。なお、きゅりあんのホール音が著しく劣化し、音が通らなくなっていることに驚いた。
以上。
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

2016, 9/25(日), 14:00~16:30
場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

音質を劣化させる、電磁誘導妨害のキャンセル装置(マニュアル駆動)出来上がり耳のよい皆さんに聴いてもらった。
これまでの予備実験結果:
「AC100V 電源極性による音質劣化の原因が、電磁誘導であり、CD盤毎にCDplayerのAC100V電源の極性を変えなければならない事実も、このノイズと同じと確認された」 。 そのキャンセル装置を作った。
さらに諸局面で、そのように結論してよいか、検証始めた。
1、 「運悪く、どちらのAC100V極性でも、音がはっきりしなかったCD」は、CDに記録されている電磁誘導ノイズが少ないので、どちらの極性のAC100Vでも最適状態がないことが分かった。今回の装置で微細に合わせると目覚ましい改善があった。
-実験ソフト;フォーレレクイエム、ジュリーヌ、キャスリンバトル ドイツグラモホン。バッハ伴奏チェロソナタ、フルニエ、ドイツグラモホン。-
2、供給AC100Vの、電磁誘導妨害以外に、音質劣化要因を発見!電磁誘導妨害が除去できない場合が生じる。 時間経過で、また除去できるようになる。
この妨害は何か? 夕方4時ごろのよく生じるから、AC100Vを伝わってくるノイズか、それとも電磁誘導妨害が過渡的に動いているときなのか?
実験を進める。
以上。
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

2016, 8/28(日), 14:00~16:30
場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

直近の、得られた結果の確認実験と、新発見発明(下記4、)の確認をした。
1、精密な波面再生:最高精度:0.0005mmで(Woofer, Squawker に対して、tweeterの前後位置)セットした時、”ジャストピント”は、特別の聴覚を持たない人でも確認した。通常の、”よくできたCD”の音でわかる。「突発的瞬時信号の精細な再生が重要」であることの確認である。
2、同一のオリジナル(アナログ録音)から作られたLPとCDの比較では、前者が非常に良い(+3)以上の評価があれば、(+4) をつけたいくらい」の評であった。「アナログからディジタルに移行するとき、“深い感性の音”は失われた」と明白に言える;この明白な事実を基に、“深い感性の音”の要因を探る。(追記参照)
3、”手抜きで作られてる10㎝φ CD”; 長渕剛の”乾杯”で、深々とした ”低音域の音の低さ”に感動した。はるかに、SACD、ハイレゾのそれを超えている。「ディジタルソフトの高品質化に重大に関係する、サンプリング間隔が狭すぎると問題が起きるのか」、継続重要問題である。
4、前月研究会ではじめて公表した; 「AC100V 電源極性による音質劣化の問題が、新たな試作機で、電磁誘導であることが再度確認された。CD盤にもこのノイズは記録されていることも確認された。」
そのノイズのキャンセル法を発見、発明したことにより、
「給電のAC100V極性に合わせること、CD盤毎に100V極性を合わせること それは、共に、一度電源をOFFにし、AC100Vプラグを逆に差し込んで装置を再度ONにする」手間がなくなったことは大きな利点である。
試作機の完成度を高めてさらに実験する。
追記; 上記2、の、実験ソフト(佐久間宏氏のご協力)。
2016, 7 研究会では、
①チョン・キョンファ+アンドレ・プレヴィン指揮「ロンドン交響楽団」による
シベリウス『ヴァイオリン協奏曲 二短調』(CDはDECCA、LPはキング)
②マルタ・アルゲリッチ+クラウディオ・アバド指揮「ベルリン・フィルハーモニー」による プロコフィエフ『ピアノ協奏曲第3番 ハ長調』(グラモフォン、CD/LPとも)
2016,8 研究会では、
①ヘンリック・シェリングによる
バッハ『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』(グラモフォン、CD/LPとも)
②マルタ・アルゲリッチによる
シューマン『ピアノ・ソナタ第2番ト短調』(グラモフォン、CD/LPとも)
③ハリー・ベラフォンテによる1959年のNYライブ
『BELAFONTE AT CARNEGIE HALL』(CDはRCA、LPはビクター)
以上。
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

2016, 7/24(日), 14:00~16:30
場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

テーマ;
“深い感性の音”を求めるとき、アナログからディジタルに移行するとき、大切なものを失ってしまったか? 基本から観察して、何かを探る。

LPの音で実験する。名カートリッジで聴いて、 “深い感性の音”についての試聴をした。
準備;精密な波面再生が、新・電気音響の必要条件であるので、Woofer, Squawker に対して、tweeterの前後位置をセットした。最高精度:0.0005mmでセットした時、”ジャストピント”人あった音の変化を、スピーカーの前にいた全員が認識した。
LPとCDの比較実験;
1、ナルシソイエペスのRomance 他に、参加者が持参してくれたLPとCD約10組を比較して、ほぼ同様の違いを皆さん感じた。それはCDの音はfilterで濾した直接音であるに対して、LPの音は、”空間の中にある音”であり、聴いて”ひきこまれる”。おそらくは信号として差の測定は困難であろうが、”深い感動”の違いで、聴くと、非常に違う(7段階評価の+3)以上である。
2、それでは、もっと細かい情報が必要なのだろうと、サンプリング数は数を上げ、量子化レベルを上げたSACD、ハイレゾは、7月8日の実験で、LPの”ひきこまれる”とは逆の音しかしない。期待した改善がない。原因をつかむ方法さえ分からない。
3、オリジナルがPCMで録音されCDがあり、それをLPにした場合、LPの良さはわずかだがある。限られた実験で、オリジナルがカント奏法のように、ニュアンスが少ない場合などはディジタル化で失われるものが少ないかもしれない。
今後; 以上の一応の結果は出たが、種々検討しなければならないので、本評価実験は、丁寧にしばらく続ける。
以上。
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

2016,6 何回かの記述。
SACD ハイレゾ の音の比較評価(従来CD基準)
評価装置;
再生システムは、HMラボの Extra HI System M ver.III;

SACD ハイレゾ の再生ディジタル機器は、
Y氏が持ち込んでくれた⇒PCとハードディスク、iFi micro iDSD。
―詳細説明―
SACD(DSD)データはPCM(FLAC,ALAC)データに変換(MP4にも変換)
再生(DA変換)は同じ音源を
1.DSD直接 2,822,400Hz
2.FLAC 176,400Hz (192,000Hz,96,000Hz)
3.AAC(MP4) 44,100Hz (48,000Hz)
なおソースはDSD以外にFLAC(192000Hz,96000Hz)をダウンロード購入したもの

iFi micro iDSDは、現在主流のMulti-bit ΔΣ DACでBurr-BrownDSD1793。
SACD(DSD)データをソフトでPCMに変換してあるなら、一般のPCM専用DACでも、DSDデータを再生できる。(有名な再生ソフト:Foober2000では、上記のことが可能)。
⇒「iFi micro iDSDの同軸デジタル出力:DSDデータも44.1kHz PCMで出力。
SACDを含めすべての音源をハードディスク上のデジタルデータに移してある;
ハイレゾ 3,135曲802GB(SACDのRippingは違法だがsonyのプレステの古いバージョンで可能)(1曲平均255.8MB)、AAC(MP4) 45,276曲499GB (1曲平均11MB)
再生はPC(ソフトはFoobar2000) からUSB接続で直接「DA変換装置」に出力。
「DA変換装置」は
1.iFi-Audio社のiFi micro iDSD
2.iFi-Audio社のiFi nano iDSD + iFi nano iCAN (上記1.とほぼ同性能)
3.DENON DA-10
iFi-Audio社の製品はDSD64,DSD128,DSD256,FLAC,ALAC,などほとんど、ハイレゾのCodecに対応している。(もちろんハイレゾ以外も)
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★何度も経験;PCでは、音が変わる要因が通常のPlayerよりも多いと思われるので、(HDDどころか、OSやらPCそのものもでも変わるので、良い結果が出れば、儲けもの)程度の、期待しない気持ちでやった。。
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評価実験
7段階比較評価; HMラボ設置の44.1KのCD音(基準)と比較して、
(-3:非常に悪い, -2:悪い, -1:やや悪い, 0:同じ, +1:やや良い,+2:良い,+3:非常に良い)

評価したソフトの素材は、和太鼓、横笛、による、弓ヶ浜(JVC)、および、パイプオルガン、コントラバス(KING)である。

やはり、音楽性云々のレベルまでいかない音質の再生音であったので、評価は容易であった。楽器の生の音をよく知る人の評価を重要視して、まとめた。
結果;
1、ハイレゾの和太鼓の音は、弱く、軽く、和太鼓の音でない。 評価 ”-3”.
2、パイプオルガン、コントラバスの音について、SACDの音は、リードオルガンのようで、力なく またパイプからの音の出始めの空気の音も感じない。評価 ”-3”.
結論; 感性音響-新・電気音響は、”低音域の音の低さ” が再現されることが、代表的評価:「胸にしむ、漂う空気感、実在感、のり」、を得るためのを前提としている。
上記2実験結果とも、”低音域の音の低さ” が再現されなかった。2つの実験と過去の経験から、これはソフトの種類によらない、感性音響としての基本的な音再生の性能の欠如である。
たとえバイオリンの音でも、低周波は多く含まれており、”低音域の音の低さ” が再現されないと腰のない音になっている経験をしている。

バイオリンは、冒頭の音の発生時に弓で弦を抑えてぐっと弾きだすが、この時、弦に塗られた松脂などによる強い抵抗で弦は大きくゆがみ、弦支持、共鳴箱にもストレスが出る。演奏者の力が摩擦に勝って、一瞬に、ゆがみ、ストレスが解放されて冒頭の突発的瞬時音になる。これを録音した信号は、周波数領域で表現して直流分に近いほどの超低周波から超高周波までの成分を持つ。この冒頭の瞬時音は周波数領域では適切に表現できない波面(時間)の変化である。「バイオリンの音域は云々」などの、周波数領域での初歩的な常識知識では理解されない。高度な音の聴覚には非常に重要である。

腰の据わった和太鼓の力のある音、パイプの共鳴音が出る前のパイプから排出される空気の音が再現される 44.1Kの従来CDの音に全く及ばない。
⇒ SACD,ハイレゾは、新・電気音響には、使い物にならない。
どこか良いところがないかと探すと、細やかな音が再現されているせいか、音像がより明確に感じられる。この良さが、従来CDの44.1Kの低音域の音の良さに加われば、SACD、ハイレゾは、評価されるべきものになる。しかし、SACD、ハイレゾの低音域の音の改善は困難である。その方法さえ見つかっていない。
付記;
1、冒頭で示したSACD ハイレゾの機器の出力に使用した、アナログ信号コードは、従来オーディオの巷で、評判が良いものであるが、”低音域の音の低さ”が再現されず浮ついた音で ”-2”であった。そこで、評価が確定しているHMラボの信号コードに交換すると、”+2”となり、しっかりした音になった。しかし、それによる音質改善は、
SACD ハイレゾの本質的欠点を改善することにはならなかった。
従来オーディオの製品は、新・電気音響が求める「胸にしむ、漂う空気感、実在感、のり」を目的には作られていない。
上記の結果は、以下の3、に示す知覚型の人には音質差がわからなかった。
2、実験で使用した冒頭のディジタル機器の性能評価;
これまで、筆者は、ディジタル機器の音質は評価しなかったが、冒頭に記した機器の性能:44.1KのCDのコピーは、”低音域の音の低さ”が再現され、かなりの性能であり、ソリッドステートのシステムへの発展の期待を抱かせた。
3、実在感をもたらす、たとえばホールの床を這うような”低音域の音の低さ”をベースとして、音の響きがないと音楽を聴く気がしない感覚型の人は、鼓膜で音を知覚すると同時に体感で音を感覚している。一方、鼓膜で音を知覚するまでの人を知覚型とする。 ほとんどの人は、知覚型と感覚型の間に分布する。女性は感性型が多い。
知覚型の求める音は、感性型が作り上げる再生装置の音で包含されているから、前者の求める音の実現を目指す。これが感性音響論-新・電気音響(突破的オーディオ再生)である。
エリートは知覚型が多い。また工学関係の多くは知覚型のようである。
宮原 誠 (響に學)

(参考)SACDと普通のCDの音質差は人間には判別不可能
オーディオ研究者の国際組織であるAES(※)は、SACDと普通のAudioCD(RedBook)の音質の違いが果たして人間に判別可能なものか?をテストした結果を2007年に発表しました。
http://drewdaniels.com/audible.pdf
http://mixonline.com/recording/mixing/audio_emperors_new_sampling/

結果ですが、554回のテスト結果、正答率は49.82%、つまりほぼ完全に半分であり「まるでコイントスで決めたような結果」だったとのことです。

試験環境はオーディオ研究者集団として十分な検討と考慮がされたものとなっており、ダブルブラインドテストの実施に加えて、被験者もオーディオ愛好家やレコーディングスタジオの技術者を始め、15kHz以上の音が聴こえる14-25歳の若年者、女性といった様々なバリエーションを対象に554回という膨大な数のテストを行ったとのことです。(詳細は前述ご紹介のPDF資料ご参考)。
ちなみに
・「オーディオ愛好家およびスタジオ技術者」の正答率 52.7%(246/467)
・「14-25歳の若年者」の正答率 45.3%(116/256)
・「女性」の正答率 37.5%(18/48)
・個人のベストスコアは正答率80%が1名、次点で70%が2名、その他は正答率70%未満だったとのことです。
以上より、このテストの結果によるとSACDと普通のCDの音質差は人間には判別不可能のもののようです。
もしかしたら、ハイレゾやDSDに対応しているオーディオ機器は、実際のところあまり意味が無いかもしれません。
※AES (Audio Engineering Society Inc.) は、米国ニューヨークに本部を置き、日本をはじめ世界各地に支部を有するオーディオ技術者、研究者など専門家の団体で、オーディオに関する唯一の国際組織。
オーディオ工学やその関連分野における科学発展に寄与することを目的として、1947年に設立され、50年以上の歴史を持つ。現在、世界に約20,000名のオーディオ技術者や研究者などが会員として登録されている。
http://www.aes.org/
http://aes-japan.org/wordpress/?page_id=24
7段階比較評価表
(-3:非常に悪い, -2:悪い, -1:やや悪い, 0:同じ, +1:やや良い,+2:良い,+3:非常に良い)

2016, 5/22(日), 14:00~16:30
場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。
ポイント: 新・電気音響の、“深く感動する音”の再現には、「時間変化、波面の精細な再生の必要」が、わかっている。加えて、直近の発見は、従来避けるべきものとされてきた室内“散乱波”が 重要!である。

実験;散乱波の効果の聴覚実験&ディスカッション
準備;編集された音では、音場、音像は分からないので、自らワンポイントマイクで録音したリソースを用意した。

1、「リスニング空間の、「壁面の水平エッジは、水平散乱を少なくし、垂直散乱を大きくする」ので、音場の水平方向への広がりを抑圧し、天井および床への反射を強くし、よくない。」は、事実である。
今回、生の音を記憶しているので、その音場、音像が再現されるように、‟水平エッジの悪い散乱”を抑える ポール配置を求めた。その結果、直近2回(3月、4月)の実験のうち、間違いと考察した3月のpole配置が正しく、4月の研究会のpole配置が間違いであった。(前回研究会で‟良し”としたpole配置は、実際より音を無理に水平方向に広げすぎていた。得られた、音場、音像は、録音状況を知らない人でも、「こちらが正しい」と判定したほど、 明らかな差異であった。(7段階比較評価の+2(良い)~+3(非常に良い)

録音状況;MicはPROJECT B1(初期)
再生時、Ver.III背面の左から4本目と、右から1本目のpoleを除去した。

2、Extra HI System M Ver. II に、低音空気感付加装置をつけると、音の厳しさが減少したように感じた。この原因は、スピーカー端子から、ハイインピーダンスであっても信号をもらうと、ネガティブフィードバックの位相補正時定数が、づれてしまうためと考えられる。
以上。
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

2016, 4/24(日), 14:00~16:30
場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。
ポイント: 新・電気音響の、“深く感動する音”の再現には、「時間変化、波面の精細な再生の必要」がわかっている。加えて、
直近の発見は、従来避けるべきものとされてきた“散乱波”が 重要!である。

散乱波の効果の実験&ディスカッション(壁の反射の効果)
1、Extra HI System M ver.III 設置の背面、側面壁の”水平エッジの悪い散乱”を抑える ポールを多数つけていた。
前回の研究会後、筆者の実験だが、背面中央のpole の3本の さらに外側の左右一本づつ、合計2本を除去すると、再現される、音場・音像を、山の姿に例えた時、富士山のように、中央のピークが明確になり、すそ野が広がるようになり、よいと感じた。
今回、この結果について再吟味した。 運良く、耳の鋭い参加者が少人数集まった。
何度も実験したところ、筆者の観察の富士山型音場は、中央エリアに位置する、いろいろな音(例えば1つの楽器の各部分から出ている音)が一点に固まってしまい、良くない。それを”音像がシャープと勘違いしてはいけない” と全員理解した。
結果的に「音場は富士山型ではなく、シユウボックス型のホールの音場のように、中央エリアは広がって聴こえ、一見して音像がぼけたように感じるがそうではなく、細部が聴こえる広がりのある音場が正しい」となった。(最終的に得られたポール配置の写真添付。サイドのポールは無いほうが良いとわかった。)
考察;ここで得られた結論は、散乱波の効果以前の基礎の問題の深い理解である。
すなわち、背面の水平エッジは音を上下に散乱させ、音場の左右への自然な広がりを抑えるので良くない。天井壁際のポールはその欠点をなくすので良いということを確認したといえる。また、側面にポールをつけると、それは、聴者、背面の方向に反射音を散乱させることになり良くないと考察した。

2、Extra HI System M Ver. II に、低音空気感付加装置をつけると、音の厳しさが減少したように感じ、聴感上だけではなさそうなので、その原因を今後、追究することにした。
以上。
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)
photo;最終的に、良しとなった、音の縦散乱抑圧ポール配置(省略)

2016, 3/27(日), 14:00~16:30
場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。
新・電気音響の、“深く感動する音”の再現は、「時間変化、波面の精細な再生」によることが基礎である。更なる発見は、「スピーカー本体の放射音に加えて、従来避けるべきものとされてきた“散乱波”が 重要!である。

予定:散乱波の効果の実験&ディスカッション;
Extra HI System M ver.III に、種々の散乱波を生じさせ音場、音像がどうなるか実験した。
1、L,R スピーカーの全面は、黒檀の300mm×10mm×10mm材を立てると、音像がその棒に集中するようになるが、(たとえがば歌手の声がそこに焦点されるになる)、音場やや不自然になる。 特にい小型装置ではわかなかった、音場を山の姿に例えると、すそ野が減じる。
2、Extra HI System M ver.III の背面中央のpole を除去して、音場を山の姿に例えた時の、すそ野が大きくなり、スケール感が大幅に増した。しかし、中央音像の音があまくなるようでもあり、今後、詳細実験する。
3、上記、1,2、の完全は、アンプの、部品、コード、支持などで、得られる効果よりはるかに大きい。
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

2016, 2/28(日),場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。参加者;9名。
新・電気音響の、“深く感動する音”の再現は、「時間変化、波面の精細な再生」によることが基礎である。最近の、更なる発見は、「スピーカー本体の放射音に加えて、従来避けるべきものとされてきた“散乱波”が 重要!である。

散乱波の効果の実験&ディスカッション;
1、Extra System M ver.1 (シングルコーンスピーカー)の周囲poleを立て、再生音の音像、音場の違いを、聴覚実験した。 参加者全員が、明確にその効果を確認した。
2、poleなしの時に、すでにできている歌手の音像の左右位置に、poleを置いた場合の新しい音像が左右同位置になるようにすると、音像が明確になる。
3、上記1,2、に関して、奥行き方向の音像については、散乱棒は音像を前に出し明確にする効果がある。あまり前に出すと、音場は不安定になり、NGである。
4、L,R スピーカーの外側に置くと、音場が広がる。
5、音の、”凄み、怖さ”に関しては、散乱棒はその再現性をやや損ねるようだ。
(散乱棒は、音楽性を向上させるものではなくステレオ的効果のように思える)
6、視覚的効果(スポットライト)は、あまり感じない人が多いようだ。
7、散乱波による音場の発見者の亀山直樹氏に、多くの説明をいただいた。
8、低音空気感付加装置の音場広がり効果は、散乱棒をはるかに超える。(7段階評価の、+2~3)。
9、AC100V電源極性があっていないと、散乱棒による音場の改善効果は、ほとんどわからなくなる。
次回には、上記、4,5、6、について、スピーカーも変えて実験する予定である。
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

2016, 1/24(日),参加者熟練者5名(7名の予定が風邪で減)場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

新・電気音響の、“深く感動する音”を求める研究は、深い感動が、「時間変化、波面の精細な再生」によることを発見した。
新発見は、「スピーカー本体の放射音に加えて、従来避けるべきものとされてきた“散乱波”が 実は重要!である。
評価実験;従来、スピーカーBOX の角を丸るのが良いされてきて、HMラボでは、苦労して丸め加工したのであるが、「実在感、スケール感が悪くなった」と感じる。
そこで、再度、切り取った角をBOX のもとにあった位置に取り付け、角丸めた場合との音の違いを、聴き方が違う人も含めて評価実験した。(下の4枚の説明写真参照)

結果;
1、スケール感、実在感、が重要な演奏音の再生(鬼太鼓、hotel California:Eagles、カウントベーシーJAZZ、サンサーンスオルガン協奏曲:サンフランシスコフィル)では、評価者(熟練者)全員、BOX角付き、のほうが、決定的な優位:7段階比較価の非常に良い(+3) となった。
2、一方、女性歌手がしっとり歌っている場合(アンマレー)は、逆にBOX角付きの再生音は 0~-1 の評価になる。これは、散乱波は自然な音場に輪郭付けして、音場を前に引き出すような効果があり、自然さを壊すからである。この音色変化は、声にハリが出るように聴こえ、これを良しと評価する人は、+2の評価をした。 検討;この結果は、1970年頃までの名機と言われてきたスピーカーBOXの形状の音がケール感があったことの実証である。

以下に写真付き(省略)で示すが、スケール感の良さに関して、Tannoy製品で言えば、GRFオートグラフ、スーパーレッドモニター、アーデンがそうであり、これらはしっとりしたニュアンスの独唱には向かないことがわかる。スケール感に加え、ソロの再生音も考慮したのが、その後発売された、RHR、カンタベリー、と観察される。

2、名機RCA LC-1A をかなり深く実験研究したことがあったが、RCAが推薦していた、”角を取ったBOX”では、音の迫力が減ってしまったことを、今納得できた。下の写真の右側のオリジナルのほうが、オーケストラなどの再現に迫力がある。
3、開発後期の最近のスピーカーのような、スピーカーBOXの幅が小では、散乱波の効果はあまりなく、角を丸めてあることもあり、スケール感、実在感はの再現はなさそうである。B&W ノーチラス、スキャンダイナの丸っこいスピーカーはその例である。

結論;使用時に、演奏音によってBOXの角形状を変えるか、オーバーオールで、両者を妥協した形にするかは、音楽に対する設計者の美感覚に依存するだろう。

強調! TANNOYの初期のスピーカーのようなBOXでないと、散乱波の、スケール感、実在感の効果は、あまり得られなそうである。ちなみにExtra HI System M ver.IIIのBOXは、宮原が1966年秋葉原で購入したBOXである。(バッフル面と後面は改良、内部は鉄骨補強、2液ボンド流し込。)
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

2015, 12/20(日),(今回に限り、第3日曜日!)
場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

新・電気音響の、“深く感動する音”を求める研究は、深い感動が、「時間変化、波面の精細な再生」によることを発見した。更には、「スピーカー本体の放射音に加えて、従来避けるべきものとされてきた“散乱波”が重要!」の発見とその適切な応用」、にまで至った。

今回は、クリスマスソングの独唱(*)を中心に、客観評価として確認された「散乱波による音像、実在感の明確化」が、主観評価としても感動が深まるのかを、評価実験した。
結果;
1、山口百恵の”秋桜は、CDよりLPが、はるかに”こころ”を感じるので、LPを使った。散乱波が付いた場合の音が、7段階評価の(+2:”良い”、+3:”非常に良い”)であった。ただし、音場を重要視する人は、 ”+1”(やや良い)であった。
2、散乱波付きの音像は、顔の大きさが約20㎝φとできる。口蓋の動きもわかる。この音像を好む人は、最大評価(+3:”非常に良い”)をする。
3、”胸に染みいる”、などの表現が目的でない、いわゆる普通の歌い方、すなわち、「上手、きれいに」歌っている内容では、当然ながら評価できないことがわかり、プライアー、オズボーンは除去した。その代わりに、CD:”カンターテドミノ”より ”No.9: Oh holy night” を加えた。
4、一方、キャスリンバトルのフォーレのレクイエムは、音場再生がを重要視されるようで、散乱波は、音場をやや壊すせいか、少数であるが、(-1:やや悪い、-2:悪い)と評した。
5、外部から供給される電源AC100V電源の”極性”が変わって、音像、音場再現が悪くなった場合は、本テーマのような評価実験はできないほどの、「鳴っているだけ」の評価に近い、劣化した音質となる。対応が必要と、痛感した。
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

2015, 11/22(日),場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

新・電気音響の具体を、デモ付きで分かりやすく、初心者にデモした。放送大学文京(茗荷谷)での、感性音響論受講者も友達を連れて参加され、実際に、飛びかかってくる音、リアルな実在感、胸に染む感動の音を聴いて確認した。PRになった。
お子さんも参加された。
楽器もやっている子は興味示すが、一方、興味ない子には無理である。お土産をあげて、悪い思い出が残らないように留意した。
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

2013年11月1日~2015年10月31日 の研究会全報告

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告共催:芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ。日時;2015, 12/20(日), 14:00~16:30 (今回に限り、第3日曜日!) 参加者:10名。場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。新・電気音響の、“深く感動する音”を求める研究は、深い感動が、「時間変化、波面の精細な再生」によることを発見した。更には、「スピーカー本体の放射音に加えて、従来避けるべきものとされてきた“散乱波”が重要!」の発見とその適切な応用」、にまで至った。今回は、クリスマスソングの独唱(*)を中心に、客観評価として確認された「散乱波による音像、実在感の明確化」が、主観評価としても感動が深まるのかを、評価実験した。結果;1、山口百恵の”秋桜は、CDよりLPが、はるかに”こころ”を感じるので、LPを使った。散乱波が付いた場合の音が、7段階評価の(+2:”良い”、+3:”非常に良い”)であった。ただし、音場を重要視する人は、 ”+1”(やや良い)であった。2、散乱波付きの音像は、顔の大きさが約20㎝φとできる。口蓋の動きもわかる。この音像を好む人は、最大評価(+3:”非常に良い”)をする。3、”胸に染みいる”、などの表現が目的でない、いわゆる普通の歌い方、すなわち、「上手、きれいに」歌っている内容では、当然ながら評価できないことがわかり、プライアー、オズボーンは除去した。その代わりに、CD:”カンターテドミノ”より ”No.9: Oh holy   night” を加えた。4、一方、キャスリンバトルのフォーレのレクイエムは、音場再生がを重要視されるようで、散乱波は、音場をやや壊すせいか、少数であるが、(-1:やや悪い、-2:悪い)と評した。5、外部から供給される電源AC100V電源の”極性”が変わって、音像、音場再現が悪くなった場合は、本テーマのような評価実験はできないほどの、「鳴っているだけ」の評価に近い、劣化した音質となる。対応が必要と、痛感した。研究会長: 宮原 誠(HMラボ)担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学) 深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。 日時;2015, 11/22(日), 14:00~17:00 参加者:9名。場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。新・電気音響の具体を、デモ付きで分かりやすく、初心者にデモした。放送大学文京(茗荷谷)での、感性音響論受講者も友達を連れて参加され、実際に、飛びかかってくる音、リアルな実在感、胸に染む感動の音を聴いて確認した。PRになった。お子さんも参加された。楽器もやっている子は興味示すが、一方、興味ない子には無理である。お土産をあげて、悪い思い出が残らないように留意した。研究会長: 宮原 誠(HMラボ)担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

2015, 10/25(日), 14:00~16:30 参加者:9名(小学生2名、9名に含まず)場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。発見;中央で歌っている歌手の音像のリアルな実在感について、BOXが鋭い稜を持ち、スピーカーから出た音を散乱させる方が、リアルな実在感のある音像が得られた。また、スピーカーのスケールの大きさを変える音の変化が得られた。今回は、スピーカーフレームからの音が、音にどう影響しているか実験する。フレームからの音の放射を遮ってみること。取り付けネジの振動の効果も実験してみた。結果;1、フレームからの音の放射を遮ってみると、おとなしい虚像の様な音像イメージになる。それはそれで美しいが、“胸に沁み込む”とか“ぞくっとする”感覚は、皆無となり、ながら仕事のバックで鳴っているには良いが、“つまらない”の評価が多い。2、取り付けネジの振動によって 胸に沁み込む音、漂う空気感、そして、音場、スケール感が、著しく、変わることが分かった。取り付けボルトの頭の振動が役に立っている。検討; 1,2、より、スピーカーフレームは強固で振動しないように設計製作されたはずだが、違う。この振動も含めて調整されている。また固定させているネジは縦方向に振動しているせいか音質への影響は非常に大きい。フレーム、および取り付けネジの振動は、単なる音質の変化のみでなく、音場再現への大きな影響がある。それどころではなく、音場スケール感というべき、スピーカーBOX のサイズが変ったものに聴こえる。 これはBOX量の散乱波の影響と同様にとらえられる。この事実は、小型スピーカーでスケールの大きな音を出すのに応用できる。有効に使うべきである。結論;フレーム、および取り付けネジの振動の音への影響は、軽微なものと考えられてきたようで、過去、適当にノウハウで対応されてきた。我々は、ノウハウではなく、胸に沁み込む音、漂う空気感の評価を入り口として、評価研究して、音への影響の大きさを発見した。この問題はあまりにも大きいので、この先、この難しい問題をどう叩いて行くか、熟慮、研究する。研究会長: 宮原 誠(HMラボ)担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告

芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。 日時;2015, 10/25(日), 14:00~16:30  参加者:6名

場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

発見;中央で歌っている歌手の音像のリアルな実在感について、BOXが鋭い稜を持ち、スピーカーから出た音を散乱させる方が、リアルな実在感のある音像が得られた。また、スピーカーのスケールの大きさを変える音の変化が得られた。

今回は、スピーカーフレームからの音が、音にどう影響しているか実験する。フレームからの音の放射を遮ってみること。取り付けネジの振動の効果も実験してみた。

結果;

1、フレームからの音の放射を遮ってみると、おとなしい虚像の様な音像イメージになる。それはそれで美しいが、“胸に沁み込む”とか“ぞくっとする”感覚は、皆無となり、ながら仕事のバックで鳴っているには良いが、“つまらない”の評価が多い。

2、取り付けネジの振動によって 胸に沁み込む音、漂う空気感、そして、音場、スケール感が、著しく、変わることが分かった。取り付けボルトの頭の振動が役に立っている。

検討; 1,2、より、スピーカーフレームは強固で振動しないように設計製作されたはずだが、違う。この振動も含めて調整されている。また固定させているネジは縦方向に振動しているせいか音質への影響は非常に大きい。フレーム、および取り付けネジの振動は、単なる音質の変化のみでなく、音場再現への大きな影響がある。それどころではなく、音場スケール感というべき、スピーカーBOX のサイズが変ったものに聴こえる。 これはBOX量の散乱波の影響と同様にとらえられる。

この事実は、小型スピーカーでスケールの大きな音を出すのに応用できる。有効に使うべきである。

結論;フレーム、および取り付けネジの振動の音への影響は、軽微なものと考えられてきたようで、過去、適当にノウハウで対応されてきた。我々は、ノウハウではなく、胸に沁み込む音、漂う空気感の評価を入り口として、評価研究して、音への影響の大きさを発見した。この問題はあまりにも大きいので、この先、この難しい問題をどう叩いて行くか、熟慮、研究する。

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)

担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

2015, 9/27(日), 14:00~16:30  参加者:11名
場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

従来オーディオでは、スピーカーBOXは音が散乱しない様に、“球に近い形状が良し”とされ、鋭い稜はNGとされてきた。それは“周波数特性が平坦になるから”の要求である。

感性オーディオの立場で、聴覚上のテストをしたら、BOXが鋭い稜を持ち、スピーカーから出た音を散乱させる方が、リアルな実在感のある音像が得られると分かった。確認実験する;

実験;HMラボにある、Extra HI System M ver.III のスピーカーボックスの内側縦稜は鋭い。そのままの場合と、鋭い稜に隙間テープを貼って散乱を減じた場合との “音像の変化”を評価実験した。

結果; 鋭い稜のままの方が、

+2~+3(7段階比較評価の良い~非常に良い)が5名。

+1 やや良いが1名、

0 同じ が4名。

評価者によって評価が違う。なお、装置のAC100V電源極性が合ってない時はこの実験は、できないほど影響があった。

考察;

1、音像のみを評価したかったが、結果には総合評価的な評価が混ざっている。

2、それは、散乱がある方が、a:全体の音場がやや悪くなること、b:強調されたリアルな音像は前方に出る傾向があり、又c:細かい情報が減じるように聴こえるためである。

まとめ;

散乱波が多い場合は、リアル実在感が得られると言う、決定的利点があるので、“悪い”と言う評価ではなかったのはGOであるが、散乱がある場合のリアルな実在感の音像を得て、同時に散乱がない時の音像とうまく融合させることが求められる。

演奏会で、或いはステレオで音を聴く時に、目をつむって聴く人、また別の聴き方をする人は約半数いる。音像のクリアーさに関してはあまり興味がないようで、音場の姿を聴くようだ。しかし、半数以上の人が「これこそが新しいオーディオの目玉だ」と言う程の長所故、そう感じない人が“音が悪くなったと評価しない状況”を狙う。

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)

担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

2015、8月は休会。休会は、2年間で一回のみ。

2015, 7/26(日), 14:00~16:30  参加者:11名
場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。
“感じる音”に関しての研究進展状況;
聴者の過去の学習等により得た知識に基づく“認識”が関係することが発見されている。「低音域の音の低さ」の認識がそれである。
もう一つの新発見のテーマ;「実在感のあるリアルな音像」が無ければ新しいオーディオはいらない」程の、音に関する大きなテーマを発見した。「実在感のあるリアルな音像」の、聴者による感じ方の違いを評価実験した。

実験と結果;
実験(1);スピーカーBOXの縦稜の鋭さを変えた時の“凄み”の音質の変化;図1
Extra HI System M ver. IV の矩形スピーカーBOXの音は、「スケール感を含め、床を這うような低音の低さ、凄み、場合に依っては、怖いような音」が出た。この調整が無い場合に比して、最も感じる人は、7段階比較評価の+3:非常に良いである。

実験(2);スピーカーBOXの縦稜の鋭さを変えた時の“凄み”の音質の変化;図2
BOX の稜に、断面が3mmx6mm、長さ 50cmの隙間テープを貼る前に出ている音は、「7段階比較評価の、“非常に良い:+3”である。最も感じる人は、明白、愕然とする違いと評した。

★実験(3)HMラボ研究で、いつもテストしてもらう人の評価(筆者も同)が上記であるが、演奏会で、或いはステレオで音を聴く時に、目をつむって聴く人は、なんと、良さについて、上記と逆の評価結果となった。

まとめ;
初心者、一般人は、効果を大きく評価するする、実験1、実験2、の結果に同じである。こういう評価をする人が、ほぼ80%位である。(更に評価実験する。)
あらためて“聴者が音を聴く”における経験、学習が関係する“認識”レベルの、高度な聴覚・知覚が関係することを、確認した。
オーディオマニア、音楽現場技術者は、比較評価して差があまりない。その人達特有の美感覚ができているようである。
次回、上記現象を説明する理論「3次元拡散波モワレ認識」(仮説)の提唱者に出席してもらい、機器の精密セットをし、ポイントを絞って、再実験、確認する。

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

図1  Extra HI System M ver. IVの切り取った縦稜エッジ(L,R 共外側)を、再取り付け
図2
(縦稜に僅かなテープを張り、散乱波を減じた変化を評価する実験)

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告

2015, 6/28(日), 14:00~16:30  参加者6名
場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

研究進展状況;再生音を聴者が聴いている空間で、自分がその空間のどこにいて聴いているかの“室内存在感”ができて安心するのは、暗騒音の波形(波面)が正しく再現され、それを聴取認識したせいと考察される。前回、小型装置Extra HI System M ver.1に波面も再源できるようにセットをしたサブウーファー追加で、それが可能となることを実験した。

暗騒音(散乱波)による“室内存在感”に関連し、 “本人がいる聴取室(リスニング室)内の干渉波の効果”の大発見があった。それは、「再生時のスピーカーBOXの稜で発生する散乱波の干渉波パターンの認識により、リアルな実在感ができる」とする、亀山直昭氏の仮説である。

結果;
仮説を出した亀山直昭氏に出席いただき、「新・電気音響では、2chステレオ再生時に、矩形スピーカーの稜で発生する散乱波の干渉パターンによって、実在感があり、はっとする、凄みのある、音像、音場が作られている」仮説を確かめた。→SP BOXの稜に僅かなテープを張り、散乱波を減じると、実在感:“歌手がそこにいる”はほとんどなくなってしまうことを確認した。(7段階評価で言えば:非常に悪い“-3”)。(添付写真 省略)
新・電気音響は、従来オーディオ理論の再現の、きれいではあるが、虚像のような、ぼんやりした音像、音場とは全く別物のリアルな実在感のある音像音場を再現する。
考察;「球形スピーカーではこの実在感:“歌手がそこにいる”は全く再現できない。」ことを確かめてある。従来オーディオは「BOXで散乱波は出してはダメ、スピーカーBOXの角を丸めるのが良い」であり、最近ノーチラス社がそのような形状のスピーカーを発売している。

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

2015, 5/26(日), 14:00~16:30  参加者:7名。 場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

研究進展状況; レコーデッドカセットテープは、新・電気音響が期待する緊張感、空気感等の深いものは?のようだ、一方個人録音のテープにはあるようなので探している。(継続)

今回のテーマ; 「従来オーディオの、小型スピーカーにサブウーファー追加」の音質は悪く、使われていない。他方、新・電気音響では、再現音の波面再現を必須条件にしている。そのためのサブウーファーを開発し、メイン装置との時間遅れ:前後距離、クロスオーバー周波数、信号レベル、を詳細に調整し波面再現を実現した。デモ、ディスカッションした。

1、        新・電気音響は最前提として、“低周波域の音の低さ”が最前提、重要であるが、その設定は、ウーファー前後位置、カットオフ周波数、信号レベル、が詳細にセットされなければ得られない事実(波面再現と考えられる)をデモ、納得した。

2、        約100Hz以下の音波の再現なら、サブウーファーは1ch(L+R)で良いのか、L,R各々必要なのか、評価実験した。

(1) いずれも特長があり、どちらもありうる。

(2) L,R各々の場合は、空間的広がり、スケール感が大きく良い。

(3) ピアノソロ、その他、“まとまり”が欲しい演奏音では、1ch(L+R)の方が良いことがある。(ホールの状況、録音の条件、リスニングロームの条件によると思われる。)

3、        新・電気音響に於いて、“襲ってくる音の再現”求められ、重要視されるが、その理論は近似平面波によると言う観察はかなりあった。研究を続ける。

★添付あり。

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

(添付) Extra HI System M ver.1に、サブウーファー追加の、望外の効果

新・電気音響論の、深い感動を得るための必要条件は、

1、「実在感、深々さ、ホログラフィックな音場感(低音域の音の低さ)」の再現が不可欠、

2、次に、“緊張感(胸に沁み込む、凄み)”と“(漂う)空気感”を要求する。

3、最後に、“のり”が、再現されるのが望ましい。

Ver.1は、それだけでも、これまで高い評価を得てきたが、不満がある。それは、上記2、3を満足しているように聴こえる;「秀才が必死に演奏しているとか、演奏に聴き耳を立てて聴いているとか、その音がどこにあるのか脳をフルに使って音を探っている」と言うような状態だった。

この不満は、「小型スピーカー故に音場感が再現されていないから」と考え、従来サブウーファーは、基本が違うので改造しても使えない故に、特殊なサブウーファーを探し改造した。新・電気音響に基本;波面の再現のセッティングをした;サブウーファーの音の本体装置の音との(遅れ時間、レベル、クロスオーバー周波数)を精細に調整した。

実験装置説明;中央のBOXサイドが傾斜のスピーカーのみ使用。L,R両サイドの筒型サブウーファーをミリ精度の設置で取り付けた。

結果;

「演奏会場の中に自分が居て、その場の空気(全ての音)が目の前にあるとか、全方位から音楽に包まれ満たされる感とか、体が音楽に浸かってそのまま音を聴いていればよい。」と評される状態になった。それは、『上記1、「実在感、深々さ、ホログラフィックな音場感(低音域の音の低さ)の再現が不可欠』が満足されたからと考えられる。

参加者コメント;「従来、サブウーファーは再現音の品位を下げ、使いものにならなかった。しかし、これは違う!大発見と言える、新しい芽になるかもしれない!」

Kさんのコメント;

『・サブフーファー有りの場合は、スタジオの中又は会場の中に自分が居てその場の空気(全ての音)が目の前にあるように聞こえた。聴くのに一生懸命になる必要が無い、全てが満たされているか?
・サブウーファーなしの場合は、素晴らしい楽器の音はしているのだがなぜか聞き耳を立てて聴いている自分が居る。 もう少し『何か』を聴きたい、もっと何かを欲しがっている自分、聴くのに一生懸命になっている。その『何か』を再生してくれたのがサブウーファーの効能、力かなと思う』

考察;サブウーファーの、あの僅かな信号(帯域:中低音以下):波面の場の情報が著しく効果的であることを知った。録音時の場の情報は、CDに記録されているようだ。「ver.1 :

10cmφスピーカーに、高度な音質的に、この20㎝φサブウーファーが合ったから」ともと言える。(より大型のサブウーファーは、高度な音質的に、合わなかったから)

(評価は、敬称略で失礼します;イニシャルで、K1、k2、A、Wさんです。) 以上。(宮原)

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告

芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。 日時;2015, 4/26(日), 14:00~16:30 参加者;7名

場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

テーマ; 前回の続きで、より突っ込んで、ベ二―グッドマンのSING SING SING演奏に感じるSwing Jazzのウキウキ感について、デモ、ディスカッションした。試聴はExtra HI System M ver.3を用いた。試聴の順序は以下である。

1、1938 1/16カーネギーホール名演奏Columbia盤 (original)

2、19381/16 カーネギーホール名演奏SONY盤(Originalを軟らかく聴きやすく処理)

3、1938カーネギーホール名演奏の1950に発見された別原盤から作った前回聴いた、CBS SONY LPと同じ内容のCD.(originalに高度の処理を加えたと書いてある)

4、Benny Goodman Special (映画:ベニ―グッドマン物語、の音が悪いのでBenny

Goodmanが命じて作り直したと言う、緑色盤(普及品)の借用高級盤(演奏者

も演奏も違う)からのプロ用の高品質CDR CDR-80SPMPTにコピー)

5、再度、上記1、を聴く。

最終結果; 身体がウキウキする気持ちを喚起してくれたのは結局、上記1、であった。録音したシェラック盤の、ノイズがあっても、力強く、あまくなく、しっかりと音楽のこころを伝えてくれた。ウキウキして体が動く。音楽と関係のないノイズは、聴いているうちに気にならなくなってくる。

前回、最高とした、4、のBenny Goodman Special盤でも、1、に比して演奏、音共にあまいと感じられた。

特にジーンクルーパ―のドラムが力強く、しっかりして素晴らしい。これを聴くと、Benny Goodman Special盤のスネアドラム演奏は、彼にはとてもかなわないと感じた。

1、SONY盤                    2、最もも良かったColumbia盤

4、Benny Goodman Special(普及品)3、1950に作り直したLPと同じ内容のCD

美空ひばりの代表的な、「みだれ髪」、「悲しい酒」、「愛燦々と」等の、CDとCassette ]比較試聴実験には、時間が不足で、至らなかった。

以上。

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告

芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。 日時;2015, 3/22(日), 14:00~16:30 参加者;8名。

場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

テーマ;

ベン―グッドマンの1938 New Yorkカーネギーホールの歴史的名演の録音だが、CBS盤と、「音を良くした」として、私には「演奏者に失礼ではないか?」と思うほど音を変えてしまったSONY盤がある。

研究会のために乞うて出席いただいた年ベテランのドラマーの方はじめ皆さんのコメントをうかがった。「ソニー盤は音が濁る。SONY盤の音質NG」の評であった。

分析的に聴く私には、ボクシングに例えるとColumbia盤はボデ―ブローで倒れるかもしれない丹田に来るしっかりした音だ。一方、ソニー盤の音は、胃の上位に音の重心を感じ、しかも緩いので倒れないだろう。

考察⇒SONY盤は、電子回路的にSlew Rate(信号の立ち上がり特性)を下げて、Columbia盤で聴こえる耳に痛いほど“パチン”ノイズの振幅を抑制しているようだ。この信号修正がこのノイズ発生時のみでなく、全体に行われているようで、一聴して軟らかい音で聴きやすい。一般―ディオ用に聴きやすくしているのであろうが、高度な聴き方をする聴者には、音楽の芯を壊してしまっているとさえ感じる。過去の経験から、この、盤の見かけが半分白と黒の盤は、どのCD盤でも音の傾向が同じである。以上。

SONY版  (予告にあるので省略)         Columbia盤(予告にあるので省略)

その後で、S氏に、お持ちいただいた1938カーネギーホール名演奏のCBS SONY LPは(オリジナルテープは同じようだ)、音質がよく素晴らしかったのでSING SING SING 全曲はこれを聴いた。後程、発見されたソフトから作り直したらしい。

←ウキウキする演奏だった

最後に、Benny Goodman special を聴いた。1938カーネギーホール名演奏盤と、演奏者、録音も違い、音質も良い。 身体がウキウキする気持ちを喚起してくれ、楽しかった。筆者が最高の音質と思っていた“Benny Goodman Best 20”は、身体がウキウキする気持ちを喚起してくれなかった。M氏も同様に感じた。

★考察;

1、Columbia 盤であっても、あまりにも音質が悪く、「ウキウキする「と言うような、音質が良い場合に言えると考えられる表現はない。(演奏が持っている深いモノの表現は記録されているように感じるが)。

2、一方、音質の良い、Benny Goodman specialとBenny Goodman Best 20は、曲名の順序が全く同じなのだ。音質上、ほとんど同じ時期の録音あり、オリジナルが同じでコピー技術が違うのか、録音が入れ替えてあるのかわからないが、聴いてみて、あきらかに両者とも音質は良いのだが、「ウキウキするかしないか」程の違いがある。JAZZでは重要な要因である。

3、この問題は、restoration の研究に入っている我々には重要である。次回、この問題を、もう一例を用いて、心理物理的にディスカッションする。それは、美空ひばりの代表的な、「みだれ髪」、「悲しい酒」、「愛燦々と」は、CDでは彼女らしさを感じるが、カセットでは彼女の良さが感じられなくなるようだからである。マイルスデビスの’Round Midnightの表現が、CDとカセットでは逆だったのと対照的だからである。

追記;

上記とは別に、S氏が持ってきてくれた、この同じカーネギーホール演奏の、後での発見録音(オリジナルは同じ録音テープと思われる)があり、この音質が良く、上記Columbia盤よりはるかに聴きやすく、音楽性も損なわれていないので、これを全曲聴いた。(その後同一レーベルのCDを発見し入手した。次回研究会で、上記考察との関連も兼ねて聴きます。)

以上。

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)予告

芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。 日時;2015, 3/22(日), 14:00~16:30 場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

新展開;研究方針を、”新・電気音響の究極:“高度な雰囲気の再現”(気配、熱気、引き締まった緊張感、ホール感)が感じられる方向” に変えた第8回。胸に沁み込む音には“突発的瞬時信号”、漂う空気感再現の実現には、風圧的空気変化(波面)再現が重要とわかった。更なる要因の発見

テーマ;

“マイクの前にあった音の忠実再現”について、広くディスカッションする。

ベン―グッドマンの1938 New Yorkカーネギーホールの歴史的名演の録音だが、CBS盤と、「音を良くした」として演奏者に失礼ではないか?と言うほど変えてしまったSONY盤である。

JAZZ演奏をしている人にも参加してもらい、両者を聴いて、フリーディスカッションする。“忠実”の定義を超えて、ディスカッションすることになろう。  以上。

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告

2015, 2/22(日), 14:00~16:30  参加者:6名

芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。

場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

新展開;研究方針を、前向きの”新・電気音響論の究極:“次元的高度な雰囲気の再現”(歌手の気配、熱気、引き締まった緊張感、ホール感)が感じられる方向” に変えた第7回。胸に沁み込む音、漂う空気感再現の実現に、波面再現、“瞬時信号”再現が重要とわかった。特に、“突発的瞬時信号”は、“次元的高度な雰囲気の再現”をもたらす。更なる要因の発見。“忠実”の定義。

テーマ;

1、波面再現、“突発的瞬時信号”の精密な再現が、“次元的高度な雰囲気の再現”をもたらす。その実現の同軸構造のスーパーツイター付スピーカーを開発。

2、漂う空気感再現のため、“音の低さ”が再現できるサブウーファーを開発。

その効果評価結果;皆さん同意故、参加者のメールで報告する;

上記、1、2について;『ver.1 SP は一皮むけて別物になった。音が詰まった感じがなく、場の空気感の再現がすばらしくなった。サブウーファーもこもった感じの音が気にするほどではなく、こんなにうまく常用スピーカーとつながったものは聴いたことがない。

製作者の返事;サブウーファーは、内部電源回路改造、ホーンの一部切り取り、ニス塗り、ボンドで振動止め、等の改造を施した。★★新・電気音響の基本である、波面を常用スピーカーとぴったり合わせると、材質の違いの影響はなくなり音のつながりは良い。ちなみに1mm精度の前後位置で波面を合わせた。参考;従来オーディオでは「部屋の適当な位置に置く」で良しとしているが、これは波面考慮がない、音の周波数特性として低域のパワーのみの追加で良しとしているからで、新・電気音響とは次元が違う。

まとめ;新・電気音響の特長の波面再生がスーパーツイター、サブウーファーの効果を絶大なものにした。次元的に改良されたと言ってよい。
その他;

1、      マルチビットDACの音の品位の良さを再確認した。迫力が少ないように感じるので、更に改善していく。

2、      カセットテープの「音楽の本質を失わない良さ」を再確認した。一方、カセットテープはslew rateが悪く、瞬時変化信号を再現できないので、胸に沁み込む音は再現できず、また超低周波の再現もできないので、漂う空気感も無理である。

カセットテープが、CD再生に比して良い点は音楽の本質を失わないことである。「これが何か」を知ることは同時にCDの欠点を知ることである。CDの、「音楽の本質を失わない良さ」の改善に向けて、方法を研究していく。周波数特性ではないことは明らかであるから、ハイレゾの方向ではない。

3、      Sさんが、[’Round Midnight] について調べてくれた。この曲の作曲者のセロニアス・モンクと、演奏者のマイルス・デビスは仲が悪かったそうだ。作曲者の意図どおりに演奏してないからかも知れない。我々のrestorationは、マイクの前の音の忠実な再現であるが、作曲者や演奏者の意図迄は踏み込んでいない。楽曲の“内容”に立ち入ることで、ディスカッションが深い。

→次回研究会で、その他のソフトも含め、“マイクの前にあった音の忠実再現”について、周辺状況も含めディスカッションする。「音を良くした」として演奏者に失礼ではないか?と言うほど変えてしまったソフトもある故。

以上。

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告

芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。 日時;2015, 1/25(日), 14:00~16:30     参加者:7名

場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

新展開;研究方針を前向きの、”新・電気音響論の究極:“次元的高度な雰囲気の再現”(歌手の気配、熱気、引き締まった緊張感、ホール感)が感じられる方向” に変えた第6回である。心理物理的実験研究を続けて、胸に沁み込む音、漂う空気感再現を保証された装置で、更なる“突発的瞬時信号”の精密な再現が、“次元的高度な雰囲気の再現”をもたらすようだとわかってきた。“瞬時情報を精密に再現”の効果を更に研究する。(回路的、機構的、スーパーツイーター追加などの効果)。マイクの前にあった音のrestoration研究は、関連するようなので平行して進める。

結果;

1、精密な波面再生の効果を“super tweeter追加”で、聴覚・知覚実験した。

新・電気音響が要求する、「波面を歪なく再現する;スピーカーの場合は、スーパーツイーターとフルレンジスピーカーとの相対的前後位置の微細な調整(遅れ時間をゼロにする)」の効果は絶大であった。胸に沁み込む音、漂う空気感、総合評価共に、

(同一バッフル面にツイーターを取り付けてあるパワー的に周波数特性がフラットのみで)遅れ時間合わせしてない従来オーディオに比して、7段階評価  (同じ:0, やや良い:+1, 2:良い, 非常に良い:+3)での結果は⇒ 7名中、研究テーマの音質が良く分からない人を除いた5名で、+2~+3であった。

特に総合評価は、「次元が違うほどの空間感が大きくなったと+3」の評であった。(一名のみ+2)。これは、特筆すべき新・電気音響の特長である。

この結果は、ハイレゾが瞬時情報を精密に再現しているとすれば、新・電気音響に使って、特長を発揮しそうである。(ハイレゾの欠点の、音の腰の弱さは改善されないだろうが)

2、アナログ録音のカセットテープの音をCDと比較試聴した。

マイルスデビスの‘Round about Midnight 聴いた。深夜の、暗い沈んだ、怖いような雰囲気については、CDでは音が明るく軽くなってしまってNGなのとは対照的に、なんと、周波数特性、S/Nでは、はるかに劣るカセットでは再現された。

演奏の、“深い味わい”は、CDより優れていた。アナログLPに通じるものある。一方、一般的な音として、安定、明瞭さが必要な時はCDの方が良いと言う評であった。

これはCDの開発目的通りで、当然であろう。

この結果は、新展開の第一の目的:高品位な表現に不可欠、重要なものの核心に迫る。すなわち、夜中の、暗い沈んだ、怖いような高度の雰囲気は、現在は、ノウハウとして、匠がやっと再現できる、再現が非常に困難なものである。CDとLPの比較で、周波数特性は関係ないようだと分かった。

今後、このような高度の雰囲気がどの特性に依存するのかの研究に重要なヒントを与えたと捉える。研究を続ける。

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告、 2014, 12/21(日)(今月のみ第3週の日曜日), 14:00~16:30  参加者:14名

芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。

場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402HMラボ 参加費;無料

新展開;研究方針の重心を、”新・電気音響論の究極:気配、熱気、引き締まった緊張感、が感じられる方向” に変えて第5回目。心理物理的実験研究で発見された“瞬時情報”を精密に再現のための(回路的、機構的、スーパーツイーター追加などの効果)実験研究をしてきた。特に、スーパー ツイータの追加は、「高域スペクトルが加わっただけ」の従来オーディオでは効果は限定的だが、新・電気音響では、劇的に「スケール、実在感が向上」、「ウキウキする音になった」評がある。

内容;

究極を求めるべく一桁精度を詰めたExtra HI System M ver.IIIで、クリスマス故、“第九”中心に、デモ、評価した。

準備;

1、小学生もいたので、「ベートーベン交響曲第9番が、他の人も含め交響曲の集大成であること、特に第4楽章は自分のみの救いを求めていたのに対して全人類の救い、歓喜のものであり“欧州の歌”と言われている」ことを説明した。

2、宮原はじめ多くの人が、ディジタルコピーして、いわゆる、「音が良くなった」と感じても、「音楽的に演奏のこころが薄くなった」と判断する、貴重な評価者:尚美大女学生Mがいる。彼女を中心に、第九の冒頭を聴いてどのCDで全曲を聴くか、判定した。

1、      バイロイト音楽祭の「第九」名演:同じオリジナルテープからコピーの、3枚のCD.(添付写真)

2、      カラヤン1962(添付写真:左下)、1982の演奏。

3、      その他、クリスマス系音楽。

結果;1、同じ演奏なのに、電気的コピー技術の差で、こころに伝わるものまで変わってしまう。いかに新・電気音響の研究が大切かを確認した。(写真左上Delta DCCA-0029で)

2、音楽性を中心に順次聴いて、勝ち残りの2枚は写真左側上下2枚となった。最終的に1962カラヤン(Deutshegrammophon POCG-5035)となった。

この盤は、カラヤンをフルトベングラ―が評価しなかった故に、カラヤンはベルリンフィルのフルトベングラ―色を排除したく、トスカニーニに近い演奏をした(参加者Sさんの説明)と聞き、納得した。カラヤンそのものの1982盤ディジタル録音(写真なし)は、音も薄く平板で悪評であった。(この盤が世界に出回っている)

3、小学生(2人)は、音の違いは全く分からなかった。

 

結果、考察;

1、“第九”1962カラヤン、ベルリンフィル全曲を鑑賞した。1982年の晩年の演奏のような、カラヤンが嫌いな人にも、熱気があるとか、好評であった。

2、しばらくおいでにならなかったMさんが、「スーパーツイーターなどの瞬時情報忠実再現等についての、改善前との改善が非常に大きい」と評価した。

そこから考えたが、“ハイレゾ”は、新・電気音響でこそ効果を発揮するのかもしれない

以上。

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告

芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。   日時;2014, 11/23(日), 14:00~16:30     参加者:6名

場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。http://www1.cts.ne.jp/~hmlabc

研究方針の重心を、”新・電気音響論の究極:歌手の気配、熱気、引き締まった緊張感、が感じられる方向” に変えた。第1回は発見続出!第2回はスーパーツイーターの効果でした。スーパーツイーター設定をいろいろ改善しましたので、第3回は、その効果を種々の名演名録音を聴いて確かめるリスニングします。楽しいでしょうから初めての方もどうぞ。

独, LP, ORFEO, Beethoven Nr.4: クライバー バイエルン

BMI ブラームス 交響曲1番 ミュンシュ パリ管

CBS-SONY 鳥の歌 カザルス、

Eagles Hotel California  等々。

★出席者は、ご連絡お願いします。→hmlabgm@gmail.com 宮原

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

深い感性のテクノロジ研究会(2014,10/26 )報告

新・電気音響におけるスーパーツイーターの効果は凄い!

深い感性を喚起するには、胸に沁み込む音、漂う空気感を感じることが重要であり、そのためには、物理要因としてtransient の再生、小澤征爾さんは言われる“子音の再生”が重要であると、追い詰めてきた。それでsuper tweeterの効果を評価実験した。

(10,000Hz 以上の、super tweeter に耳をつけても、私には何も聴こえない(若い人は音が出ていることが少しわかる程度)のに、super tweeterありなしで、音楽全体の姿まで大きく変わる。(7段階評価で言えば+3)すなわち、super tweeter追加の効果は、線型システムではない。その調整の精度の要求は、woofer, squawker に対する前後位置:0.1mm、ATTつまみは回転したかしないかわからないほどの精度を要求される。すなわち波面を調整していると考えられる)

1、      掌を合わせて、“一拍”を1秒間隔で40回繰り返す Shefield test CD No.4 “Claphand”を再生し、マイクでスピーカー出力の波形:”p-p値”の測定と、”耳にバチンと感じる耳の痛さ”の関係を調べた。

Parameter:tweeterの音圧level、wooferとの相対前後位置、supportの仕方.

予備実験;40回のclap hand録音は、掌の当たり方で、パチンの場合と、こもる場合、その中間とがある。毎回波形が異なる。Parameterを変えると、 tweeterから発する10,000Hz以上の音の、時刻の進み、遅れが変化するので、同じ“一拍”でも、パチンと聴ける場合と、こもる場合が変わるかもしれない。それを事前実験したところ、tweeter の前後位置、レベル調整を変えてみても、最適位置は同じだった。(“一拍”の無いところで、暗騒音が聴こえるが、暗騒音がこもらず“すかっと抜けて“聴こえる場合が最適だったので、上記懸念はなかった)

実験結果;明白に両者は比例した;耳が痛く聴ける時が、最もppレベルが大きかった。時間歪なしに、波面が再現(生成)された時が良いと言える。(耳で感じる客観的強さ(物理特性)とオッシロスコ-プで測った波高値の一致をみた決定的事実である。心理物理と言う高度なレベルでない。だからシンクロスコープがない時、耳で聴いてパチンと最も痛いポイントとして、最適調整ができる)

2、Beethoven Nr.4 バイエルン・クライバー評価を、player: CDR-HD1300改、緊張感の音質で、評価の良いMade in Japan 盤で行った。

FOSRTEX TA-500II(Pure MagnesiumとYAMAHA JA0506(硬質ジュラルミン箔)のどちらが優れているかを、7段階比較評価で、評価する。一方を他に比較して評価です。0:同じ、+1やや良い、+2:良い、+3:非常に良い。(マイナスは“悪い”です。) 絶対評価(100点満点で)

評価者|優れているtweeter|胸に沁み込む|漂う空気感|総合評価||    |   |

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Y          |TA-500II                     |   +2      |    +1   |  +1    ||        |      |

*Fostexの方が音に厚み(あるいは奥行き)が感じられることで、先生のご指摘の「静かになる」「暗騒音の消失」をまったく意識させられませんでした。

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W         |JA0506                      |   +0      |  +2     |   +1   ||        |      |

*T500AⅡのほうが奥行き感、抜けが良くてさらに遠方が見えるようでしたが緊張感が無い、過剰に静かになりすぎてライブのはずなのに観客がいなくなる。 (宮原:同じ)
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N         |JA0506                       |   +1      |  +2     |   +1   ||        |      |

漂う空気感がYAMAHAに比べてFOSTEXの方が薄い(悪い)。またFOSTEXは減衰が早い(余韻が出にくい:悪い)

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A          | JA0506                     |   +2      |  +1     |   +1  ||        |      |

*JA0506の方が、最初のひんやりした緊張感が出ている。TA-500IIは、それが全く無い。演奏が始まってからの差異は、もう少し聞かないとコメント出来ません。

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Y2        |xxxxxx                      |   xx      |  xx     |   xx   ||        |      |

————————————————————————————————————————

K           | JA0506                    |    +1     |  +2   |   xx   ||        |      |

もしかすると、「ジャックリーヌの涙」だとフォステクスの方が、評価が高くなるのではないかと思われました。

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宮原のまとめ;

(評価者は測定器として、見ていますから、ご気分を損ねないようにお願いします。)

1、FOSTEX TA-500II は、Yさんを除いて評価が悪い。追加の実験を書きます;胸に沁み込む感が、明るくなってしまって、深く深刻な方向の表現に行かない。

そこで、ツイーターの、支持を工夫、上に油粘土など乗せるなど、制振すると、ぐっと、胸に沁み込むようになる。Wさん、Nさん、Aさんは、その欠点を見抜いていた。ですから、Kさんのジャックリーヌの—の推測は逆でした。

2、YAMAHA 0506も同様に制振したら、ぐっと深く、胸に沁み込むようになりました。こういう砲弾型のくりぬきツイーターでも振動しているんですね! 制振で双方良くなった後は、動でしょう次研究会で聴いて下さい。(他のツイーターも制振すると胸に沁み込み感が改善されます)

3、Yさんが指摘された、“音の厚み”に関しては、ダイナミック特性が良いからかと思われます。(宮原の独断と偏見の“Y測定器”の考察→岸洋子、美空ひばりの恋の歌とかこころの表現は、日本人的な、悲しみ、哀愁、切なさと言うより、それを客観的にみた、抒情 と見えます。べたべたしてないのです。すかっとして、Y先生の明解なご説明とお会いした時に感じる雰囲気と似て。だから、“胸に沁み込む”として、宮原が要求しているものとちょっと違う評価なのではないかと思います。これに関し、後日、y先生からのメールあり、『ご指摘のとおりで、私の音の聴き方の癖がよくわかりました。<沁み込む>という点より先に、自分の音の好みを優先したご返事をしたようです。』) Yさんは、別の見方をしてくれる大切な測定器です。

★工学的に言えば、波形歪として、波形モニターで見て、無視できるレベルの微分信号のような波形であり、周波数領域で測定しても、高次の僅かな高調波スペクトルとしか見えない。しかし、
★音楽として見れば、“胸に沁み込む”、“漂う空気感”が、7段階評価の“+3”(非常に良い、悪い)も違う、劇的な音質の違い(改善)である。

結論;この事実は、従来の工学の信号観察、測定法が、音楽としての良さについて無力であることを端的に示している。
よって、今は、客観官能評価の、“胸に沁み込む”、“漂う空気感”を、使って研究を進めるしかない。同時に、今の科学工学で言えば、小さな微分信号の形をした、無視できるレベルのカスのような信号を、人が感じる量に比例するような、“別の観測法”で、明確に見えるような方法を工夫しなければならない。 』

その他のコメント;

K2さんより; 西独盤は埃っぽく客席での場の再現に近いと感じました。最近の私の好みはmade in Japanです。ほとんどの録音(特にライブもの)は、指揮者上位置での録音でありそのように再現されるのが正解だと思います。実際、オーケストラ録音でも眼前の場の展開のほうが、指揮者や奏者の意図が良く解り、気持ちいいです。(宮原も同様に感じました。)

Wさんより; 今回のHD1300改は、made in Japan使用時において、間違いなくB/O CD-Xを超えました。機種別の評価ではCD-Xのほうがよりドイツ盤の良さが生きるように思いました。ただしCD-XはどちらのCDを使っても導入部のピッチカートが丸いのが気になった。(宮原も同様に感じました。)

追加情報;

(1)後日、Player: YAMAHA CDR-HD 1300, 1500 のHard Discを交換して実験しました。驚くべき音質の違いです! これまでのSeagate社製が、良くも悪くも“ディジタルの音”でしたが、IBM、 HITACHIのDisc Star は、真空管アンプのような、あったかい音です。W君が探してくれたweb評に、「IBMはギターの“とろみ”が出る」とありました。良く分かります。無理に欠点を探すと、Seagate の良さ:暗部まで聴こえる良さは、減。Western Digital製品は、新・電気音響の音として、もんやりして問題外でした(1新品チェッくのみで。2014,10/26に聴いてもらったの、プレーヤー改造してない時の音です。)

(2)新・電気音響展開のため、改造して譲渡しているHMラボ製のプレーヤーは、中国製小型DVDを大苦労改造して、壊れるのを心配しながら使ってもらっている。同じ苦労なら、サイズがでかいけど、YAMAHA CDR-HD 1300, 1500改造して、ハードコピーもできるし、CDR作りもできるので、これを主力にしようかと思っています。PR下さい。

以上。(2014,11/2 宮原)

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告

芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。   日時;2014, 10/26(日), 14:00~16:30     参加者:6名

場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

研究方針の重心を、”新・電気音響論の究極:歌手の気配、熱気、引き締まった緊張感、が感じられる方向” に変えた。第1回は、発見続出!でした。

その第2回;

super Tweeterの効果を実験した。

1、独, LP, ORFEO, Beethoven Nr.4: 指揮者クライバーCD JAPAN printで、再生音が緩まず、緊張感、深さ再現されるかを中心に評価; 10,000Hz以上の再生のスーパーツイータの発する音(ほとんど聴こえない)が、Woofer, Squawkerの発する音と一体となって、ぴったり合った時と合わない時で、官能評価:“胸に沁み込む感”が7段階評価の+3となる。

測定;自然音インパルス:クラップハンドを再生し、客観官能評価“耳が痛く感じる”と、波形高は比例する。–ところまでは測定できた。

考察;

1、波高値がぎりぎりで測れたこと、

2、ツイータの支持がフェルトを介するとNG、設置前後位置は0.1mmの精度、レベル調整がATTは回したか否かわからないくらいの調整必要。

は、

★工学的に言えば、波形歪として、カスのような、波形モニターで見て、無視できるレベルの微分信号のような波形であり、周波数領域で測定しても、高次の僅かな高調波スペクトルとしか見えない。しかし、

★音楽として見れば、“胸に沁み込む”、“漂う空気感”が7段階評価の“+3”(非常に良い、悪い)も違う、劇的な音質の違い(改善)である。

結論;この事実は、従来の工学の信号観察、測定法が、音楽としての良さについて無力であることを端的に示している。

よって、客観官能評価“胸に沁み込む”、“漂う空気感”を、使って研究を進めるしかない。同時に、今の科学工学で言えば、微分信号の形をした、無視できるレベルのカスのような信号を、人が感じる量に比例するような、“別の観測法”で、明確に見えるような方法を工夫しなければならない。

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

大改造の様子

2014, 9/28(日)の深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告

芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。   日時; 14:00~16:30     参加者:7名

場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

研究方針の重心を、世間へ展開型から、研究として前向きの、”新・電気音響論の究極:歌手の気配、熱気も感じるものが伝達できる方向” に変えた、第1回である。

独, LP, ORFEO, Beethoven Nr.4: 指揮者クライバーの—タクトが上がり、演奏者、聴衆が全員、そーっと息を吸い込んで、—タクトが静かに降りてきて、演奏者、聴衆が全員、息をそーっと吐き終わって—-緊張の極限に、ピアニッシモで演奏が始まる。

背中が、身体が、ぞくっと締まる緊張感;宮原が、40年前に経験した音場の再現を、LP,CDmade in Japan、CDmade in West Germanyで、比較して聴いた。

今回の実験では、そこまでの凄みは得られなかった。

1、Over all で、音質の順は、LP>CDmade in West Germany>CDmade in Japan

2、緊張感での、音質の順は、LP>CDmade in Japan>CDmade in West Germany

であった。

この、演奏は、私も納得しているが、音楽の友社の解説によれば、「緊張感、演奏が灼熱している」が、特徴でありが、新たな研究方向に対して、選んだのであるが、あまりそれを強く感じなかった。装置がその目的に優れていないかと思われた。

その改善のため、研究会後、宮原がこれまでに得ているノウハウで改良実験してみると、

3、再生に用いたExtra HI System M ver.III のスーパーツイーター(10000Hz~ 耳をつけても何も聴こえない) の交換、設置の改良により凄み、怖さが大きく改善される。

4、  再生のプレーヤーの、YAMAHA CDR-HD 1300(大改造)の、電源回路の改良により、

Over all の音の改善が発見された。

⇒上記の、3、4、を詰めれば、音の大改良と、音質の違いが出そうであり、同時に、いかなる要因、特性が、歌手の気配、熱気、凄み、怖さ、に大きく関係するかも分かると期待する。具体的には、“胸に沁み込む”ようにまず改造調整し、その上で“漂う空気感”を再現できるようにする。その結果の 1,2、共に優れているように改造した装置は包含的性能を持つ。

宮原

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

★ 以下は、研究方針を変更するにあたって、皆様のご意見をうかがい、決定したものです。少々長いですが、重要故、記録として残します。

新・電気音響展開 再考→ 新しい 聴覚知覚モデルを得て、前に進む

“新・電気音響”は、“深い感性のテクノロジー”の“音”編 です。

1、状況確認;“新・ 電気音響”は、「深い感動は体感を伴ってこそ得られる。そのためには、時間、特に瞬時時間変化を波面として身体が受け取った時にもたらされる感覚が重要で ある。」としています。従来オーディオの“周波数領域”の、音の強度のみによる音受信に比して、時間変化も含めた次元的に進歩したものですが、必ずしも理 解されず、「・多くあるオーディオの一つにすぎない、のに自分のオーディオばかりを良しとする、・体感が無い人に不快な気持を与える」の指摘がありまし た。

反省するに、新・電気音響の成果の一般への展開に目が行き過ぎて、しつこく感じられたかもしれない。また、新・電気音響研究の仲間から「もっと先の夢のある方向に行こう、停滞している」の指摘あります。

今度の研究の進め方は以下です。同時にそれに至ったディスカッション過程をご本人の了解を得て掲載します。

2、新発展方向;

確認;音 を体感で受け取って深い感動を得ている人は、「かもしれない」ではなくて、“明白な事実”と観察しています。→ “音の体感”は、IQが関係しない、直感的、原始的な世界で、人類に言葉が発生する前からあるもので、若い人がその感動を表わすのに、「言葉が見つからな い」、「“凄い”しかないんじゃないか」と言っている“本質の基礎”です。こころの奥の癒しを求めて、もっと深い方向へ、前向きに研究を進めましょう。

3、新「聴覚知覚モデル(仮説)」

反省は、新・ 電気音響の聴覚モデルが、「鼓膜に並んだ共振器出力と言う周波数領域での従来モデル」に“時間領域の聴覚”を含めた、次元を高めたモデルであることを明確 に書いてこなかったからです。それを明確にします。なお、分かろうとする気のない人に一所懸命の説明は逆効果の様なのでやめます。

★ 新「聴覚知覚モデル(仮説)」

-“瞬時時間”変化波面の(基底膜直接伝達+身体)と、それに続く連続波の鼓膜の解析的出力、の総和-

深 い感動に注目すると、鼓膜で感じる音の高さの高低を感じる以前に、殆どの評価者が、音が出た瞬間に耳で感じる、本能的な“ふっ”と感じる空気の動きのよう な感覚、加えて“身体で感じる感動”が、深い感動に強く関係することを明確に指摘します。すなわち、時間的に瞬時の、2種の体感があります。瞬時変化に続 く連続波への反応は従来理論での鼓膜-有毛細胞出力です。よって、

新「聴覚知覚モデル(仮説)」”は、経過時刻的に

1:「基底膜直撃の、空気の動き、音場の情報は、反射神経か、旧脳に送られて直感的に感じる」。

2:「皮膚直撃や身体の丹田に響いた“体感感覚”がある」。その後、

3:時間的に遅れて、鼓膜―有毛細胞で解析された、音の高さ情報が加わる、と考えています。

4、説明;

1、の感覚は、音が出て、音と認識する前の本能的感覚で、生まれつきのもの故、おおかれ少なかれ誰もが持ち、2、の感覚は音が出てから身体に響いて感じられる感覚で、学習性があるようで、体感経験がある人、ない人で違います。3、は、従来理論の中心で、鼓膜からの音の高さ解析情報です。

この3種の総合として脳が知覚するとしていますので“聴覚知覚”としました。

図 有毛細胞、基底膜(省略)

従 来聴覚モデルは、鼓膜にタッチしている有毛細胞と言う共振器の出力の総和と言う、いわば“音の解析的モデル”です。このモデルは共振器の強度出力ですか ら、位相はなく、また、“時間”がありません。“時間”がない従来聴覚モデルの知識が身についた人が、“音による深い感動”を理解できないでしょう。

新・電気音響論では、深い感動に対して“時間 ”考慮が不可欠であるとしており、従来の、「鼓膜で周波数の合成として聴くモデル」とは、全く異なるもの故、上記赤字のように、新「聴覚知覚モデル(仮説)」に、説明的副題をつけて

:新「聴覚知覚モデル(仮説)」

-“瞬時時間”変化波面の(基底膜直接伝達+身体)と、それに続く連続波の鼓膜の解析的出力、の総和- とします。

5、ディスカッション;

亀山直昭さん(オーディオマニア) ( )は宮原註. 以下同。

1、聴者が周囲の音場を感じているところに新たに音が発生するので、その音場の乱れとして潜在意識的に感じると主張している。私は原始的な感覚故、潜在意識と言う高次脳はまでは考慮せず、原始脳までのモデルとしたい。

鼓膜で感じた音や皮膚で感じた振動」に、頭(意識)が反応する前に、体(潜在意識が反応する。
その証拠として、新・電気音響的な良い音とは、音が出た瞬間に判別できる。頭で考えて判断する音ではない。それは、生存にかかわる情報だからだ。(意識できるより早く反応できないと、危険だったり、獲物を逃してしまう)
これが意識下に働きかける情報である以上、それを音として意識するのは難しいことを意味する。

(宮原註;亀山さんの この新しい観察は重要です。

★故 松本元先生も言われたように、「人は経験がないことは理解できない」のだから、体感をあまり感じない人に、説明しても理解は無理(Mさんも同意見)。誠意の説明は、しつこく感じられるかもしれないので、かえって危険である(Sさんも同意見)。

赤堀肇さんは、巷にいっぱいあるオーディオ機器は「嘘っぽい音」と評します。それは忠実ではなく、好みの音:パイプや箱を鳴らす重低音を得たり、ヒートシンクを振動させてメリハリの音を作っているからで、入力とは違う音を出しているからでしょう。

新・ 電気音響は、演奏のこころを忠実に伝達すべく、艱難辛苦、全形容詞を解析してたどり着いた、“胸に沁み込む”、“漂う空気感”、の客観的官能評価を得て、 それを実現する物理要因を発見し、従来のスカラーではなく、ベクトルで音像音場実現したのですから、「一次元上」と言ったのですが、「自分のみが正しくて 他をけなす」とは、説明の反省もしなければと思うと共に悲しい。無理な一般展開はやめようと思います。)

2、「発生学的に、魚類においてすでに有毛細胞が存在し、平衡感覚や音を感じているようです。水のわずかな圧力変化を感じる側線が、鼓膜の元との説もあるくらいです。魚たちの外敵に対する驚異的な反応の速さを見ても、生き物のこのての感覚は、意識のはるか以前の機能であることが想像できます。
以上のことからも、生存情報の中の重要な部分は、場の情報の割合が高いと考えます。
自分がどのような空間にいて、その中のどの位置にいるのか。
敵や得物の位置、またその状態を得るための情報。つまり、3次元の空間を感じとり、対象物の位置や動きや緊張状態を捕らえる。これを再現するには、正確な波面の状態を得ることが極めて重要であるからです。」

3、これらは大きくは同じ種類の分類を指していると思われます。
作用している脳の部位も大脳、小脳、脳幹等、違うのでしょう。
ここで面白いのは、その情報処理内容と反応時間に大きな違いがあることです。
仮に情報の元(センサーからの信号)が同じだとしても、それぞれの情報処理の内容と
処理時間がまったく違うということです。聴覚、視覚ともほぼ同じです。

潜在意識                顕在意識

生命維持のための最低限の情報処理    思考を伴う高度な情報処理
音(画像)としての認識無し       音(画像)として認識有
場の認識 気配の認識          音(画像)の意味 言葉
瞬時処理判断              処理時間 少し時間がかかる
記憶時間瞬時(どんどん上書き処理)   記憶時間少し長い
体の反応 強制的            体の反応 コントロール可能

ここで、顕在意識上で音が認識されたときには、すでに潜在意識において気配が認識されているため、音が出る前に何かを感じていてもおかしくないことになります。
実際生活している中で、外界からの情報を認識する前に体がそれを感じていたり、体が動いていたりすることはたくさんあります。特にスポーツやゲームにおいては、顕著です。
試合のときに、雑念を排除して、自分の潜在意識を信じてそれに従うのが良いのは、そのためでしょう。
潜在意識の情報処理と体への出力がすごく速いので、顕在意識から見ると、まるで ”体は知っている。” 様に見えるのです。

(以上の考察は、宮原はこれまでの多くの実験から、理解しており同意です。)

松林さん(某オーディオメーカーにおられた);

長年、商業ベ-スのスピ-カ-システム(一応家庭用HI-FI)を設計してきましたが
日本のスピ-カ-システムが特殊なものを除き、未だに評価されない事には
いろいろ原因があります。システムを構成している各ユニットの構成材料、
BOXの材質、接着剤、等あります。細かくなるのでこの分野は触れませんが、
1、再生音にたいする基本的な考えはまず低域を充実(重低音も含む)させる事
であり、しかも宮原 先生が言われている音階が明確に降りてゆくことが第一と
何時も心しています。この部分は設計の基本としてきました。

低域がしっかりすると高域の音が綺麗になることも経験しています。
2、再生音がある程度出来上がると今度は、ステレオ再生の時の音像になります。
評価の基本は例えばボ-カリストの立っている周囲の空気感になります。
目をつぶって聴いたとき歌手の体の揺れや動きがどう再現されているかになります。

概略以上のような内容で音質を積み上げてゆきます。
→ これらは全て体感であって物理特性が良いから、この音は出るはずだということでは
評価できません。自分自身の身体が評価するわけです。

宮原 先生が言われているように身体で受け止められないと理解できない部分になると思います。この辺のことが理解だけでなく、実感として捉えられない人には先生がいくら丁寧に説明しても混乱するだけと思います。
雑な解釈で申し訳ありません。いざ自分の思っている事を全て言語で表現しょうと
思っても10%も無理です。

赤堀肇さん(ディジタル歪の研究中:某私大 社会人ドクターコース);

出したい音に変な目標が無い人(変にマニアでは無い)の方が、良い音を見抜けるのではないかと思いました。 従来オーディオの音は嘘くさい音がします。輪郭がくっきりしすぎている音像、重々しい低音など。

河東杉雄さん;

理解できない人に理解させるのは何とかできそうですが、理解しようとしない人に理解させることは殆ど不可能かと思います。

世の中にはライブ録音のしわぶきなど消し去って純粋音楽だけにしたほうが「良いCD(音)」とお考えのようですが、折角の場の雰囲気が無くなって
しまうように思います。しかし、それをお望みの方も多いことが問題です。
「本当の鑑賞はなんなの?」と聞いても、「この差を理解してくれ」と言っても、ただただ(“間違った高忠実:ハイファイ”(秋葉原の信頼されている海神無 線のKさんに聞くと、「“ハイファイ”は、「再生帯域が広く鮮明な音」だが「情緒に訴えかける何かが足りない」と言われているようです。」)を求める方々 には無理かと思われ、逆に他の色付けオーディオ論の一派とみてしまうのではないでしょうか。
結局、聴く前に「数値データ」が必要な方々には「明白な事実」であっても理解が難
しいのでしょうね →色々な違いを「明白な事実」あるいは「誰でもわかる事実」として積み上げ、発表してゆくということかと思われますがいかがでしょうか。

(河東さんはじめその違いを分かる人は、“明白な事実”と言ってくれますが、それが凄いことと分からない人は、納得しないのです;宮原)

6、これから前向きに何を研究するか? ⇒演奏者の吐息、熱気、ティンパニのネジを調整している空気の動き(雰囲気)分かるような、リアルな音場の再現を。

基本となる理論は新「聴覚知覚モデル(仮説)」 -“時間,特に瞬時時間変化”の考慮- です。(原点に戻っての、苦労と楽しみの始まりです)

例で説明:1、独, LP, ORFEO, Beethoven Nr.4: 指揮者クライバーが歩いてステージに入って来ると、ざわざわしていた観客が静かになり、ピーンと張り詰めてきて—タクトが上がり、演奏者、聴衆が全 員、そーっと息を吸い込んで、—タクトが静かに降りてきて、演奏者、聴衆が全員、息をそーっと吐き終わって—-緊張の極限に、ピアニッシモで演奏 が始まる。背中が、身体が、ぞくっと締まる緊張感;宮原が、40年前にWestern Red Monitor Speaker –の場の再現です。

すなわち、胸に沁み込む音、漂う空気感は最低限、そして実在感に加えて、上記の緊張感等の再現を求めます。

CDでは上記緊張感は激減。また別演奏会時の映像つきLDでは、論外の音質です。LDでは、クラーバー氏の表情態度で、分かります。それは、松林さんもご指摘の、究極の再現性:「気配、目をつむっても、周囲の空間が見える音場を再現する。」と同じです。

手掛かり;

1、上記1、のLPを探して聴く⇒ CDと比較して物理要因、特性発見のディスカッション。

2、HMラボ工房で録音すると、ヘッドホンでモニター聴いていて、大井町駅のビルのあたりの空間まで聴こえるこのマイクあります。 (研究会で既録音を披露します。)
3、今、つかんでいるのは、位相特性の理想的な“ハイQ”が、不可欠か。

4、これまでの研究の継続で、外挿的に、再生装置としての、Extra HI System M装置は、石の上に真鍮材の点支持、NEGLEX2804スピーカーコード、3C2WS-MOGAMI2515信号コード、単なるアンプケースの除去な ど、外見からだけでも、従来装置と全く異なる作り方をとってきたのは、まさにそのためですが、まだ“ぞくっとする気配”に、充分な性能がないように思って います。基礎から、ハイQで、細かいニュアンスを再現、生成をさらに詰めて行きます。

★殆ど見直しの、ただ事ではない、困難を伴う研究開発と思いますが、最後に“ぞくっとする気配”を得たいと思います!精細な波面の再現、生成(restoration)です。ご協力くださいますようお願いします。

(a) DAC TDA1540 を超える 細やかなニュアンスを再現できるDAC ICを探し、DAC作る。(赤堀君D論文研究とのリンク)

(b) “ハイファイ的で情緒の無い音”のdigital 電源の改良。(ディジタル電源は、電力、重量共に桁違いに優れているが、その音質は、現状では、“そっけない”とか、情緒感が著しく足りない。伝送系で、 DAC入力以前の完全なディジタル信号のトランスポータの電源として使ってでさえ、“ハイファイ的で情緒の無い音”である。その問題を解決する。

具体的に、HMラボにある YAMAHACDR1300HD改を更に改善する。(B/O CDR改の再生音と比較、考察することから始める。)

(c) AC100V電源極性が変電所側に依存する問題を解決する。

以上。

「参考1」、Nさんより

私が工房で初めて聞いたとき、耳に聞こえる音楽が流れる直前に「何やら肌に感じたものがあった」と思いました。これが「漂う空気感」かなと勝手に思いましたが-(仮説1,2です!宮原)

1.多くあるオーディオの一つに過ぎない ではないか

2.自分のオーディオばかりを良しとして、他をけなす

3.体感の無い人に不快な気持ちを与える

について、

従来パラダイムで開発に携わって来た人には、1.2.の様な気分になるでしょうね。それまでやって来た自分の全てが否定されたと。

また、聞いたが「自分が親しんできた従来オーディオとの違いが良く分からない人(体感の無い人)」には、色々と説明されてもやはり理解できないので、「自分の感性の低さをバカにされている様な気分」になり、「不快な気持ちを与える」と言うことなのではないか?

従 来のオーディオで十分に満足できている人から、不満を感じている人まで様々おり、中には、臨場感を希望せず、弦をはじく際に出る「チリ」と言うような様々 な音を「雑音」としてとらえ、わざとこうした音等を「除去」して通常の「綺麗な音」に直してしまう人もいるかも知れない。「身体に染み込む音」とか「漂う 空気感」よりも従来型の「音の綺麗さ」と優先する人もいるかも知れない。

従来オーディオに”飽き足らない”と言 う人達が「いいね!」と言ってくれるかどうかが勝負でしょう。自然人に近い人(小さな子供等)は「漂う空気感」等を「素直に体で感じる」でしょう。命に関 わる音(殺気、かすかな地響、気配)は「思考する以前」にとっさに感じ取る必要があります。

皆さんのやりとりを見ていると、

脳 科学者達が禅について論じている「下層脳」と「上層脳」の区別に近い話をしているような気もしました。「下層脳」は「動物脳」とも言う様で、知識ではなく 「自然と身体が一体」となった感性に近いもので、「上層脳」は頭で考えるもので、知識や鼓膜で音を聞くようなものでしょう。(浅い理解に過ぎないかも知れ ないが)

仏教の「無」の感覚は「下層脳」で体感するものの様です。頭の良い人は「仏教哲学」や「倫理・思想」等から、どうしても「理屈・理 論・頭・思考」が先行してしまう人の様です。頭が先行する人は「真の」悟り・涅槃には到達できないそうです。「下層脳」を鍛えるには「無心状態になる」こ とが必要で、ただただ「無無無無・・・」と念じながら長い「座禅修行」が必要とのこと。そうしている内に「突然覚醒する」様です。

とても私 には「下層脳」を鍛えることは出来そうにない。長い時間を要する実践が伴うのが障害です。長い座禅で「下層脳」を鍛え「悟りを開いた人の脳」は、そうでな い人の脳と物理的(厚さ・硬さ)にも違うそうです。私の子供の頃からの「煩悩を離れる」気分は「悟り」とは似て非なるものと察しました。仙人みたいで風変 わりな単なる私の「性格」でしかない。

「参考2」、

人生経験のあるご婦人に聴いていただいた時、「何、この音!一瞬で頭の中がまっ白。体か温かくなる」とおっしゃいました。また「音が五臓六腑に響く」とおっしゃった方もおられました。(仮説1,2です!宮原)

「参考3」、

新・電気音響の 書名変える; (案)

“ぞくっ”、“気配”は 瞬時時間変化だ

-胸に沁み込む音、漂う空気感 の新・電気音響論-

(深い感性のテクノロジー、音編  楽音は子音が大切)

宮原 誠 (響 に 學)

—目次–

1、はしがき

2、新・電気音響は、演奏が伝えたいものを聴者のこころに伝える

2-1 研究対象:“主観、客観一体の、こころに感じる聴き方”の哲学的考察

2-2 新「聴覚知覚モデル(仮説)」 – “時間”経過の考慮、基底膜直接へと身体へそして鼓膜への受信の総和-

2-3 体感型、の音楽の受け取り(聴き)方 -新・電気音響の本質-

2-4 従来ステレオは波面を殺して聴く音

2-5 かなりの人は、従来ステレオの音では満足できないで、体感音を求めている

(目次、以下省略)


2014, 8/24(日), 14:00~16:30 の、深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)予告のみ 休会か?

芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。   日時;参加費;無料      場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。下記URLにあり。

「胸に沁み込む音、漂う空気感が再現されることは、新・電気響音響の必須条件」で、理論、必要要因、特性、そしてハードウエア特性が分かり、装置作成まで、ほぼ完成段階になりました。必須条件は満足していますが、更に良い音:“演奏の深いものを伝達する”を求めて研究開発してみて、種々の装置ができました。

演奏が伝えたいあついものは、どの装置が最も伝わるか?

銘ソフトを聴いて、どの装置が最も良いか評価して下さい。(この結果は“Restoration”研究の入り口でもあります)

説明;このレベルの高音質(*)になると、例えば、アナログ電源、ディジタル電源、整流電解コンデンサーの種類、構造、支持、制振等々によって、著しく変わります。お持ちの聴きたいCDありましたら持参下さい。→具体説明例:キムチの味に譬えて、よく発酵した芳醇な音と、あまり発酵していないがシャキッとした音、の違いなど、あります。

脚注(*) こう言うハイレベルの音は、従来オーディオでは、全く対応できなく、好みの問題として片づけています。 “シャーシーやプリント板にただしっかり取り付ける”では、この音は得られません。 更には、“高音質”をうたって、発売されている、コンデンサーはどういう意味で、高音質なのか分かりません。一般的に“メリハリ”とか“ドスン”とか安っぽい音の様です。耳の良い人達は「多くの場合、余計な細工をしない普通の電解コンデンサーの方が自然な音がする」と言います。

新・電気音響は、良い音の定義ができています。良い音の定義のレベルを上げて、それをスペックと結び付けるべく、理論も含めディスカッションします。

★出席者は、ご連絡お願いします。→hmlabgm@gmail.com 宮原

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

2014, 7/27(日) 深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告

参加者;6名

CDの音質について、「音が浮ついて感動しないCD盤をハードディスクにコピーすることによって、“音が浮ついて感動しない”欠点が改善される」について、その効果があまりにも大きい、最新の発見をしたので、それについて、デモ、ディスカッションした。
1、“ツァラストラウスはかく語りき”のWest Germany, カラヤンCD盤の再生音の重心であるが、誰もが不満に感じる腰高さが、ハードディスクにコピーした場合、著しく(比較評価+3)改善された。
この曲、演奏が表現したいものが、音の重心の低さ、凄みが主であるので、総合評価で(比較評価:+2~+3)改善された。
HMラボにある“ツァラストラウスはかく語りき”ソフトでは、ハードディスクにコピーしてある、ズービンメータ盤が、最も、音の重心の低さ、凄み表現が素晴らしく、その曲、演奏はそれが総合評価故、最も良かった。
★何が原因か、突っ込んでディスカッションしたが、技術的にあまりにも考慮すべきことが多く、結論らしきいものは得られなかった。しかし、ハードウエア装置を作る時、どうすれば、音の重心の低さ、凄みが改善されるかの明白なノウハウ事実はつかんでいるので、それを基に研究を進める。(理由はいずれわかるが今は説明できない)
2、Extra HI System M ver.III での和太鼓の響きは、アンプの整流電解コンデンサーの支持:(筐体振動効果と同様の理由と考えられる)によって、著しく完全された。
デモし、全員が大きな評価(+2)した。なお、このCDは、録音時に足りなかった20HZ, 25Hzを、編集時につけ加えた事実を知り、スペクトルもそうであることを確認した。筆者も、耳は良いつもりだが、「素晴らしい」の評価のみしていた。
この事実が分かる前から「音が不自然なところがある」と感じていた耳の良い人が参加者にいた。 この件は、restoration ができることについて積極的な例と思う。
3、良質なPhonp Ampを作ったので、これとExtra HI System M ver.IIIで、ブラザースフォアのLPを、全員で聴き入った。「この細やかなニュアンスの高度感性情報を、CDからrestoration できるのか」、問題は難しそうだと感じた。諦めないが。
宮原
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

飛び入り追加:深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告
HMラボ。 日時;2014, 7/18(金), 11:00~13:30  参加者;
場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

NHLab(代表:中島平太郎氏)のメンバー(とりまとめ役)の高田様が、卵型のスピーカーを、製作者の茶谷様と共にHMラボに持参して下さり、HMラボの、新・電気音響の性能のプレーヤー、アンプで、試聴した。(脚註)

結果;
1、 スピーカー設置位置を、背面からの距離を2m以上取り、卵型スピーカーを設置した時、スピーカーの後方に展開した“2mもの奥行きのある音場”が素晴らしかった。中島氏が主張するBOXの角が無いスピーカーボックスの形状の利点であろう。 この利点は、記憶しておくべきである。
2、 再現された音像であるが、中央の歌手の口の位置が、スピーかーを回転させてもほとんど変わらなかった。これは従来矩形形状のスピーカーの音像再現とは全く違う。
サロンの、環境音のような使い方に向いていると観察した。未発表であるが、第2号機は、スピーカユニットが3個ついていると聞いており、球面波近似と考えられるので、部屋の中央の天井の位置に(ダンスホールのミラーボールのように)セットしたら良いかと推測される。(1個で)

3、 新・電気音響(脚注)とは違う思想のスピーカー故、新・電気音響の目的として評価するものではない。
敢えて、新・電気音響が必須とする、胸に沁み込む音、漂う空気感が再現されるかを聴いてみると、それは感じられなかった。それは、能率が非常に低く(-80db位か)、新・電気音響の音実現するために要求される、物理特性:ハイQでないためと考えられる。

脚注;
1、中島平太郎様は、20世紀の日本の電気音響のリーダーであった。歴史的名著:“ハイファイスピーカー”がある。球面波が良いと主張されており、また、スピーカーボックスの角が放射波面を乱すので丸めるべきと書いておられる。 氏の理想のスピーかを開発中と考えられる。その1号機である。http://nakajima-heitaro.jimdo.jp
2、高田寛太郎氏は、元ソニー技術研究所技術部長です。
3、新・電気音響(論)は、”深く感動する音を再現”する目的から作られた。必須条件として「“胸に沁み込む音”、“漂う空気感”が再現されること」であり、そのためには精細な平面波の波面生成が必要、その実現にはハードウエアとして“ハイQ”と精密なスピーカー位置のセッティングが必要等、としている。
研究会長: 宮原 誠(HMラボ) 2014,7・26記

2014, 7/27(日)深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)予告
芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。 日時;2014, 7/27(日), 14:00~16:30 参加費;無料
場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。下記URLにあり。

“演奏の深いものを伝達する”について、理論、必要要因、特性、そしてハードウエア特性が分かり、装置を作ることについては、ほぼ完成段階になりました。
次元的に新たに、“入力ソフトの問題”に踏み込んで研究を始めた“Restoration” (マイクの前にあった音の回復、復元)の研究ですが、研究入り口で、ハードウエアーの問題故に、「ソフトが伝達したいモノ」が劣化してしまっている状況がいっぱいみつかり=(ヒントがいっぱいあることが分かり)、「急がず、一つ一つ解決していくことが、“Restoration”研究に必要」とわかりました。

前回2014,6/22の研究会では、
「プリアンプの切り替えスイッチを含む筐体は、従来常識での、プリアンプの位置付けは“必要悪”ではなく、新・電気音響では、積極的な意味で、生音への回復、復元(restoration)に不可欠のようだとわかってきました。更に進めます。“筐体もたらす音の改善が電子回路でできないのか”も含め。
最新の発見をしました。それについて、以下についてデモ、ディスカッションします。
1、音が浮ついて感動しないCD盤をハードディスクにコピーし、更にこれをCDRにコピーすることによって、“音が浮ついて感動しない”欠点が著しく改善されました。
この事実は、回復の入り口と考えられます。AC電源極性とも関係がありそうです!
→“ツァラストラウスはかく語りき”のCD盤が3枚あり、コピーも作ってあります。これを聴いて、何が原因か、突っ込んでディスカッションしましょう。
「プリアンプは、新・電気音響では、積極的な意味で、生音への回復、復元(restoration)に不可欠だといってよいか、のディスカッションもします。
2、Extar HI System M ver.III での和太鼓の響きは、整流電解コンデンサーの支持:(筐体効果と同様の理由と考えられるか?)によって、著しく完全されました。デモし、突っ込んで、ディスカッションします。
★上記はいずれも、(周波数特性には見えない特性)ですから従来オーディオでは全く対応できない問題を、新・電気音響では、理論も含めディスカッションします。
★出席者は、ご連絡お願いします。→hmlabgm@gmail.com 宮原
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告
芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。 日時;2014, 6/22(日)6名、7/5 14名, 14:00~16:30  合計参加者;20名
場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

・従来、「プリアンプは必要悪」と言われてきたが、新・電気音響では、そうではなく「積極的な意味で、生音への回復、復元(restoration)に使う!と言えるか?」の 実験、ディスカッションをした。
a, Extra HI system M ver.IIIシステムのCD player CDX(改)の後に、Pri amp. LUXMAN CL-35(改)を介して、名演、名盤による音楽を聴いた結果;
1、 プリアンプの録音出力(電源OFF )の音が、プリアンプ出力の音より良い。
音の“こもり”が改善され、音の抜けが良く、スケール感も良くなる。(プリアンプは電源OFF故、入出力ピンジャック、プラグ、スイッチ、木製ケース筐体の振動のみ関連)
2、 プリアンプの出力(電源ON )では、音があまく(ゆるく)なる。
3、 漂う空気感、胸に沁み込む音、皇帝の音階が下がっていく再現性 については、上記1,2、について、ほとんど関係しないが上記1、の場合は、改善される。
★まさに、電気信号ではなく、機械的手段で、音の“改善”が可能なことの実証を得た。 この結果が、マイクの前にあった音の“回復”に至るかは今後研究する。
4、もう一つの「Pri amp. YAMAHA CA-1000 (改)を介して」では、研究会当日は、単に繋いだだけでで、音が悪くなった。後日、真鍮板等をプリアンプと受け台との間に挿入、セットして、微調整の結果、音の改善があった。その音質は、LUXMAN CL-35(改)を介してより、しっかりした音である。見た目の“構造のしっかりさ”、に似た音である。

Pri-amp LUXMAN CL-35(改造)       Pri-amp YAMAHA CA-1000 (改)
b, 16cmφ最上電気(ホーレー)コーン紙使用、電磁石スピーカー、特許実現システムの音質は、大きく改善されたが、このシステムの電磁石スピーカー、アンプ共、「更なる改善必要!」の評価であった。 (2014. 6/25)
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告
芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催。 日時;2014, 5/25(日), 14:00~16:30  参加者;15名。
場所;品川区広町1-5-28 ものつくり工場402 HMラボ。

★Extra HI System M ver.1 (高忠実・究極装置)で、皇帝の第2楽章の、“感じる音の重心の低さ”が段々下がっていくかどうかについて、評価実験した。
“音程”の定義は“音符(周波数)”を意味する場合と、鼓膜で聴いた音の高さを言う場合とあるので、ここでは、“音程=音符(周波数)”とし、この音程を聴く人を楽譜型とした。“鼓膜で聴くに加えて身体で感じる”人を体感型とした。
( “体感型”に対して“鼓膜型”とせず“楽譜型”としたのは、上記のように鼓膜で必ずしも周波数の高さのみを聴いてない故である。)
結果;段々下がっていくように感じる体感型の人は7名。楽譜型の人は4名。両者の中間は3名。-でした。 体感型と楽譜型は、混ざり合っている。純粋な、体感型は宮原を含めて2~3名。純粋な楽譜型はいなかった。(音楽を聴いて涙ぐんだり、鳥肌が立つ、身体が熱くなる等の深い感動を得る人は、”深い体感型”のようです。)
考察;体感型が楽譜型に変わることはなく、楽譜型の人が体感型に変わっていくようです。ただし、体感型に変わって行かず、固定している人もいるようです。
“感じる音の重心の低さ”は、装置や部屋の反射による高調波やそのの割合などでも変わる。CD録音、装置等のハードウエアーの性能があまいと音が下がって行かない。性能が良いほど下がっていく。この実験では、筆者が最も体感的に音が下がっていくようです。 また、筆者が調整した装置の音は、楽譜型の人も納得しており、すなわち、体感型の最高性能の耳で調整した音は、他の聴き方をする人が望む音を出す性能に対して、包含的のようです。
また、“感じる音の重心の低さ”は、実際聴かなくてもイメージで感じるもののようです。耳が聴こえなくなったベートーベンは、それを感じて作曲したのではないかと推測されます。
(筆者は、イヤホンでも音が下がっていくように聴こえます。鼓膜で聴いてそう感じます。体感は無いのに。体感が無いせいか感動はありませんが。
「その聴こえ方は気のせいだ」と言う方がおられますが、yesともnoとも言えません。何度聴いても、いつも、そう聴こえるのです。これをイメージと言うなら、鼓膜である音を聴いた時の音の高さもイメージです。)
参考:前回の結果;
体感で音楽を聴く人と、鼓膜で聴く人は、「音程が違って聴こえる!」 前者は音程が段々下がっていくように聴こえるが、後者はそうは聴こえず、楽譜の音符のままに聴こえ、音程は下がったり上がったりする。 違いは装置、条件にも依存する。
付記;
“従来良品スピーカーの片側を、新・電気音響用に改造して、Originalとの比較”では楽譜型の人も「改造品が良し」:「オリジナルは音がぼけてる」、でNGであった。
他の条件でも、楽譜型の人にとって、体感型の人の作る突き詰めた性能の装置の良さが過剰性能と言うことは、なさそうであった。
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)
文責:宮原


2014, 4/27(日)深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)は変更です、一か月順延(5/25へ)します

事情説明;
芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催
日時;2014,5/25(日), 14:00~16:30 参加費;無料
場所;品川区広町1-5-28 、ものつくり工場402 HMラボ。アクセスはURLにあり。
http://niz237gt.sakura.ne.jp/hmlab/
3月に中身の濃い研究会をして、長文の報告書を書きました。
3月は、連休中で出席できなかった方も多く、又十分消化できていないので、同様の内容をディスカッション +αしますが、更に他研究会へ、新・電気音響論の説明をしに行きます。そのディスカッションを含め、5月25日に順延します。参加者は、報告(中身濃い)を読んでおいて下さい。

1、 HMラボの主力のExtra HI System M ver.III(高忠実究極) 改良更に整備、再生デモ。
胸に沁み込む音、漂う空気感に加え、圧倒的スケール感を再現。自作究極のLPプレーヤーも。
2、芸術科学会、ポスター発表(2014,3/17)の、「65 感性オーディオシステム ~ 芸術×科学から生まれた ”官能尺度” により拓く 別次元音響 ~ について、その概要と、ポスター発表時のディスカッション。 前回時間不足でできなかったので。
3、“音の良いDVDを改造した「やっとCD開発の完成形ができた」(数台に1台は、凄いのが見つかる、Made in Chinaは良くも悪くもの”良くも“が、言えるようになった。HMラボはそれを改造。)の再生音を聴く。これも前回時間不足でできなかったので。
4、前研究会で、マーラー・巨人を解説下さった伊賀健一先生、2014, 4月20に横浜みなとみらい大ホールでの、町田フィルの本番前のステージリハーサル録音。(伊賀先生はコントラバス奏者の一人)。その再生。
5、他研究会で新・電気音響論について、ディスカッションした内容の紹介。
以上のディスカッションします。

★出席者は、ご連絡お願いします。→hmlabgm@gmail.com 宮原
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告 (修正 2014 4/15)
コメントをいただき、改新しました。
・「心に響く、心に沁みる」および「鳥肌がたつ、怖くなる、内蔵腑に沁みる」については、心は「詩」に反応し、内臓は「本能」に反応する。一旦“詩”を書いてから、体感感動を説明すると一般人が分かるかも。
・鼓膜型;顕在意識、大脳、思考的、じっくり。 体感型;潜在意識、小脳、感覚的、瞬間 –と思う。
・遠藤功氏、主観(力)の分類;(1)本能的主観(2)論理的主観(3)内在的主観。
・時間は身体で感じるか?

報告改定の主旨は、以下です。
発会以来のまとめになっているので 永久保存版とします。
★→新・電気音響は、深い感性のテクノロジーの音分野であり、現代人が抱える、深いストレス;自分でも顕示意識にのぼらない旧い脳の不満を和らげ、解消する目的のものです。究極の再現能力を持ちますので、その装置は、深い癒しの目的の場合でなくても、最高レベルの演奏の伝えるものを忠実に再現します。
客観性の議論をしつつ、胸に沁み込む音、漂う空気感が再現されることが上記目的の音装置の最低限不可欠の性能であることを明らかにしました。
本研究の目的を、別の表現で説明しますと、「工学にアートの本質に近い新分野を作る」です。従来のメディアアートの様な工学的アートとは違うものを。
こころに迫るほどのものを再現するには、胸に沁み込む、漂う空気感の再現と言う基本性能を高度に実現しますが、そうすると、間脳、脳幹を中心とした生命、自律神経に届く、“ぞくっとする”、“鳥肌が立つような”、主観的表現になりますが、“怖さ”、“凄み”も感じる音を再現でき、それはこころの深い芯に近いものであり、現代人が抱えている、自らはコントロールできない深いレベルのストレスを、癒すことができるのではないかと考えています。

例で説明; W君は、体感型の人で、ExtraHI System M Ver.3(胸に沁み込む音、漂う空気感、は再現されています)でDECCA ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、アシュケナージ、ウイーンフィルを聴いた時、a:目がうるっとする、 b:腸までの感覚でお腹を押さえる、c:我慢できずトイレに駆け込む、の客観的反応段階があります。
『現代人が抱えている深い:官能脳幹レベルのストレスを癒す』意味では、上記、a, b, cは再生装置の性能レベルであり、 c反応が得られる最高性能への改良、調整を求めています。これは、ある演奏に固有ではない、どの演奏に対応する性能が高さです。

音楽が楽譜中心で成り立っていることは議論の余地はないです。深い感性のテクノロジーの新・電気音響は、「楽譜が読めない人の方が、音が分かる」と言われている方向の究極の体感、「本能」直撃の方向を志向です。
勿論、年中そう言う音を聴くわけではありませんが、この性能が満たされれば、他の音楽に聴く時は包含的に満足され得ると考えています。
http://niz237gt.sakura.ne.jp/hmlab/

芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催
日時;2014, 3/23(日), 14:00~16:30 参加費;無料 参加者8名。
場所;品川区広町1-5-28 、ものつくり工場402 HMラボ。アクセスは上記URLにあり。
1、 HMラボの主力のExtra HI System M ver.III(高忠実で究極)で、有名な西ドイツ録音(シカゴ/イリノイ大学クラナートセンター・コンサートホールでの非ライブ録音):DECCA ショルティ、シカゴの、マーラー「交響曲第一番」(巨人)CDを再生した。コントラバス奏者である伊賀健一先生の楽譜付解説で、各楽章を聴いた。大太鼓のトレモロ、銅鑼、のホール全体の空気が動くような音、細やかな、フルート、ビオラの再現も見事で感激であった。解説で、コントラバスの第5弦で弾くD♭やC♯の最低音(周波数にして約30ヘルツ)は再生されていないとのこと。
・30Hz再生については、再生装置は周波数特性でも、16Hzのパイプオルガンの再生も確認してあるし、本録音の大太鼓の音の再現から録音時に32Hz以下がカットされたとも観察されないので、(シカゴが4弦コントラバスを使わないとかを聞いていることもあり)、演奏時に5弦のコントラバスを使用しなかったせいかと思われる。
・第一楽章バックに連続して低く小さく鳴り続けている、ホールの暗騒音とか思っていた音は、コントラバスのA音の連続演奏と知った。長い弦楽器のフラジオレット(*)の中でこの音だけが通常の奏法で弾かれる。第一楽章の緊張感の表現は、将に、Extra HI System M ver.IIIの本領発揮であった。
・第3楽章のティンパニの前奏2小節後に出来るのは弱音器をつけたコントラバスの独奏で,奏者が最も緊張する場面だそうである。最後に、コントラバスのピチカートと大太鼓の最弱音が2つあるので,よく耳を澄ませて聴くべきなこと、など多くを知った。スコアと演奏者の立場を基本とした説明のおかげで、参加者の多くが“ためになった、良かった!” と言う評価をした。

2、 LPの再生音の吟味
準備;“新しく作ったLP player)で、佐久間さんにお願いして持参いただいた1958録音の「アート・ブレイキーとジャズメッセンジャーズ」の音”を、Extra HI System M ver.IIIでDL 103Rカートリッジでの再生音を、新Phono AmpのAC電源コードの違いでの音の違いを確認し、最良の再生音質のACコードを用いて聴いた。同一ソースのCDも聴いて比較した。
(1) (旧NHK業務用のDL103Rカートリッジ→ver.III)の再生音と、(JAZZ用にenhance されているという世界的評判の SHURE V15IIIカートリッジ→Ver.IV) の再生音を比較した。
評価A:一般的評価は、前者はつまらない、後者がベターとした。評価B:JAZZを良く聴く人は、個々の楽器が放つ本来の音色の美しさ(特に中高音の繊細な音色)が薄れ、「疲れる」ので前者が良いと評した。
(2) 筆者の考察;評価Aの好み音が評価Bの人にとって疲れる理由は、やや作った音(歪が多い音)だからだろう。筆者は両者の聴き方がわかるが、後者のJAZZ用にenhance された (SHURE V15IIIカートリッジの音が楽しい。でもその音は評価Aの人にとっても疲れる音と思う。聴いていられる時間はLP片面位だ。評価Bの人は長時間聴いているそうなので、疲れることが気になるのだろう。(3) 重要なことは、A,B両者とも、「LPの音はCDに比して素晴らしく、やめられない」であった。
「CDの音をLPの音にrestorationする」は、安易に行えば上記カートリッジの再生音の違いの様な問題を起こすので、演奏者が伝えたいものに敬意を表するべきで、軽々にenhanceすべきでないことを再認識した。
★ 以上の、1,2、は体感型、鼓膜型にあまり依存しないようだ。演奏内容、議論とも、体感型の人、楽譜型の人が、特に異なる反応をしない。評価Aの人の感じるウキウキ感は、体感型に近いかもしれない。

3、 Extra HI System M ver.1 (高忠実・restorationの究極)で、皇帝の第2楽章の、音程が段々下がっていくところを詳細に聴いた。大発見は、体感で音楽を聴く人と、鼓膜のみで聴く人は、
「音程が違って聴こえる」と言うことである。すなわち、前者は音程が段々下がっていくように聴こえるが、後者の人はそうは聴こえず、演奏された楽譜の音符の高さそのままに聴こえ、音程は下がったり上がったりする。→詳細検討は報告末●◎へ

4、 多くの人が帰った後の実験;新発見の、“音の良いDVD(経験的に、再生音を聴いて、胸に沁み込む音も、漂う空気感を再現できるように改造できる基本性能があると感じる)を改造した再生音”には驚きである。「やっとCD開発の完成形ができた」の印象でさえある。(45cm幅の大きく重いプレーヤーでなく、23cm幅、1.5kgで、胸に沁み込む音、漂う空気感さえも再現する)。HMラボ究極のCD34改の音には、深々とした本格さで及ばないが。

5、芸術科学会にポスター発表(2014,3/17)した、革新的研究方法論と新・電気音響の2本柱の「65 感性オーディオシステム ~ 芸術×科学から生まれた ”官能尺度” により拓く 別次元音響 ~ 深い感性のテクノロジー:新・電気音響」について、その概要と、ポスターを表示した。「芸術科学会の本質に切りこむテーマのつもりであるのだが、反応は少なかった。目に輝きのある学生、一般のメンバー数名からの本質的質問、反応が嬉しかった。本研究会の立場は、「工学にアートの本質に近い新分野を作る」です。従来のメディアアートの様な工学的アートとは違うものを。無理なPRをせず、見る人が見れば、「珠玉の珠を含む研究のある場」とします。

→●◎
新・電気音響は、客観的に胸に沁み込む音も、漂う空気感を必須条件としている。
多くの方法のうち一例を示します;AC100V電源極性 を合わせること、スピーカーやシャーシー
“これによる音の改善は僅かなものではなく、それが無いと、体感型の人は納得しない” ほどの、音質変化がある。一方、体感知覚がなく、鼓膜の聴覚で聴いている人は、その改善はあまり問題としないようである。
洞察;筆者がヘッドホンで聴いて、以下を確かめた;楽譜通りの音程と、全楽器の音がホールの響きと融合して最低音の響きが段々下がっていく音程、双方とも聴こえる。
この聴こえ方の違いは体感型の人にとっては、次元の違う聴こえ方である。
私の見方であるが、鼓膜型、体感型とも双方を聴いているが、どちらかが支配的になっているのだと思う。どちらかに興味を持つと加速度的に意識がそちらに行き、他方は意識しなくなるようだ。鼓膜型の人には次元の違う聴こえ方には聴こえず、「強さの偏り」程度の違いなのだろう。私がヘッドホンで鼓膜受信を意識して聴いてみると、単なる「強さの偏り」ではないが、同次元である。感動は生じない。体感が無いからだろう。
ヘッドホンで聴いて気がついたが、ヘッドホンで聴くと、「全楽器の音がホールの響きと融合して最低音の響きが段々下がっている音」は、空港のホールで聴くゴワーンと言うような音であって、聴いても感動は生じない。体感が無いからであろう。上記と似た感覚を持っているので記しておくが、有名なSホールの音がそれに似ている。何度か聴いているが、頭で聴く音であり、音が飛んでくる感覚:波面を感じず、音の重心は高く床を這うような音の低さはない。体感を感じない。そういう思想で設計されたのであろう。
体感型の聴き方は、数人で確かめたレベルだが、客観的であり、複数の鼓膜型の人の言う、「気のせい」、「暗示をかけている」という、指摘は当たらないです。暗示をかようが、かけまいが、体感型の人は、そう感じているのであり、そう言う指摘をする鼓膜型の人にとっては、2つの音が、同次元であるから、あまり差を感じていないからであろうと考えられる。又、そう言う表現をする人達のある人は、「宮原教祖の信奉者になったな」と、若者に言うことがあるそうですが、若者は怒ります。「別に宮原先生に言われてそうなったのではない、指摘してもらって気がついてわかるようになったのだ」と。
α波で有名な角田忠信先生にお会いした時、「感性が無い人はいない、火が付いていないだけだ」、「ただ、火は簡単にはつかない、生死にかかわる位の経験とか、次元が違う位のショックで火がつくことがある」とお聞きした。 (角田忠信 「日本人の脳」大修館書店、「続日本人の脳-その特殊性と普遍性」)
だから、鼓膜型、体感型の2つの型に分類することが良いとは思わない。楽譜型の人もいずれ体感型の聴き方に気がつくと思っているのだが。
一方、報告1、のような聴き方も非常に興味がある。楽譜を読む勉強をして、ある時はそう言う聴き方をしたいと思います。
“客観性”について;
コメントいただきました。コメント『』と、宮原の回答を書きます。
1、以下『』内は宮原の要約です;『経済学や、社会学、での客観性とは、以下のような、キーワードが並びます;マルクス:“検証できる”、歴史のなかで検証される、“実践”に依る。ウエーバーでは(みずからの実践などではない)あくまで社会的な検証に依るものであり、その検証可能なものが“客観的な理論”等です。その“社会的な検証”は、統計によるとされます。』
宮原は、長い間客観性の実証として、画質に関して、主観評価実験を行い、評価グループ、有意性、等々検討してきましたが、この方法は、「商品が売れる」とかを調べるには向いているでしょうが、発見的に、新しいものを探す場合には、将来、凄い変革をもたらすかもしれない大きなものの、僅かな兆しを見えなくしてしまうので、統計的手段は慎重に使うべきと考えるに至りました。
現に、学会に、発見を目的として、深い感性のテクノロジー、新・電気音響に関する実験を含む論文を、胸に沁み込む、漂う空気感の客観評価で評価して発表しても、門前払い的に統計的数値的評価でなければrejectされます。(あとがき 参照)
とは言っても、発見には、独りよがりの思い込みを避けるための客観性が必要です。それで哲学の湯川敬弘先生に教示を請いました。
2、電気通信大学名誉教授、比較哲学の湯川敬弘先生にご教示いただきました。『もう少し議論を厳密に記述するならば、自然科学の場で客観的ということは計測方法、計測環境の一般化と、それによる普遍的再現可能性の保証であり、それに対応する主観的ということはそれが不可能なことをいいます。
ここでは評価語を使っているとはいえ、自然科学的客観性もあくまでその実験方法、機器、環境の同一性を限定的に保証できる範囲で、普遍的再現可能性が保障されているので、所謂オーディオの音質再現性評価は客観的にできると考えています。』
以上の湯川敬弘先生のご説明、他の先生のご説明も受けましたが、議論を進めると主観と客観の区別は難しいとされています。
3、宮原執筆中の新電気音響 より抜粋-『』内が、湯川敬弘先生からのご教示。
『胸にしみ入る、漂う空気感といった再現性は、これに加うるに、まず原音の録音の善し悪し、それを再現する場の善し悪しなどがまず技術的に客観性を以て指定できるとおもいますが、この表現はすでに音の諸要素が全体としてつくりだす音の世界の再現性であります。としますと、 単なる聴覚の問題ではなく、聴者の体調、気分、嗜好を含めた全人的官能受容の世界です。そこで、官能評価の問題が来るわけですが、官能の問題は図にも描かれていますが、好悪によって、それへの感じ方が影響されるように思います。易経の言に「同声相応じ、同気相求む」というのがあり ますが、理解の基本にはやはり、それへのシンパシー(共感)が最低限ないと正しく理解できないのではないかと私は考えています。
従って、評価者(evaluator)が評価対象に同じ好尚をもっていて、そのとき、その音楽をどういう気持ちで聴くのかといった諸条件を明示した上で、どういう官能評価をしたかを見るならば、 それは客観的です。なぜならば、聴く人間の音の好み、音楽の好み、音楽作りへの好み等を呈示する ならば、その官能評価を看る人は自分がその人とどういう点が異なり、どういう点が似通って いるかなどと重ね合わせることによりその評価を普遍化できるからです。実際世界では、たとえばその機械を買うか買わぬかなどという時には、普遍的な意味があります。何も、ブラインドテストなどという必要もありません。始めからそれは前提が間違っています。なぜなら、計測器ということを考えれば、同じ人間でもその日その日の気分体調により官能は異なります。
ざっくばらんに言えば、音の世界は全体としての気の再現性でありましょう から、演奏者の気に感応する受け手の能力の有無が一番の問題で、複数の人に官能テストをしてもらうより は、その演奏者を一番理解している人に同じ場で、どの媒体をどの器械のシステムが再現したとき に、一番心に迫ったかで十分でないかと考えるのです。
先にも述べましたように日本の「科学者」は気などというものは非科学的と頭から考えているようですが、ニュートン力学が一番説明に好い世界、量子力学が説明に有効な世界がありますように、気が説明に好い世界もまたあります。そして現実に気の世界は存在し、治療にも使われているのです。漢方医学などはその世界で、要素分解的細胞医学でなおらないものが 漢方で治るのはそのためです。(ちなみに今日本で漢方が見直されていますが、理論的な面では 漢方を西洋医学的前提で考えれば理解できず、また非科学的になるものの、実際に治る からです。)』
我が意を得たり! です。 将に私がもう少し言いたかったこと、例えば多くの実験結果から私が思っている「評価者は感度が良くて正確な一人で良い」とか迄、的確に「既に分かり切ったこと」としています。
本書の基本である「自然科学とオカルトとのつなぎ」を信頼性のある説明とするために、『原音の録音の善し悪し等の技術的客観性、好悪によって、それへの感じ方が影響の考慮、「同声相応じ、同気相求む」へのシンパシー』を考慮しつつ、従来純粋自然科学の土俵上で研究を進めます。
-抜粋、ここまで-
全体のまとめ;現代人の、自分自身でも顕示意識はないが感じる漠然とした深いストレスは、人の動物としての進化過程の旧い脳を誰でも持っていて、これが面倒を見てもらってないので生じていると考えています。深い感性のテクノロジーはその面倒見の研究をしている。音の世界では、新・電気音響である。
また、旧い脳≒深い心に迫る研究は、アートの芯に迫るものを作る工学の研究のつもりです。研究開発は、科学的にやっているが、従来方法と相当違うので、本報告の最初のコメントにあるように、「歌で言えば、一旦“詩”にして見えるようにして説明してわかってもらう」方法で、一般人から離れないように、やって行こうと思います。
あとがき;STAP細胞の発見について、小保方さんが攻撃されていますが、大変な苦労で、次元が違う全く新しい可能性を探したのだ、偉い! サンプルが一個できればよい。再現性云々の攻撃は、的外れだ。日本の科学工学の狭量さを感じます。新・電気音響研究で、宮原が同じようなものを学会から感じてきました。

註(*);Wikipediaより、
ヴァイオリン属楽器でのフラジオレット;
弦を指板にまで押さえつけず軽く触れる程度で弾くと、触れた箇所を節とする倍音だけが鳴る(触れた箇所が腹となる振動が抑制される)。これがフラジオレット奏法である。音によっては、高次倍音が通常の奏法より発生せず純音に近い音になるものも見受けられる。中音と高音におけるフラジオレットの特色は異なり、中音におけるフラジオレットは噪音の領域ともみなされるサラサラという高次倍音を僅かに含む柔和な音色が特徴であるが、高音におけるフラジオレットは通常の奏法による高音よりも柔和な音色で、中音におけるフラジオレットのようには多くの噪音を含まず、透明感のある魅惑的な美音を聴く者に印象づける表現力を有している。この奏法を楽譜上で示す記号は、○を音符の「玉」の「棒」とは反対側に添える。

研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告
芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催
日時;2014, 2/23(日), 14:00~17:00 参加者:6名
場所;品川区広町1-5-28 、ものつくり工場402 HMラボ。アクセスは上記URLにあり。

ここ2カ月で、再生音の音質の良さのCD盤の重量依存の大発見の再確認実験を行った。
1、最適重量が、15.0g、15.5gr、16.0g、16.5gの4機種で、CD盤に真鍮円盤錘を付加して各プレーヤー毎に重さを最適化し、音を評価実験した。
「深い感性の研究が要求する音質の最低基準を確保する、胸に沁み込む音、漂う空気感の再現」が明らかに改善された。加えて、より高度の音質の“ふかぶかさ”、“歌う感じ”、等の改善があることを確認した。本大発見は、まさに驚くほどの音質の大改善がある。
重量を最適化しない場合に比して、胸に沁み込む音、漂う空気感はもとより、総合音質でも、7段階比較評価の、“+3”(非常に良い)以上の改善を再確認した。

2、「ADOROG/RACIELA SUSANA \3500 1983年、を中心に評価実験した。それは、
『CDが世に出たのが1982年秋ですので、黎明期の工場で製造されています。当時の東芝は、小田原工場でCDを製造しており、1980年代の東芝EMIのプレスは、評判が良いです。多分、製造コストよりも、規格適合のディスクを製造するために、アルミの膜圧や、ポリカーボネードの厚さ、透過率等など、余裕をもったつくりに なっているのではないかと思います。この後、EMIの工場では、国内盤のEMI CLASSICSや、DECCAなどのディスクがプレスされるようになっていきますので、その製造技術の原点なのではないかと思います。そして、アナログ盤の音がリファレンスの時代でしょうから、ダイナミックレンジを広く取った音ではないかと想像しています。』(コロンビア社の冬木さんに、ご教示頂いた)。
なるほど、このCDの音質を比喩的に表現すれば、新・電気音響の装置で再生して、「最近のCDは子供に対して大人」である。

3、次に上記2、のCD盤(重さを最適に調整)の音とLPの再生音の比較実験を行ってみた。東芝プロユースシリーズのLPである。同じ演奏と思われる。その結果は、LP再生音よりCD再生音の方が、「オーバーオールでも、録音編集時にかなりいじられた音の忠実な再現性」と言う意味でも、良かった。原音が生音より相当いじられて(生の情報が失われ、また無理な強調がされて)新・電気音響的に言えば、音が悪くなっていたと推測される。(LPよりCDの方が、音が良かった例が過去にあった。鮫嶋由美子の日本の歌シリーズである。これは、PCM録音の音源をLPとCDにしていた。)

4、試作2:「高音を主とした微妙な音は、スピーカーコーンの中心部が放射し、低音は、コーン紙全体で放射すると言う、非線形の動作をするコーンのスピーカー」を評価した。前回研究会で行った試作1:“柔軟なコーン紙で、かつパルプが柔軟な場合”は成功であったが、今回の試作2では、コーン紙が硬く、柔軟性がなく、破れてしまい、うまくいかなかった。「コーン紙が柔らかく柔軟性があると言う性質」は、本質的に重要な性質であり、過去の銘器を調べても正しそうである。

5、Extra HI System M ver.3 は、修理オーバーホールが進み、低音アンプでwooferのみをフルレンジスピーカーとして鳴らしてみた。「超強力アルニコマグネット、軽いコーン紙など、最高度のユニット」として作っているので、「これだけでも使えるんじゃないか」評価を得た。しかし、“胸に沁み込む音”、“漂う空気感“再現は無理であり、そのためには高音域の情報が不可欠であることを再認識させられた。
以上。 http://niz237gt.sakura.ne.jp/hmlab/
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)予告)
日時;2014, 2/23(日), 14:00~16:30 参加費;無料 http://niz237gt.sakura.ne.jp/hmlab/
芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催

場所;品川区広町1-5-28 、ものつくり工場402 HMラボ。アクセスは上記URLにあり。

ここ2カ月で、再生音の音質の良さのCD盤の重量依存の 大発見で、CD盤の音の違いについての、過去のいろいろな疑問(評判の良いCD盤なのに音が良くない、同じレーベルのCD盤なのに音の良し悪しがある、etc.)が明らかになりました。その後、真鍮製の円盤錘を種々作りfollow実験研究中です。以下の評価実験、ディスカッションをします。
1、錘の製作精度による音質改善度の違い
2、音質が改善されたので、CD player の違いによる再現音質の違い。
ポイント:デジタル電源とアナログ電源の音質の違い、アドロの1982CD盤を入手)、等。
3、Extra HI System M ver.3 修理、改修終了しましたので、その他のディスカッションもします。
★出席者は、ご連絡お願いします。→hmlabgm@gmail.com 宮原
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

深い感性のテクノロジー研究会(感性オーディオ研究会)報告,2014, 1/26(日)宮原
芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催
日時;14:00~17:30 参加者:熟練者5名(評価者)
場所;品川区広町1-5-28 、ものつくり工場402 HMラボ。

2013,12/22,29研究会での大発見:再生音の音質のCD盤の重量依存の詳細評価実験を行った。
結果;CD盤の音を良くする、過去の主としてパルス読み出しヶ所のみの注目の、光の反射関連の各社の実験があった。今回、それよりはるかに音質に関係する大きい問題を発見した。
それは、回転振動系としての可動部分に、CD盤が含まれているから、その質量mが、最適制御モードに関係し、有名な二次制御理論のζ≒0.7の最適運動追従モードになるようにすればよい(測定していないので、らしい と書く)を発見した。考察⇒結果として、読み出しパルスの波形のjitterが少なくなる。
過去のいろいろな疑問(評判の良いCD盤なのに音が良くない、同じレーベルのCD盤なのに音の良し悪しがある、etc.)が明らかになりました。前者は[CDプレーヤー毎に最適のCD重量がある]、後者は[同じレーベルでも重量の違いがある]、が分かりました!世界で初めての発見です。
⇒これまでの多くの、CDの音の良さを求めるレーザー光を主とした読み出しの検討は、「群盲象を評す」のようです。 筆者は、JAIST時に、「CD盤の光特性ではなく重量が関係する」ことを発表していますが、そこまで行っていたのに、ζ≒0.7の最適運動追従モードに気が付きませんでした。
この問題が解決されたので、これまでの多くの、「CDの音の良さを求めるレーザー光を主とした読み出しの検討結果」が生きます。でも、この効果は、今回得られた“CDプレーヤー毎に最適のCD重量に合わせる”で得られる効果の一桁下です。各社はCD盤重量に音質最適化したCD playerで実験したのでしょうね?
結論; プレーヤ-のアクチュエータの mを微調整し、最重量CD盤(17g位)で音質最高に調整する。これより軽いCD盤には、ドーナツ形状の薄い錘円盤を乗せて、総重量が17gになるようにする。7段階比較評価で+2(良い)~+3(非常に良い)結果を得た。 誤差0.5gではNG.

★CD盤の振動による、音質回復(restoration)については、より大きな問題として、今後研究します。
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

深い感性のテクノロジー研究会報告2013,12/31 報告者:宮原 誠

併催;新設の芸術科学会の“感性オーディオシステム研究会”第1回研究会:兼クリスマスコン
サート。 出席者は合計22名。
日時;2013, 12/22(日), 14:00~20:00 &12/29(日)、14:00~18:00
場所; 品川区広町、ものつくり工場アパート402 HMラボ。

まず、本研究会は、「従来学問分類では心理物理学(psychophysics)である; 深く感じる心理要因・量と、物理要因・量の関係を明らかにする。芸術科学会という名称に対応させるならば前者が芸術、後者が科学に各々対応する。大目的は、「こころ のコミュニケーション、深い情緒文化の創成」を意図している」を、明確に説明した。

当日配布した、添付の資料も用いて報告する。(添付資料)
I、
最初に、予備知識の説明をした。新・電気音響論 は「胸に沁み込む音、漂う空気感」という官能評価を発見し、音の良さの尺度(測定器)を得た。官能(perceptible)評価は主観(subjective)評価とは異なり、個性に依らない客観的があり、その科学的尺度を用いて作った理論(仮説)である。
評価基準の「胸に沁み込む音、漂う空気感」再現には、従来無視されてきた「再生音の精密な時間再現(波面生成)」の重要さを発見し、精密な時間調整、ハイQ、により実現している。

1、2人のM1学生、学部学生5人の参加を得て、彼らの研究を始めるにあたっての基本の教示を中心に据える形で進行した。それにより、参加者の既知識の復習もできた。
N君のテーマは「深いとは?」心理物理的に感じる“深さ”が、物理量によって、変わることを知る。
U君は、「足音から人のこころが分かる」 ような研究をしたい希望があり、音を身体で聴くと言うことはどういうことかを知る。ハードウエアーの変化で、“伝わるもの”まで影響することを、驚きを持って知った。特にAC100V電源極性の極性が“胸に沁み込み”感を変えることを知って驚いたようだ。
29日出席の学部学生5名は、これまでの、理解して覚える(teaching)受け身の立場から、未知のことに自らの叡智を総動員して (education)立ち向かうことの重要性を分ってもらったつもりである。

2、これまでに発見した「良い音のための研究の種、芽」を、説明、デモ。殆ど、従来オーディオでの常識と真逆であることを説明、ディスカッションした。(添付資料)

3、CD盤の実験;
「胸に沁み込む音、漂う空気感」の代表例を、デモ、確認。以下、全員同評価。
1, プライスのクリスマスソングで、CD盤へのPrintの違いによって、音質が大きく異なることを確認した。紙ケース入りの普及盤にもかかわらず、米国から直送のCDの方が、はるかに音が良かった。特に“漂う空気感”が失われていない。
2、テストに使っている選ばれた高音質録音のオリジナルCDと、宮原がそのディジタル歪除去を意図してコピーした盤(符号は変えていない)の比較で、後者が良かった。特に“胸に沁み込む感”が優れていた。これまでの研究では、originalのCDの出来が良い場合、コピーした方が音が良いと言うことはなかった。 よって、研究会後、プレーヤーを変えて、宮原が再評価実験した。
新発見!があった。それは、CD playerの音質最良状態のアクチュエータ質量: mは、CD盤の重量依存性あるのだ! 研究会後測定した;Original盤は16.34gr。コピーに用いたCDR:SPMPT80は、15.55gr。当日用いたプレーヤーB/O CDX(改)は、SPMPT80に最適に、アクチュエータの mを調整していた。だからこちらの方が音が良かったのだ!研究会後、Original盤に mを最適化した場合、original盤の方が“胸に沁み込む音”、”漂う空気感“共に良かった。更に研究中。

4、スピーカーに関して下記を、実験試料を基に、知識を持っている人達と、確認した。
1, 総合音質と高調波歪と音質の関係は弱い。
2,総合音質は、従来常識:“周波数帯域広くピークディプが少ないこと”、との関係は薄い。
ネットワークのクロスオーバー周波数での位相逆転は間違い。
3,周波数特性を平坦に無理に低域迄伸ばすのはNG。
4,複合スピーカーは、「電力f 特フラットで良い」は違う。波面を壊すものはNG。
3 wayユニット配置: 低、中、高ユニット前後位置0.1mm精度でセットの必要。
全帯域において群遅延時間を平坦に。
5,バスレフ調整標準の、f1、f2のインピーダンスを等しくするはNG。
-以下は、新・電気音響で特に要求される。-
6,低音共振周波数は、f2インピーダンスが100オーム以上必要。
スピーカーは、ローQo特性が必要。OverallでハイQであることが不可欠。
7,強い磁石のみではなく、磁気抵抗が低い磁石が必要。
8, 聴覚は位相に敏感。気配、雰囲気は波面で感じる。ステレオは音の大きさ(パワー)
による音像音場再現で、波面再生で無いから問題外。波面再現では、球面波再現より、
平面波が基本。
9, SPのセンターキャップ、ボビンの改造.の効果が大きい。
10, 以下の試作品を評価した。
宮原の主張:「従来常識の“振動板はピストン運動”は間違いであり、分割振動だ」。→a,従来sp、b,従来品だが目的に近いsp、c, bを分割振動するよう改造したsp、の3種の比較。
★目から鱗の音質改善があった。改造品は従来品に比して、胸に沁み込む感で+3(非常に良い)将にコロンブスの卵的発明である。それは更に発展させる。

5、LP,CD の比較
・復習;山口百恵の 秋桜(コスモス)は、LPの音がCDの音に比して、結婚前の娘が初老の父を想う気持ちが切々と伝わることを確認。ハイレベルの、胸に沁み込む感で“+3”.
・新入手; マイルスデビスのA’round Midnight の真夜中の怖いような雰囲気再現をテストした。結果は、良くできたCDとの評を専門家からもらったように80点、LPの音は雰囲気怖さとも、LPとして60点、良くなかった。良くできたLPの場合にのみ「LPが優れている」と言えることの確認であった。
・タイからの留学生は、“やさしくニュアンスが再生できるが立ち上がりがもう一つ”のものと、“立ち上がりが良いがニュアンス再現がもう一つ”の2種のカートリッジに対して、「全面的に前者が良い」と評価した。日本人は平均として前者が30%、後者が70%の使われ方であるのに比して。
考察;2つのLPカートリッジは音質再現が完全なものではなく、上記の特徴がある。そのどちらを取るかの重みに関しての“主観評価”が、日本人と異なるのだと思う。なお、この主観評価に関しては、日本人でも個人差がある。 (強調:官能評価は客観的で個人差がないのに比して)

II、トロンボーン奏者が、マウスピースを使わず、唇の形を変えただけで、「音階を演奏した録音」を聴き、2種の録音器の性能評価をした。響きの大きなスタジオ用マイクPROJECT B2の”空間感”が、新・電気音響で表現したい音場感を作ることに合っていることを確認した。添付写真はこれを聴いた時の参加者の様子。(唇だけで必死に演奏しているので)

III、今年亡くなった天才歌手:藤圭子の渋谷公会堂ライブ1970のLPを聴いた。好評であった。藝大出身のプロの音楽家が、具体的に、「こういうところがうまい」と説明してくれた。

IV、むすび
「観察結果→”高音質のための本質”を発見する」のディスカッション」に至らなかった。時間をかけて、宮原が自らの発見結果を説明するのではなく、学生が自ら発見するようにして行きたい。
★“兼クリスマスコンサート”は時間が足りなくできなかったので、12月29日14:00~ に22日に参加できなかった人に参加してもらい2度目の研究会 を行った。上記、3の2は、22日の結果に加えて、mを変える実験を眼前で行い、驚愕的新事実と確認した。4の10★についても、驚きを持って事実を確認した。(スピーカーコーン紙を座屈:破壊させる。目的意識があるからやった)
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

・photo 2013, 12/22萩谷先生が、唇楽器で、演奏を頑張っているのを聴いている時。
(Extra HI System M ver.1) (個人情報故省略)
・photo2 2013, 12/29
(Extra HI System M ver.4) (個人情報故省略)

報告の添付;深い感性のテクノロジー研究会資料

新設 芸術科学会の“感性オーディオシステム研究会”第1回研究会:兼クリスマスコンサート。
芸術科学会、感性工学会・感性工房、中央大学・感性ロボティクス副専攻、HMラボ 共催
日時;2013, 12/22(日), 14:00~16:30 参加費;無料
場所;品川区広町1-5-28 、ものつくり工場アパート402 HMラボ。
主旨;
これまでに発見した「良い音のための研究の種、芽」を、説明、デモ。殆ど従来常識と真逆です。 一見ばらばらな観察結果→”高音質のための本質”を発見する。ディスカッション。
(観察、本質を発見する「方法」は、他の分野でも同。最初の「研究テーマ」は、人生の方向を決)。

新・電気音響論 は「胸に沁み込む音、漂う空気感」という官能評価を、尺度化し、測定器としている。官能(perceptible)評価は客観的であり、主観(subjective)評価とは異なり、人個性に依らない、科学的手法です。

テーマ;
I,若い人のこだわりの無い頭を大切に、従来知識の整理と、確認。
N君、「深いとは?」 心理物理的に 感じる“深さ”が 物理量によって、変わることを確認。
この事実を、どう考え、どう役立てるか?
U君、「音楽の感動は楽譜か、演奏か、一音感激型の音色か」、明確にして研究しよう。
これまでに、我々が得た 人の“深い感動”は“一音感激型の音色”が重要。世間は気付ない
と言うか、世間はまだ研究がそこまで行ってない。(牛はモーツアルトの何に反応するのか?)

1、「胸に沁み込む音、漂う空気感」の代表例を、デモ、確認。
1,CD盤の材質の違い; テストソースで音質と材質の関係
2, Printの違い;O Holley Night, Silent Night, Ave Maria-プライス.
今、つかんでいる要因に注目して、回復(restoration)のある音とない音の比較、ディスカッション。

2、スピーカーに関して; まず、知識の提示すり合わせ、とディスカッション。
1, 総合音質と高調波歪と音質の関係は弱い。
2,総合音質は、従来常識:“周波数帯域広くピークディプが少ないこと”、との関係は薄い。
ネットワークのクロスオーバー周波数での位相逆転は間違い。
3,周波数特性を平坦に無理に低域迄伸ばすのはNG。
4,複合スピーカーは、「電力f 特フラットで良い」は違う。波面を壊すものはNG。
3 wayユニット配置: 低、中、高ユニット前後位置0.1mm精度でセットの必要。
全帯域において群遅延時間を平坦に。
5,バスレフ調整標準の、f1、f2のインピーダンスを等しくするはNG。
6,低音共振周波数は、f2インピーダンスが100オーム以上必要。
スピーカーは、ローQo特性が必要。OverallでハイQであることが不可欠。
(SPのQo≒ 0.7 は違う。 0.3以下が必要。)
7,強い磁石のみではなく、磁気抵抗が低い磁石が必要。
8, 聴覚は位相に敏感。気配、雰囲気は波面で感じる。ステレオは音の大きさ(パワー)
による音像音場再現で、波面再生で無いから問題外。波面再現では、球面波再現より、
平面波が基本。
9,SPのセンターキャップ、ボビンの改造.
10, Hi Fi 再生スピーカーは、従来常識の“振動板はピストン運動”は間違いであり、分割振動だ。→目から鱗の音質改善、発明品をデモ。

3、LP,CD の比較
復習;山口百恵の 秋桜(コスモス)
新入手; マイルスデビスのA’round Midnightの怖い雰囲気は?

II、トロンボーン奏者が、マウスピースを使わず、唇の形を変えただけで、「音階を演奏した録音」を聴き、2種の録音器の性能評価をする。
III、その他、ご希望に応じてディスカッション、デモ。

★15:25 中断 美しい馬の走り:有馬記念を見る -オルフェーブルのラストラン-間違えで見れず
★ 終了(16:30 頃)後、 第九 聴きましょう。
研究会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)


参考;発足決定の前月

2013,11/24 深い感性のテクノロジー研究会報告

(HMラボ、感性工学会・感性工房、共催:中央大学・感性ロボティクス副専攻、) 日時;2013, 11/24(日), 14:00~17:00 場所;品川区広町1-5-28 、ものつくり工場アパート402 HMラボ。

新人の出席はなく、継続出席の人が中心となったので新・電気音響の音としての、“胸に沁み込む音”、“漂う空気感”の官能評価を、市販の目的に合う、種々のCDRで作ったコピーを基に、評価した。

1. 「CD→ハードディスク→CDR」と 4種の音楽用CDRにコピーして実験した。 A:Start-lab製プロ用CDR-80SPMPT 約¥1000 B:Strat lab CDR-A80GP5 5枚 ¥998 C: Victor CD-A80XR 5枚 \545 D: 太陽誘電CDRA80WWY10ST10枚¥880

ハードディスク→CDRコピーの音質は、Aが”劣化なしか、僅か上回る”、であり、次点はB。他は音楽用なのに音質劣化が大きく、7段階評価―2~-3もあった。反射膜メッキのものが、音質が良く、インクジェット印刷のための白などにべっとりインク型は音が悪った。これは盤の振動が関連しているとの我々の過去の知見にも合致している。

2. YAMAHA1300CDR-HDを改造する前に、HDにコピーしたバロック演奏を、改造後の同器で再生し、Pioneer DP-500で、CDR:Bに記録した。HDの音とCDR:Bの音を比較評価した。新・電気音響が重要視する、奥行き感は改善されていたが、バロック、チェンバロなどの、奥行きより、子音再生を含む立ち上がりの良い音を必要とするせいか、総合評価はプラスにはならなかった。

(しかし、後日宮原が、時間をかけて聴いたところ、CDRコピーの方が、音場音像が安定しており、不自然さがないせいか、疲れなく長く聴けた。私にはCDRコピーの方がが良い。)

3. 注目ディスカッション中の、「音の瞬時の立ち上がりの先頭にある、子音がきちんと再現されること!」に注目して、トロンボーン奏者が、マウスピースを使わず、唇の形を変えただけで、「音階等を演奏した録音」を聴き、2種の録音器の性能評価をした。MIC:PROJECT B/1 –録音器:BK II 改 の方が、MIC:COS11-PCM-D1改 の音より、空気感、音場、クリヤー差において、又総合で、はるかに(7段階比較評価で、+2以上)優れていることが確認された。ファントム電源駆動スタジオ用であることと共にに、PROJECT B/I MICが、音場の空間表現など、新・電気音響にマッチした特性を持っているようだ。新・電気音響は、「部屋の中の自分の位置が分かる、暗騒音を含めた音場音像の再現」を重要視している。 その再現が優れている新しい録音器:MIC:PUROJECT B/1 –録音器:BKII改を選び、改良を進める。

4. 20㎝φ同軸シングルコーン型スピーカーを、改造前の従来スピーカーと比較実験した。低音の重心の低さ、高音のシンバルの音など明らかに改善されており、若い2人は改造スピーカーを、良しとした。長年、音楽を聴いてきた人は改造前のオリジナルの音のまとまりを良しとした。再現性能が上がった改造スピーカーの良さを保存して、まとまりの音となるよう再改造する。

5. 「スピーカーはピストン運動だからコーン紙は剛性が強い方が良い」の、従来理論に対して、コーン紙に水を含ませ柔らかくする方法でデモし、間違いであることを示した。若い2人は「目から鱗!」であった。ノウハウ的経験では、コーン紙を指で押した時、柔らかく凹むコーン紙の方が、新・電気音響の音を再現する意味で、音質が良いように思う。 以上 2013, 11/25
研究会会長: 宮原 誠(HMラボ)
担当幹事: 林 正樹(Uppsala University), 三井 実(ものつくり大学)

以上。